臨月3日前に死産した話⑮~産後に拒否反応が出るモノ~
死産をした後から、見れなくなったモノがあります。
以前までは、何気なく見ていたモノなのに。
それを見ると悲しみが押し寄せてくきて、気分が悪くなるのです。
こんにちは。
アラサーでワーママ"あおのうさぎ"です🐰。
心の元気な方は、読み進めてください。
※いま心に余裕がない方は、回れ右でお願いします。※
~第14話はコチラ~
産声のない出産、その後
◆会議室
死産後、すぐに職場復帰しました。
復帰当日、会議があったので参加。
会議室のモニターに映ったあるモノを見て、私は大きなショックを受けました。
それは、新生児の写真です。
ちょうど発表者のデスクトップ画面が映っていたのです。
その方はお子さんが生まれたばかり。
嬉しくて、可愛くて、愛しくて、自分のデスクトップ画像をご自身の子どもの写真にしていたのでしょう。
でも私はショックを受けたとともに、死産の経験がフラッシュバックして吐きそうになりました。
まさか他人の子どもの写真を見て、吐き気をもよおすコトになるとは…。
◆写真
実は死産後、SNSに上がってくる新生児の写真は、すべて受け付けなくなりました。
私にも上に娘(5歳)がいるので、生まれたときにSNSに写真を載せたコトがあります。
無神経なコトをしていたと今になって思うようになりました。
新生児の写真は、産声なく生まれた長男を思い出すから、体が強い拒否反応を示すのです。
でもそんなコト、だれにも言えません。
もちろん子どもが元気に生まれたコトは素晴らしいコトです。
その事実は教えてほしい。
心から「おめでとう」と祝福できます。
でも生まれたばかりの子どもの写真は見せないでほしいのです。
悲鳴を上げそうになるから。
自分勝手なのは分かっています。
ですが、子どもが元気に生まれて幸せなのだから、その幸せは心に閉まっておいてほしいとさえ思いました。
2530gの長男。
元気に生まれてきてもおかしくない大きさでした。
残念ながら、それが叶いませんでした。
そんな子もいるのだから。
黒くてどろどろした感情が渦巻きました。
その感情がツラくてしんどくて、悲しかったです。
最後に
本記事の内容を読んで、不快に思われる方がいらっしゃるかもしれません。
それも理解しています。私にも娘がいるからです。
でも今回は、あえて書かせていただきました。
それは、私自身が自分の負の感情に耐えられなくて、消化できなかったからです。
死産直後から、狂ったように「死産」「子宮内胎児死亡」というワードで、ネット検索を繰り返していました。(今は落ち着いています。)
そこでたくさんの「死産」のご経験を発信されている方に出会い、少しずつ心が和らいでいったことを覚えています。
もし私と似たようなご経験をされている方がいるなら、伝えたいです。
「ひとりじゃないよ。」
そしてこうも願っています。
「ひとりでも多くの人が、私と同じ経験をしませんように!!」
~過去の記事はコチラ~
▽記事紹介▽
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?