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自分の居場所を作りたいなら

自分には「居場所」が無いと感じ、それを欲している人によく会う。

聞けば、その人たちの言う「居場所」というのは、
ありのままの自分を無条件に受け入れてもらえて、
存在そのものを必要としてもらえて、
なおかつ自分がそこにいることを許されている
と感じられる場所のことだという。

興味深いのは、
住む家も、働く場所もあり、
夫や子どもも友人と呼べる人もいるのに、
「居場所がない」と感じる人がいるということだ。
物理的に身を置く場所や属するコミュニティが
たくさんあるにもかかわらず、
どれも自分の「居場所」とは感じられないという。
だから、「居場所」を探してさまよう。
自分を受け入れてくれそうなコミュニティを探して、
セミナーとかお茶会とかに参加したりする。

でも、その人たちに必要なのは、
「自分の心の中に居場所を作る」ことだろうと思う。

「居場所」がないと感じている人は、
夫の稼ぎで暮らしている自分に引け目を感じて、
夫に意見を全く言えないとか言いなりになっているとか、
ママ友の誘いを断って機嫌を損ねるのが恐くて、
気乗りしない誘いでも無理して参加するとか、
相手の機嫌に合わせて、自分の本音を抑えている人が多い。
自ら本音を抑え込んで、素の自分を隠し、
自然体の自分で振る舞うことを禁じている。

それは、自分の心の中に
「ありのままの自分」が存在できるスペースを
作っていないということだし、
自分が人生において「ありのままの自分」として
振る舞うことを許していないということだ。
だから、どこに行っても、「ありのまま」でいられない。
それが、どこにも「居場所」がないという感覚を作り出している。

だから「居場所」が欲しいなら、
まずは自分の心の中に
「ありのままの自分の居場所」を作ることから始める必要がある。

そうは言っても、いきなり他人の前で本音を言ったり、
自分のやりたいように振る舞うというのはハードルが高いだろう。
それが出来てたら、そもそも「居場所がない」なんて悩まない。

私は、家の中に「お気に入りのスペース」を
作るところから始めることをお勧めしたい。
自分の部屋がある人は、その部屋を。
そうでない人は、戸棚の1段分とかでいい。
そこを
「自分のお気に入りのもので、見るだけで気持ちがあがる」
スペースにするのだ。

推しの写真やグッズを並べたりするのでもいいし、
パワーストーンが好きならそれを飾ってもいい。
本が好きなら、好きな本で埋め尽くすのでもいい。
とりあえず、自分に与えられた空間を、
「大好き!」と思えるもので埋め尽くすということをしてみるのだ。

それは、あなたの「ありのまま」を表現する場所になり、
その場所を作る作業は自らの「ありのまま」を許す作業になり、
自分の心の中に「ありのままの自分の居場所」を作ることにつながる。

そうして、自分の内側に「居場所」が作れると、
外側にも自然に「居場所」が増えていくはず。
少なくとも、「居場所がない」という感覚は薄れるはずだ。


家のエネルギーをヒーリングしませんか。


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