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日曜日の夜に。あの子になりたかった36歳子なし夫婦の変化と宇多田ヒカルさんのひと言。

アイスコーヒーがおいしい季節になってきました。
お気に入りのグラスで、アイスカフェオレにしてグイっと飲むのもまたいい。
自分で道具をそろえて一から淹れるのに憧れもしますし、コーヒーメーカーを買おうか本気で迷ったこともありましたが、今はまだドリップコーヒーやスジャータのアイスコーヒーで十分に満足できているのでこれはこれで満足です。
豆にこだわりだしたら、それこそ止まらなくなりそうで。
極めたいわけではありませんが、こだわるといいものはたくさん出てくるのでほどほどに。でも、『知りたい!』と思う気持ちや『欲しい!』と思う純粋な気持ちは人生に喜びを与えてくれますし、代用できるものがないか?や他に楽しみ方はあるか?などよく吟味して考えたいものです。
一番は実際に買ってみることですが、欲しいものという無限にあるものを全て購入して試すことはとてもじゃないけれどできませんもんね。

前置きが長くなりました。
どうも。ざらめ煎餅のおいしさに目覚めて。です。

4月18日(木)22:00~NHK MUSIC SPECIALに
宇多田ヒカルさんが出演されていたのはご存じですか?

たまたまテレビをつけていたら『traveling』『光』が流れてきまして、
ついつい聞き入ってしまった訳です。
デビュー当時、その音楽センスに惚れて何度も聴いていました。
中でもざらめは『time will tell』と『distance』がお気に入りでした。

宇多田ヒカルさんは、トークもスペシャルだと思っているので楽しく番組を拝見していたのですが『質問コーナー』が特によかった。

とある男性の方が、『宇多田さんは、今まで生きてきた中で手に入らなかったものはありますか?』と質問。

それに対して『物理的にとかじゃなくて、もっと広い意味でですよね?』と、具体的にこれが手に入らなかった、というアンサーがあったわけではないのですが

手に入ったからいい、とか手に入らなかったから悪いとかじゃなくて例え手に入らなかったとしてもそのことが心や自分自身を豊かにしてくれたり、その事実が巡りにめぐってある日突然、形を変えてやってくることがある』というようなことを話していて

やはりスターがいうことには説得力があるな、と思ったわけです。

大人になるって、子どもの頃は特別なことだったはずなのに。

いつの間にか、手に入らなかったもの・諦めたものが増え過ぎてしまって
はじめは悔しくて悲しくて、どうしても諦めきれなかった心があったはずなのにその感覚を忘れるんじゃなくて、またかと慣れてしまうようになる。

真剣に、まじめに、ものごとと向き合ってばかりいたらつぶれちゃうんですよね。どこかでしなやかさがないと、ポキッと折れてしまうのです。

許し、許され、気にしないの精神は、水に流すことに通じることを感じている36歳。

前に進んでいる実感が欲しいとずっと思っていました。

ある時から、立ち止まったままで全く変わっていない自分にいつも焦りを感じていました。
あの頃なりたかったのは確かに、『子どものいるあの子』だったし『お金持ちの彼氏がいるあの子』だったし『優しい両親に恵まれているあの子』だったし『昔から頭のいいあの子』でした。

でも気づいたんです。

ざらめは、他の誰かになりたいのではなく、今よりも5%努力している自分になりたい。
ひと山越え、ふた山越え。思っていたよりも、ざらめはざらめ自身のことに興味があって、関心があって、結局のところ自分が好きじゃん?と気づいたわけです。

何者かになりたかったざらめは、きっと何者にもなれないことを薄々感じながら生きています。

だが、それがいい。

これからも、ご機嫌に暮らしていく。
そのためのイロハさえ知っていれば、心を満たしていけるはず。

毒を吐きたい日もある。
にょきにょきと嫉妬心が芽生えることもある。
面白くないなぁ~と思うこともある。

そんな気持ちも味わい尽くして味わい尽くして、心はまぁるくいたいものです。



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