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代打講師その1

今日は某自治体の公民館的施設で、「親と子の絵画教室」という講座で講師業に勤しんだ。

例によって、今週と再来週、レギュラー講師の方が忙しく、「都合のいい男」であるわたしにお声がかかったのである。

もう最近は、全身全霊で都合のいい男をやっているので、もちろん二つ返事で引き受けた。

で、綿密な打ち合わせの末、本日はだいたい1時間前には会場にいて、あれを出したり、これをセッティングしたりと、甲斐甲斐しく準備をしていたのだが、ここで近年稀に見る。アクシデントが起こった。

あろうことか、今週のカリキュラムと再来週の内容が、わたしに入れ替わって伝わっていたのである。

どうも今週の課題は水彩画であるらしいのだが、わたしは言われるまま、再来週の課題であるクロッキーをやるための、鉛筆だのイーゼルなんかを並べていたわけだ。

しかも、まずいことに今週と再来週では受講者の顔ぶれが違うという。

これでは、必殺「課題の順番を入れ替えます」作戦が使えないではないか。

ことに気づいたのが、開始10分ほど前だ。

そこから1時間かけて準備したものを5分でしまい、なおかつ新たな道具を5分で出すという、ミッションインポッシブル的な(まぁ、気持ちスタートは遅れたが)わたしの大活躍は、長く己の記憶に刻み込まれるであろう。

というわけで、よくやったぞ俺。 

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