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グーグルアースで見る西サハラ問題

皆さんは西サハラを知っているだろうか。西サハラはサハラ砂漠の最西部に位置する面積26万6000平方キロメートル、人口約57万人の地域だ。モロッコからの独立運動が続いている。
<西サハラ問題とは>
西サハラはスペインの植民地だったが1975年にスペインが撤退。その後モーリタニア、モロッコに分割統治されることになった。その後アルジェリアが支援するポリサリオ解放戦線という組織が独立運動を開始。1976年にサハラ・アラブ民主共和国を設立。最初にモーリタニアに集中的に攻撃し1979年にモーリタニアを西サハラから撤退させた。モーリタニアが撤退した地域はモロッコが占領。西サハラの3分の2程度をモロッコは支配。その後もモロッコは占領を進め、1980年からは『砂の壁』と呼ばれる内陸のポリサリオ解放戦線の占領地とモロッコ占領地を隔てる壁の設置を開始。その後国連も介入するが問題は解決せず、現在は停戦こそしたが紛争は続いている。
<砂の壁>
写真に中央部分に線が見えるがそれが砂の壁だ。砂の壁は砂を中心として作られ鉄条網や地雷原で強化されている。ちょうど真ん中に丸みを帯びているものが見えるがこれはモロッコ軍の駐屯地と考えられる。


駐屯地?

<難民キャンプ>
西サハラ・アラブ民主共和国の首都は事実上隣国アルジェリアの都市ティンドゥフに置かれており、西サハラ難民のための大規模な難民キャンプもいくつか設置されている。そこでは12万5000人が暮らしている。下の写真はその中の一つ。

なんで黒ずんでるのかわからない

<モロッコが占領している町>
下の写真の町、ダフラは人口10万人ほどの西サハラの主要都市だ。(西サハラの人口は57万人)写真から分かるよう空港なども建設されている。モロッコは西サハラでのインフラの整備を進めることなどを通して支配を進めている。

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