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他人の不幸は蜜の味なの?

『奥さん体の調子が悪いん?』
近所に住む町内会の男性役員の方からそう聞かれた
『いえ、大丈夫ですけど』と返答すると
『昨年、何度か家に来たけど留守のようだったので』

何が聞きたいのだろうかこの人?

そんなに込み入った話が出来る相手でもないはずなのに
仮に、具合が悪かったとしても
あなたにお話するわけないだろう・・

恐らく、家に来てもいつも留守だった、本当の理由を聞きたいのだろう

『ああ、仕事をしてるからですよ』と答えてみたら
こんな返答でした
『土日に来たら良かったのか・・』
『はああ』そうかもしれません

一昨年、熟年別居をしていた
近所の誰にも分からないように、娘と二人で出て行った
特に親しくしていたご近所さんもいなかった
だから誰かに話す必要なんてないと思っていた

それでも、急に姿が見えなくなった母娘を気にする人もいたようです

人はなぜ、他人のことが気になるのだろうか?
そう言う自分も
ご近所さんのことが気にならない訳ではなかった

【他人の不幸は蜜の味】
これが答えでしょう

何でも興味津々に聞ける人は
ある意味・・尊敬してしまう

気になっても・・
なかなか聞いたりは出来ない

そして何でも噂話は・・怖い!
ストーリーがだんだんと変わっていったりする

たとえ真実を話したとしても
それが、そのまま伝わるとは到底考えられない
だから、のらりくらりと
かわしていくのがベストだと感じているのです。

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