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「うとてとこ」の授業②

 月・火曜は学校教育の話です。今回は、前回の「うとてとこ」の授業記録の続きです。2年生の子供たちに授業しました。

 書画カメラでテレビに映し出しているノートに、「てとてとてとて」と書き、子供たちにも写させました。
  「何の事だと思いますか」
…と問うと、「手の事じゃないかな」などの意見が出ました。「てがよんほん」と書くと、「やっぱり」と言う声が聞こえてきます。書き写させた後、
  「どう言う事ですか」
…と問うと、「手が4本あるって意味です」と答えがありました。ここで直ぐ、
  「では、どう読んだらイイですか」
…と問うと、色々な意見が出た後、「、てがよんほん」と読む事にまとまりました。太字部分は少し強めて読みます。
 ここで本当は「次は、どうなると思う?」と予想させたかったのですが、授業時間が少なくなってきていました。そのため予想はさせず、「てとてとてとてと」とノートに書いて書き写させます。そして、
  「これは、どう読みますか」
…と問うと、割とサッサと、「てとてと、てとてと」とまとまりました。一連目の経験が活きている様です。
 ここで、二連目の四行目を直ぐには書かず、
  「以前の授業で、様子を表す擬態語と音を表す擬音語の話をしました。
   さっきの『うとうと』は擬態語です。
   では、今度の『てとてと』は、どちらでしょうか」
…と問いました。時間が無かったので、サッと意見を言わせて挙手させると、擬音語の方が多かったです。続けて、
  「その通り、これは擬音語です。
   では、何の音だと思いますか」
…と問いました。子供たちからは、「ノックの音」や「楽器の音」などの意見が出ましたが、「分からない」と言う子も沢山います。ここで、ノートに「らっぱふく」と書き、子供たちに書き写させました。子供たちは、「あ~、成る程」みたいな表情をしています。
 これで、やっと二連目が終わりました…が、まだ三連目が残っています。
 う~ん…申し訳ないですが、長すぎるので続きは次回とさせてください。
 因みに、黒板には以下の様に板書されています(もちろん縦書きですよ)。

うとうとうとう
うがよんわ
うとうとうとうと
いねむりだ

てとてとてとて
てがよんほん
てとてとてとてと
らっぱふく

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