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懺悔「時短勤務は早く帰宅できていいな」と思っていた自分をぶん殴りたい

世の中に"働き方改革"という風潮がない頃、まだ私は独身で、毎日22時頃まで働いていました。その一方で、時短社員の同僚は16時頃に退社。

正直、「早く帰られて良いな」と思っていました。

いま自分がその立場になったからこそ思うことを綴ろうと思います。

まず初めに、「時短社員は早く帰られて良いな」と思っていたことを謝ります。

ごめんなさい。全然良くないですね。しんどすぎる!!

◆時間を短縮して働く

まず通常なら8時間で働いていたところを私は、6時間勤務に変更してもらいました。
娘の保育園の送迎があるからです。

すると何が起こるかというと、圧倒的に時間が足りないということ。

そもそも私の場合は、育休から復帰する際に、部署異動がありました。

新しく配属された部署の同僚たちは、育休前の私の働きぶりを知らないのです。
そのため、何が起こるかというと、私に対する"信頼はゼロ"

人間関係の構築から始まり、自らの望みではないにもかかわらず、新しい業務をイチから覚え、試行錯誤しながら進める日々。

未就学児と生活していると自分の時間なんて取れないので、往復の電車の中で必死に勉強しました

さらに、大変だと思うことがあります。

それは今日出社できたからと言って、明日は出社できるかは分からないということです

なぜなら、子どもがいつケガをするか、病気になるか、予測なんてつかないからです。

出社した直後に、保育園からの呼び出しがあるかもしれません。

私は、「今できるコトを最大限行う」ことを目標に掲げて、がむしゃらに働きます

期日が先だろうがなんだろうが、私には関係ありません。3つ~4つ、いや5~6つの案件は同時並行です。(その中で優先順位はつけていますが。)

常に脳内はフル回転。
帰宅する頃には、全速力で走りきったような疲労感が襲ってきました

◆昼休憩でコミュニケーション

昼休憩があるからといって、自分時間を満喫できるとは思っていません。なぜなら同僚とコミュニケーションできる唯一の時間だからです。

未就学児を育てているので、仕事後に会社が主宰する食事会は悉く参加できません。会社行事に関係なく行われる飲み会も。

仕事中は私語厳禁なので、同僚とプライベートな話をできる機会がない私にとって、昼休憩は絶好のチャンス。

仕事の予定を組むように、同僚との予定を組み、1ヶ月先までギッシリ詰まっています(笑)

◆帰宅後が本番

仕事が終わったら、ひと休みできるなんて大間違い。
ここからが一日の本番です!

18:00 保育園のお迎えに滑り込みセーフ
18:30 晩御飯・風呂
19:30 片付け
20:00 絵本の読み聞かせ
20:30 子どもを寝かしつけながら寝落ちしてしまう

え?
自分の時間は一体どこへ??



仕方ないから早朝に起きる、というような日々を送っています。

◆休むというコト

朝起きて、「今日は子どもが元気そうだから仕事に行ける」と思って準備。

するとさっきまで元気だったわが子がぐったりしています

「え?大丈夫?」

熱があります。

職場に連絡してお休みを頂き、引継ぎの連絡をして病院へ。
帰宅したら、職場に状況報告。
すみませんすみませんと謝罪。

同僚に、毎度引き継いでばかりもいられないので、翌日に回せるものは回して、明日の自分の首を絞めます

でも仕事の代わりはいるけれど、母親の代わりはいないから仕方ありません。

今日は一日、子どもの看病をしながら、ゆっくり過ごそう。そう覚悟を決めた矢先、薬を飲んだら復活する子ども

一方、疲労感でいっぱいな、私

元気な子供と一日家に閉じこもっていないといけないなんて、なんの苦行なのだ?!と思ったことは、一度や二度とではありません。(笑)

◆なぜ働くのか?

「私は何のために働くのだろう?」と思う時があります。正直、夫の給料が2倍になったらこうまでして働きません(笑)

時折、上司から「将来どうなりたい?」と聞かれます。

でも私がやりたい仕事は、この部署にはありません。育休明けに、たまたま配属された部署なのだから。

子どもがいて、突発的に休み、労働時間も短い私

この部署に拾ってもらい働かせてもらえていることには感謝しています。(育休復帰ができなかったママ友を見てきたからこそ。)

職場復帰が叶ったから、娘は激戦区の保育園に入れて、「楽しい」と言いながら通っています

でも私のやりたい仕事は他にあるのです。
それをいまの直属の上司に言えるでしょうか?



いや、言えません。

いつかやりたい仕事がある、そう思っているうちに、もう33歳

子どもがいて、時短勤務だと転職するのも不利なのです。

「未就学児を育てながら働く」って、難しいですね。

◆最後に

私の考えを述べさせてください。
時短勤務が"特別"だから肩身の狭い思いをするのだと思います。

みんなが16時退社にしませんか?

事務職なら可能だと思います。
営業職などのサービス業は難しいかもしれませんが。(ちなみにフィンランドでは、大多数の人が8~16時勤務らしいです。)

それだと仕事の成果が上げられないと言う人に伝えたいのです。

工夫次第で成果は上げられます。
なぜなら時短勤務社員は、短い時間で成果を出しているのだから。

・長時間のミーティングをしていませんか?
・不必要な業務をしていませんか?
・効率化できる業務をだらだらしていませんか?
・システム化できる業務を手作業でしていませんか?

時短勤務が特別ではなく、みんなが仕事だけでなく家族や親しい人との時間、自分の時間を持てるように変わっていけたら良いと思います。

もちろん長く働きたい人は、それを選べたら良いですよね。

最後までご覧いただきありがとうございます。
Have a good day!
ではまた明日♪

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