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「つながった状態でいつづけなさい」

自発的に『上の人たち(ハイヤーセルフ&スピリットガイド)』と繋がるようになってから、私はなんでもかんでも『上の人たち』に尋ねるようになった。

「今日はAとBとCのうち、どのカフェが一番、雰囲気がよくて仕事がはかどる?」
「今日、鮮度抜群のカツオの刺身がを買うなら、AとB、どっちのスーパーに行くべき?」
「見頃を迎えた藤棚をこれから見にいくなら、〇〇公園と△△寺、どっちが満足度高い?」

そんな感じで一時期すっかり『上の人たち』を”暮らしのお悩みもしもしダイヤル”にしていた。

ちなみにこういうさまつな問いに答えてくれるのはハイヤーセルフではない。ハイヤーセルフが応えてくれるのは、もっと「魂の成長」に直結しているコアな質問で、日々の暮らしのささやかな疑問解消は自然界のスピリットや天使が担当しているらしい。

でも、ハイヤーセルフと繫がっていくと、自然に自然界のスピリットや天使たちとの回路も開くようで、いつも彼らはちゃんと答えをくれた。

例えば、私が事前に調べた情報を元に、立派な藤棚で有名な△△寺に向かおうとした日曜日、彼らは2度も私を引き留めた。最初は家を出て最初に曲がる信号で、次は△△寺に向かうバイパスに入る手前の交差点で。

「……〇〇公園」「……〇〇公園」と、確かにかすかな囁き声が聞こえたのに、私は「○〇公園の藤棚は小さいけど、△△寺の藤棚は立派だから」と、強引に△△寺まで行き、色あせて萎れ、白っぽくなっている巨大な藤棚を見上げることになった。ここまで来るのに1時間もかかったのにー!

その場で開いたインスタには、数時間前の「#〇〇公園 #藤棚」の色鮮やかなリールであふれかえっていてOMG!!!
△△寺から〇〇公園は30㎞ぐらい離れていたため、結局その日のうちには行けず……。翌日からは仕事が忙しすぎて、結局その年は「最高の藤見タイミング」を逃してしまった。

と、こんな感じで、ハイヤーセルフもスピリットガイドも自然界のスピリットも天使も、『上の人たち』はとても親切で、尋ねればちゃんと答えてくれる。

でも、私たちは頭であれこれ考えすぎて彼らの導きを聞き入れないか、もしくは思考の無駄話がうるさすぎて、彼らの囁き声が聞こえないのだ。

私もご多聞にもれず、最初は彼らの声を信じたり信じなかったりを繰り返したし、頭の中でごちゃごちゃ考えていて何も受け取れない日も多かった。

だからだろう。
最初の頃は「(ハイヤーセルフと繫がった状態を)この状態だよ。この状態を毎日つくれ。この状態に毎日なりなさい」と、そればかり言われていた。

あれもこれも聞きたくて、ノートに質問をたくさん書き連ねているのに答えはとんと訪れず、ただ「この状態をキープしろ」と言われる日も多かった。

この「繋がっている状態でいること、その状態で居続けられること」が、具体的なガイダンスを見たり、聴いたりする能力よりもはるかに重要だと分かったのは2年後ぐらいで、当時はやきもきしたのよね。

でも、今はもう断言できる。
『上の人たち』の言うとおり、Happyに生きていきたい人にとって最重要なのは、とにもかくにも「(ハイヤーセルフやスピリットガイドと)繋がった状態でいること」だ。

なぜなら、その状態でいれば、人生は自動操縦運転になり、勝手に流れに乗るというか、上手くいくようになるから。

霊視能力や霊聴能力、霊感などは「繋がった状態」でいれば自然と開いてくるけど、その逆はないからだ。

堅牢なピラミッドのレンガを積み重ねるように、ちゃんと順を追って「繋がるための手ほどき」をしてくれた『上の人たち』の完璧さと忍耐強さは――別の言葉に言い換えるなら――やっぱり「愛」なのだと思う。

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