見出し画像

FUJINON 55mm F2.2 M42マウント

23年の秋はよくわからないうちに過ぎていきましたが、
まだ夏が残っていた時期に新しいレンズが仲間入りしました。
経緯は下記のノートにも少し書いています。
今日は本格的に使ってみて感じたことを書いてみます。

バブルボケレンズとして有名なものはトリオプランや、ジュピター8の名前が上がりますが、このレンズもその中の一つ。最近ではTTArtisanの100mmF2.8というバブルボケ狙いの新しいレンズが出ましたね。というのは、買ってから調べて知ったこと。
最初は、小平(一橋学園)のカメラのヤマヤさんのツイートでAXマウントのフジノンが目にとまり、お店まで見に行ったのですが、AXマウントアダプタを持っていなかったこともあり、隣に並んでいたこのレンズを現状渡しで購入したのでした。

レンズを正面から

斜め前から

少し写真を撮ってきたので、感想を。
①きれいなシャボン玉暈け
 APSCカメラで撮っているせいか、画面の端までボケが丸く撮れる。
 APSC用のレンズだと、画面の端に行くほどレモン型になってしまいます。

②ボケを大きくしようとすると、手前にフォーカスをっ持ってくる必要があるので被写体が何やらわからない
 けどきれいな写真が撮れる。
 これなんか、西新宿のコクーンビルなんですが、言われないとわからない。

③なんの写真なのかを表現するために、手前にピントが合う物体を撮ろうとすると、構図がかなり限定されます。更に換算85mm相当の中望遠なので、狭い画角で工夫が必要になります。
これは練馬駅前のイルミネーション。ある程度の大きさのボケを作ろうとするとこんな感じ。

④うまくはまると楽しい。
これは、イルミネーションの手前の手すりにちょうどピントが合わせられたのですが、イルミネーションのボケは小さめになっています。それでも、はまるときれいに撮れますね。

⑤虹色のフレアー
これは使ってみてわかったのですが、虹色のフレアが出ます。強い照明が画面外側にあると角度によって出てきます。うまくはまれば、きれいな写真です。ただ以前持っていたジュピターの時にも感じたのですが、これを良い位置に持ってくるためには、構図がそれに縛られるんですよね。なので、映したいものがきちんと入らないこともあります。

と、なかなかに使いこなすのが難しいレンズという感じです。
ただイルミネーションには最強ですね、このレンズ。

⑥オーバーインフの写真
このレンズはM42マウントなので、マウントアダプタを使用するわけですが、どうしてもオーバーインフの領域が発生します。フォーカスリングを無限遠に持っていくと少し手前に無限遠が来て、その先はソフトレンズのような描写になります。昼間だと失敗写真ぽくてちょっと使いにくいですが、夜景だとこんな感じ。CineStill800Tのようなにじみが出てくるので、これはこれでいいんじゃあないかな。

これもたまたま二重にフレアが出てなかなか良い雰囲気ですが、場所を変えながら撮らないとなかなかうまく撮れない。。。

ということで、使えるシチュエーションはピンポイントで、うまく使いこなすのが大変(楽しい)レンズですが、これからの年末年始に向けてはうってつけのレンズです。
皆さんこうやって沼にはまるんですね。。。。
というオールドフジノンレンズでした。

(´・ω・`)ノそれでは、また。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?