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140文字

満たされるほどに空になり、
晴れやかになるほど何処か冷たい風が吹く。

桜が散る様は美しいと感じるのに
始まりで終わりだった。

まるで輪廻のように『またね』なんて言葉を捧げて遠く遠く舞い上がる淡い想いをただ見つめ
手を振る。

それはまるで祈りのような懺悔のような
願いのような、僕の溜息の一欠片。




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