さりい

メメントモリ 貴方の取り巻く世界まるっと抱きしめたい

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最近の記事

踊る=心を動かす

もう何年振りかもわからないくらい久しぶりに ダンスを習いに行って気づいたことを 備忘録として。 初めてコンテンポラリーというジャンル。 元々小学生の時バレエジャズ、 中学3年生からポップというジャンルをしていて ずっと先生からあなたはコンテンポラリーが 向いてると言われ続けてて謎だった。 向いてる理由が少しわかった気がする。 私は脳でも体でもなく心で踊ってる。 今まで踊る仕事はその時選んだ曲で その時の感情で踊ることが多くて なーんにも用意していかず、

    • 母との思い出を抱きしめる

      ー大好きな母に捧ぐー 母の亡くなった日からもう10年が経った。 もう10年、まだ10年、どっちだろう。 あの時私は17歳で高校3年生の春、 これから進路という大きな決断に迫られてる時 静かに家庭崩壊した。 母という存在は家族の中で大きくて 絆創膏のような役目をしていたんだと 今になって感じる。 母のことで家族全員が振り回されたけど、 だからこそ家族として団結してた。 絆創膏がなくなってしまって傷がひらいた。 高3の半分は家に帰らず 姉の家から、友達の

      • 与え与えられ論争

        「こんなけやったのに!」 私はこの精神すごくダサいと思ってて。 たまに自分がそうなってると違うぞ!って 軌道修正する。 与えられなかったことを数えても仕方なくて、 与えられたことを数えてみよう。 そして与えて欲しかったら 先に与えよう。 私の大事にしてる精神の一つ。 と言っても気まぐれなのでこれして欲しい!とか ワガママ言ったりもする。女の子だもん。 長年一緒にいた元旦那さんと別れる時、 お互い精神の削ぎ合いをしていることに気づいて 違う!私は7年弱

        • 春が好きだけれど。

          今朝通勤路に咲く桜を見上げながら コーヒーを飲んでて大切なことを思い出した。 新学期、新年度。 何かに区切りをつけたり 何か新しく始めなきゃとか、 何かステップアップしなきゃと気持ちが急ぐ。 それが自分の中でプレッシャーになって ストレスを感じ始めたりする時期でもある。 私も元旦や4月1日になると 何か目標を決めたり、新しく始めたりしようと 奮闘してきた。 悪いことじゃない、 決心することはとっても良いこと。 けれど、そんなにぐっと成長しようとしなく

        踊る=心を動かす

          悲しみに背を向けない

          以前産後うつを書いた記事を更新した時から 少し立ち上がった私。 ↓産後うつに向き合う記事 立ち直り方を一つ振り返ってみる。 私は悲しみに背を向けない。 しっかりと抱きしめる。 悲しみの根源を誤魔化しても 変わらずまた表面化する時が来ると思うから。 悲しんだ時は何故こんなにも悲しいのか 自分の心を探ってみる。 また次同じような出来事が起こった時、 向き合い方を学んでいれば 少し立ち直るのが早くなるのかもしれない。 環境がダメならば少し変えてみたり、

          悲しみに背を向けない

          「PERFECT DAYS」から感じる光

          また日本語の美しさにうっとりした。 "木漏れ日" 日本語しかない単語。 光と影の混在。同じ瞬間は2度とない。 美しい木漏れ日を映像の力で教えてくれる。 そんな映画だった。 noteにしっかり感想を書こうとしてるけれど この映画は映像、音楽、細かい演技で 言語化できない感覚を感じて欲しい。 それが生活の中での小さな幸せで それに気づく気づかないで 同じ生活でも全然違ってくる。 もう少し顔を上げて自分の人生の"今"に 耳を傾けてみようと思う、そんな映画。

          「PERFECT DAYS」から感じる光

          母は強いと言う言葉の呪い

          母になる人、なった人一度は言われたことがある 言葉だと思う。 「母は強いね〜」って 妊娠中から終わりの見えない悪阻に耐え、 過酷な出産に耐え、 ブラック企業さながらのタイトな育児に耐え、 それを聞いた周りの人たちは言うんです。 私はこの言葉を呪いだと感じる。 強くなければいけないと言われてると。 逃げられないから強制的に強くならざるおえないのに。 変わっていく体とホルモンバランスに 嫌でも向き合わないとだし、 陣痛中に一旦ストップ!休憩!ってできない。

          母は強いと言う言葉の呪い

          心の風邪ひきっぱなし

          産後うつと診断されて1年半経ったかな。 ゆっくり向き合ってきた記録を残そうではないか。 ※とにかく暗いけど前向き、苦手な人はそっと閉じてね 心の風邪引いてるんです、ずっとずっと。 人に弱さを見せるのがとっても怖かった。 今は少し見せれるようになったけど、 私に対して関わり方が変わるかもと思うと 怖くて怖くてずっと見せないようにしてきた。 私自身今まで鬱になった人と関わる時、 何が引き金になるかわからないから 言葉を選んで会話してた。 私の周りの人にそうな

