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2022/01/31 辻村ちひろ 不定期配信【穴あきダムは自然に優しいのか?】部分文字起こしその1

こんにちは。辻村ちひろさんと自然保護について学ぶ会、略称WithChihiroです。
自然保護アナリスト 辻村ちひろさんをセンセイに、生物の多様性について、気候変動について、自然保護をめぐる日本の法律について、自然保護の歴史について…さまざまな角度から自然保護について学んでいます。

普段は辻村さんの不定期配信などを見たりする自主学習です。辻村さんの配信は内容が多岐にわたり情報も多いのでそこに出てきた言葉を調べるだけでもかなりの勉強になります。
時々オンラインでの学習会を主催して全国・世界中から集まってくださる皆さんと共に学びを深める時間も持っております。

自然保護の現状や問題点、また、それについて私たちにできることはなにか?ともに学びを深めながら実際の活動におけるヒントになったり、具体的に動くきっかけになったりしたらいいなと思っています。

2022/01/31 不定期配信より その1


今回のnoteでは2022年1月31日の辻村ちひろさんの不定期配信「穴あきダムは自然に優しいのか?」より、部分抜粋して文字起こしをしました。他の部分も後日抜粋して文字起こしをしようと思っています。

熊本での講演会の後だったこともあり、現地の様子などもお伝えくださっていましたよ。全文の文字起こしは難しいので、全体を知りたい方はぜひ辻村さんのYouTubeをご覧ください。

(まだまだ勉強が至らず、もしかして辻村さんの意図したことではない文字起こしをしてしまっているかもしれません。間違いがあった際は「ここはこう言ってるんじゃないの?」と教えていただければとってもありがたいです。)

以下文字起こし


穴あきダムって?

YouTube(4分10秒前後〜)

(穴あきダムについて)よく説明されるのは普段は水を流していて、何かあったときにその流れを止めて、水を貯めるっていう。だからなんとなく「自然への影響っていうのは小さいですよ」っていうような言われかたをしていると思うんですけど。
それを聞いて皆さんどういうふうに思われますかね?

実際、この穴あきダムっていうのは、たくさん作られているわけではなくて、数例、全国で作られているだけのもので、実は穴あきダムが環境に与える影響っていうのはまだそんな科学的知見がたくさん集積しているものではない、集まっているものではない、(そういう)スタイルなんです。

どうも言葉のイメージ、穴あきっていう言葉から、なんとなく、前の完全に川を遮断して作るダムのほうよりも、影響は少ないんじゃないかっていう、イメージがちょっと先行してしまっているところがあります。
 
確かにそんなに全国に事例がないものなので、今も(コメント欄に)書いていただきましたけど穴あきダムの仕組みが分からないって、おっしゃるとおりだと思います。
 
あのダムの堤体の下の方にトンネルを何本か用意するっていう作りかたになります。そのトンネルを通して通常は川に流れてる水を下流に流すと。
で、大雨が降って洪水になりそうなときにはそこを塞いで、水をためる。もしくはダムに必要以上に水が集まってくると、そこでボトルネックになってるので蓋をしなくても水は溜まっていくわけですよね。まあ徐々に徐々に流れていくっていうような。そういうスタイルだと思うんですけど。
 
ただ試験湛水をするって書いてあるので、試験湛水をするってことは蓋を閉めることはできるってことですね、というふうに私は思っています。

何でちょっとあやふやな言いかたをしてるかっていうと、今回の川辺川ダムの穴あきダムについては構造図とか設計図が出てないんですよ、まだ。 
だから実際どういうものになるのかっていうのがわからないままで手続きが進んでいる、ってこれが最大の問題点なんですけど。 


文字起こし、以上。


さて、穴あきダムは本当に環境への影響が少ないものなのでしょうか?
そして、ダムがないと洪水を防げない、という声もありますが、その辺については辻村さんはどう考えているのでしょう?
気になる続きはまた別の文字起こしでお伝えします。辻村さんの動画もぜひご覧くださいね!


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