見出し画像

バナナとメロンと私

今、私の目の前にはバナナがある。

バナナを目の前にすると、必ず歌いたい歌がある。

時は1990年代、NHKの番組でやっていた、バナナの兄弟がパジャマを着て、階段から降りてくる番組だ。
うる覚えだが、どうしても、この歌を口ずさんでしまう。

私が、子供の頃のように歌っていると、夫が「なにぶつぶつ言ってるねん。」なんて言ってくるので、バナナで突き刺してやろうかと思う。と言うのは冗談で、夫はこの番組を知らないらしい。悲しいことだ。

その後、私は気になったので、ネットで調べた。それがこの歌詞だ。

「バナナ兄弟 パジャマ着て~ 二人階段 降りてきた~ 仲良し友達 くまさんと~ 鬼ごっこ 大好き つかまえた~」だ。

自分がうる覚えしていたものとは、ちょっと違うが、音程は間違いなくあっている。

そして、このバナナ番組は「バナナインパジャマ」というらしい。

実家にいた頃は、バナナがいつも家にあった。母が好きだったのもあるし、バナナヨーグルトが癌に良いと言われていたからかもしれない。
私から見たバナナと言えば、昔は喉が痒くなるので苦手な食べ物だった。
体にいいと分かっていても、食べると喉が痒くなるので、たま~に食べていた。
ある時、私の中で、健康に目覚めた時があった。その時に、バナナは健康に良いのだから、なんとかたべなければならないと思い、色々と工夫して食べた。今思えば、何かしらのアレルギー反応なんじゃないかと思うけど、食べやすい食べ方をこの時に見つけた。

①ヨーグルトに入れて食べる。
ヨーグルトでバナナをコーティングすることで、喉の痒みが和らいだ。
②あまり熟れていない硬めのバナナを選ぶ。
そのまま食べた時に、あまり熟れていない硬めのバナナだとあまり痒くならないと感じた。

これは、個人の感想なので、あまり参考にはしてほしくないが、私はこうして、バナナが食べられるようになった。

今では、月に1~2回バナナを買い、はちみつと一緒にヨーグルトに入れて食べている。(基本的にはブルーベリーが多い)
たま~に食べるという習慣はなかなか抜けないのである。しかし、2人暮らしだと、ひと房買うと、しばらくバナナ続きとなる。小食の私は、パンとバナナ1本は、多くてとても食べられないので、バナナ1本を夫と半分にして食べている。

同じ症状としては、メロンを食べても喉が痒くなるので、メロンはどうしても食べられないでいる。

メロンと言えば高級品だ。実家にいる頃、たまーに、メロンが食卓に出てくる。その度、私は喉が痒くなるから要らないと言う。
しかし、メロンに限っては、残しても喜ばれるのだ。メロン以外の物なら、ちょっと無理しても食べなさいという雰囲気になるのに、メロンだけはあっさり受け入れられた。「こんな美味しい物いらないの?」と言われるが、喉が痒くなるメロンは、全く美味しいとは思わない。
皆が美味しそうにメロンを食べる中、私は「そんな喉が痒くなるだけのもの、よく食べられるな。」と、まるで変なものを見るような目で見ていた。

メロンだけは攻略法がないまま断念してしまった。
しかし、健康に良いとは、まだ聞いたことがないので、食べられなくても別にいいか。と思っている。

この記事が参加している募集

今こんな気分

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?