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NHKマイルカップ/逆噴射じゃない爆発を見る準備は出来てますよという話


ローテ別傾向

★早期勝ち上がり(6~7月)×重賞レース好走実績(3着内経験)
(前走 同距離or短距離のみで抽出)

5-3-3-3-2-20/36
勝率13.9% 単勝回収率89%
連対率22.2%
複勝率30.6% 複勝回収率251%

【該当馬】
⑭アスコリピチェーノ
23年6月24日 東京芝1400m新馬戦勝ち上がり
芝1600m重賞→2勝2着1回
前走 阪神芝1600m



⑧エンヤラヴフェイス
23年7月16日 中京芝1600m新馬戦勝ち上がり
5走前 デイリー杯2歳S(京都芝1600m:G2)
前走 中山芝1600m



⑫ゴンバデカーブース
23年6月10日 東京芝1600m新馬戦勝ち上がり
前走 サウジアラビアRC(東京芝1600m:G3) 1着



⑤ボンドガール
23年6月4日 東京芝1600m新馬戦勝ち上がり
2走前 サウジアラビアRC(東京芝1600m:G3) 2着
前走 ニュージーランドトロフィ(中山芝1600m:G2) 2着



⑮マスクオールウィン
23年6月4日 福島1200m未勝利戦勝ち上がり
2走前 フェアリーS(中山芝1600m:G3) 2着
前走 阪神芝1600m

★前走 僅差負け(1着馬から0.2秒差以内)したノーザンファーム生産馬

2-3-4-0-2-8/19
勝率10.5% 単勝回収率50%
連対率26.3%
複勝率47.4% 複勝回収率225%

【該当馬】
⑭アスコリピチェーノ
前走
桜花賞(阪神芝1600m:G1)
2着 1着馬と0.1秒差


⑱アルセナール
前走
クイーンC(東京芝1600m:G3)
2着 1着馬と0.1秒差


⑤ボンドガール
前走
ニュージーランドトロフィー(中山芝1600m:G2)
2着 1着馬と0.1秒差

まず過去10年、ノーザンファーム生産馬の成績を。

4-4-5-5-6-36/60
勝率6.7% 単勝回収率23%
連対率13.3%
複勝率21.7% 複勝回収率89%

人気しやすいブランドに加え、平均出走頭数が6頭と多い割りには、及第点の期待値を誇っています。

今年も現時点で、出走可能なノーザンファーム生産馬が7頭。

そこで、ノーザンファーム生産馬の期待値を上げるフィルターは何だろうと疑問を抱いて調べたのがこのデータとなります。


調教傾向

★調教ランク判定【EW/ER】該当馬

1-7-3-4-1-12/28
勝率3.6% 単勝回収率105%
連対率28.6%
複勝率39.3% 複勝回収率109%

【該当馬】
②ノーブルロジャー
⑩ウォーターリヒト
⑫ゴンバデカーブース
⑬シュトラウス

血統傾向

世間一般に知れ渡っているのがダイワメジャー産駒の活躍。


過去10年で見ても、

2-2-1-1-0-5/11
勝率18.2% 単勝回収率60%
連対率36.4%
複勝率45.5% 複勝回収率100%

今年のダイワメジャー産駒は2頭が出走予定。

⑭アスコリピチェーノ
⑤ボンドガール

この3頭の中で、NHKマイルCで活躍しているダイワメジャー産駒に近い配合を個人的観点から言いますと。

⑭アスコリピチェーノ

ダイワメジャー×ダンチヒ×サドラーズウェルズの構成として、

16年1着馬 メジャーエンブレム
20年2着馬 レシステンシア

この歴史的名馬と近似構成なのが、⑭アスコリピチェーノ


メジャーエンブレムとは、ネヴァーベンドを内包している点まで同じです。


上記2頭と同様に、牝馬という共通点も。

ダイワメジャー×ダンチヒ、ダイワメジャー×サドラーズウェルズは周知の通り良質なニックスで、

☆NHKマイルC×ダイワメジャー×ダンチヒ内包馬
1-1-0-1/3

☆NHKマイルC×ダイワメジャー×サドラーズウェルズ内包馬
2-1-0-2/5

NHKマイルCと圧倒的な相性を誇るダイワメジャーの血も注目しつつ、withkeibaが〝重賞データブログ〟の〝NHKマイルC〟で毎年の様に推奨しているのが下記の血脈。

★In Realtyの血を保持×480Kg未満

2-3-3-1-0-14/23
勝率8.7% 単勝回収率86%
連対率21.7%
複勝率34.8% 複勝回収率347%

【該当馬】
⑩ウォーターリヒト
父の母父母父Relaunch
(米国型In Realty系)

前走 馬体重462Kg



②ノーブルロジャー
父の母母母父Skywalker
(米国型In Realty系)

前走 馬体重478Kg



⑤ボンドガール
母父Tizway
(米国型In Realty系)

前走 馬体重450Kg

スプリント戦の圧倒的なスピード力を強化するIn Realty

3歳マイル界の頂点を決めるレースとはいえ、完成度よりスピードで押し切ってしまえるケースも有って。

〝480Kg未満〟とフィルターをかけさせて貰ったのは、該当馬が増えるってのも理由の1つには挙がりますが、NHKマイルC自体が、瞬発力スピードが求められるシーンが多いという事もありまして。

決して、〝軽体重~平均体重〟の馬=瞬発力スピード型と定義付けしている訳ではありませんが、

大まかに分類すると、って感じです。


雑談的見解

⑤ボンドガール

素質としては、好走必須だと思いますが休み明け2走ボケの可能性も。

⑯ジャンタルマンタル

安定感抜群で芝1600mに短縮も大幅に前進可能な材料。
ただ、前走の反動も心配ですし、何より人気しているので。


といった様に、⑭アスコリピチェーノを指数2位で評価しているので残りの上位人気はwithkeiba的に自然と評価が下がるシステムの良い例ですw

⑭アスコリピチェーノは、血統傾向のコーナーで記した様にダイワメジャー産駒、特に牝馬の過去の好走例にビタっと合致する点が一番の評価材料。

戦歴から採点する指数値が高いのは言うまでもなくて。


⑬シュトラウス

指数1位に評価した大きなウエイトを占めていたのが〝調教〟

簡単に言ってしまえば、『成長を感じる調教』ってやつです。

当週でも速い時計を出してきましたね。

実績として、今回の上位人気馬は正直、世代のマイル界では抜けているとは
思っています。

ただ⑬シュトラウスも、気性コントロールを手中にすれば上述した上位人気馬も
まとめて倒してしまう爆発力は必ず持っていると考えていますし、今回、それが発動しそうな予感を感じたので、補正の際に指数1位に評価しました。

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