          心の風邪ひきっぱなし

          哀れなるものたち

          まだ今年は始まったばかりだけど、 間違いなく今年一番の映画と言っていい "哀れなるものたち" 演技もセットも衣装も音楽も作り込まれ方が 尋常じゃない。 「映画ファンが"本物の映画"ともっと出会う機会を」 テーマにしているスタジオ、 サーチライト・ピクチャーズが作っているだけあって まさに"本物の映画"だった。 10日ほど前に「女王陛下のお気に入り」を観て、 監督ヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーンは 混ぜるな危険だということを予習してた。 なのに持っ

          哀れなるものたち

          時が物事を美しくさせる

          時間が経つにつれて美化させていく。 人は思い出を都合のいいように改ざんしたりする。 嫌で別れたはずの彼の思い出も 思い出すのは贈ってくれた花や言葉で、 ずっと何かで喧嘩していたけれど その何かはもうすっかり思い出せない。 私は時折生きる時代を間違えたと言う。 ファッションもアートも はるか昔のものが好きだから。 芸術の巨匠達が生きた時代に生きたかったと 何度も何度も想ったり、 今の流行に野暮ったさを感じ ヴィンテージショップでドレスを探したり。 でも

          時が物事を美しくさせる

          自己表現に取り憑かれてる

          深い記憶。 私はソファーで飛び跳ねながら歌って踊る。 その時の気持ちを即興で歌って踊る。 私の自己表現の始まり。 恐らくお話しできたり踊れるようになった時から ずっとしている自己表現のやり方で ディズニープリンセスが自分の気持ちを 歌に乗せてるのを観て真似し始めた。 ママに見てほしかった。 かわいいね、上手だねって言ってほしかった。 ママへのアピール方法として自己表現を覚えた。 私はその時3人兄弟の真ん中で (今は5人兄弟のど真ん中) 一番気にかけて

          自己表現に取り憑かれてる

          考えることを止めない

          考える、深く深く。 今私はなぜこう感じたか、 相手はどう感じたか、 考えて考えて汲み取る。 絵画を見るときのように 俳句を見て情景を思い浮かべるように 人がどう感じたか考えたい。 私は大袈裟で重く考えすぎな人間である。 でもそれが最大の自分の良さだと自負してる。 何も考えてない方が楽なのかもしれない。 そんな事ずっと前からわかってる。 でもその選択肢は私にはないの。 私の頭の中は常にぐるぐる考えを張り巡らしてて 考えを止めるには軽い考え事を持ってこな

          考えることを止めない

          食べて、祈って、また恋をして

          今私はジュリア・ロバーツブームで 年始から彼女の出演映画を3本観た。 「ノッティングヒルの恋人」 「食べて、祈って、また恋をして」 「プリティーウーマン」 王道なラブストーリー。 全て愛に奮闘する女性の役なのに どれも被らない女性でナチュラルな演技に 脱帽する。 特に「食べて、祈って、また恋をして」は 今20代後半で自分探しをしてる私には 刺さる言葉がたくさんあって 人生をシーズン2に切り替えるタイミングに ちょうどいい作品。 たくさん素敵な言葉が

          食べて、祈って、また恋をして

          すべて知りたい

          私はこの世の中で興味あること好きなことの 全てを知りたい。 例えば好きになった作品があったら 作品を全て観るだけじゃ飽き足らず、 作者のインタビュー記事、生い立ち、 影響された作品、全て知りたい。 何度も脳を覗きたいと思った。 知らないことを知るたびに心が満たされてく。 潤う。そしてもっともっと知りたいと欲を出す。 エヴァンゲリオンが好きすぎて 聖書を勉強したこともある。 無論、私は無宗教。全く刺さらなかった。 好きな人に対してはスケジュールはもちろん

          すべて知りたい

          優しい日常を愛してるけれどスリルが私を求める

          「優しい日常を愛してるけれど、 スリルが私を求める」 二時間だけのバカンスという曲の好きな歌詞。 私は息子との優しい日常を愛してるし、 私にとって確実に欠かせないけれど たまにヒリヒリした非日常も味わいたい。 欲張りは身を滅ぼすというように 日常とのバランスが大切。 少し足りないくらいが次の楽しみになる。 次の楽しみのために日常を丁寧に過ごしてみる。 少し刺激的なスリルで私は息抜きをして 自分を保ってる。 よく考えれば昔から刺激がないと自分を保てなくて

          優しい日常を愛してるけれどスリルが私を求める

          記憶に残る香り

          ー大好きな母に捧ぐー 自分の1番古い記憶ってなに? 私は母のクローゼットに隠れてる記憶。 ここが1人になれて母の香水の匂いがして この世の中で1番落ち着く場所だったから。 サンタさんが親だと知ったのもクローゼット。 プレゼントを母は大事にクローゼットに隠していた。 母のクローゼットはすごかった。 毛皮の重厚感のあるコートが何枚もあったり 狐の剥製のマフラーがあったり ふわふわで微かに残る香水の匂い。 衣替えの時期になるとクリーニングに出して ビニールに

          記憶に残る香り