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【FaB】もっと足使っていけ足【Uzuri】

昔、頼れる先輩に教えてもらったことがある。

「人を見るならまず足元。靴は一番人の心が現れる」
「どんなに衣服やアクセサリーで着飾っても、靴はごまかせない」
「新品同様なら、普段出歩かない人間だ」
「くたびれていても、きちんと磨かれている靴は、働き者の人間だ」
「ぼろを着てても、靴が高級品なら、危険な人間だ」

それ以来、自分は初対面の人は足元を確認するようにしている。

今日はUzuriの靴の話。


・靴はいつも、そこにある。

FaBに置ける装備品選びは重要だ。

デッキに含まれるカードは、いつ引けるか分からない。
昔の記事にも書いたが、特定の組み合わせが手札に来るまで待つのは、
とても気の遠くなる話である。
揃ったターンの返しに相手が致命的な攻撃をしてきたら、
その揃った手札かライフを差し出さなければならない。
あるいはTear Asunderによって、両方を失うかもしれない。

しかし装備品はゲーム開始時に場にある。
相手に見せることでけん制になるし、残っていればどのターンでも使える。
戦術に組み込みやすく、うまく使えればカード一枚分得になるだろう。
装備品を制する者は、環境を制することができるのだ。

・足装備の役割

足装備のほとんどは、アクションポイントを得たりGo againを得る能力が付いている。
「足装備なので、足回り(俊敏さ)を補強するデザイン」ってのは実にクールな考えだと思う。

ほとんどの足装備は、この能力を起動する際に破壊する必要がある。

(またはサイコロを振らされて、行動権を失うものもある)

ところがこの中に、サイコロを転がさず、何度もGo againを付与できる足装備がある。
それがBlacktek Wisperersである。

AssassinのAttack Actionに「ヒット時にGo againを得る」を付与できる。
Reactionタイミングに起動でき、起動時に壊れるが、
ターン開始時にSilver2枚をコストに、墓地から再装備できる。
これを使いまわすことで、毎ターン(Silver2枚稼いでヒットできれば)Go againを得られるのだ!

前回の記事でHead Jab×3とSnatchで13点と述べたが、

Blacktek Wisperersで0コスト4点攻撃にGo again付与、
そこからStealth入れ替え、もしくはHurl→Stealthで6点攻撃。
合計10点!
相手のガードをShredですり抜ければ実質13点!Break!

「装備品起点から13点が出せる」こと、
「その装備品が使いまわせる」ことに気づいたので、
これを狙えるデッキを考えてみよう。

・初撃(0コスト4点)

Leave No Witnessをはじめとする、0コストContractの赤
AssassinのAttack Actionで0コスト4点は、「ほとんど」がContract系だ。
これらは常に手札に欲しい。
ダブっても、Go againを付与できれば打点8点が見込める。
防御値もすべて3なので嬉しいし、Blacktek WisperesのためのSilver供給も見込める。
全種類投入だ。

Virulent Touchの赤
手札からプレイできないが、UzuriならStealthの入れ替えによってプレイできる。
過剰ガードを咎めたり、入れ替え後にBlacktek Wisperesでヒット時Go againを付与してもよい。
もちろんアーセナルにしまって、次のターンに初手としてプレイしてもいい。
必要なら追加枠として使おう。

・Silver供給と装備品

当然、足を使いまわすならSilverが必要だ。
だがContractのみでSilverを定期的に稼ぐことは不可能。
相手のデッキだって、カードタイプが散らしてあるだろう。

Cash Out
以前紹介したこのカードなら、コンスタントにSilver2つが手に入る。
他の部位の装備品をSilverに変換すれば、緊急時にも再装填が可能だ。

また、これを使うなら、あと2か所はBattleworn装備にしたい。
Blade Breakだと防御に回せば割れてしまうが、
Battlewornなら場に残る。

Silverが欲しいので、基本的に頭はMask of Perditionでいいが、
Arcane Barrie枠にArcanite Skullcapも採用の余地がある。

胴と腕は
Fyendal's Spring Tunic × Shriek Razors
Redback Shroud × Flick Knives
の組み合わせのどちらかを選ぼう。

武器
Graven CallはTalisharで回した限り、Silver供給が追い付かなくて
振っても全然うま味がない感触だった。
各種デバフダガーがいいだろう。

Flick Knivesを選ぶなら、Nerve Scalpleを2本装備したい。
起点の4点はSink Bellowで防がれるので、投げて阻害しよう。
Obritoclastと一本ずつ持ったパターンも試したが、
毎回「2本目の投げれるNerve Scalpleが欲しい」という感想しか出なかった。
Tunicを使うなら、一本ずつでいいかもしれない。

・Attack Reactionの選択

Shred
赤・黄を3枚ずつ採用。
初撃をとにかく当てたいので、ガードやDefense Reactionを突破するためにも6枚あると安心。

Cut to the Chase
ノーガードKanoなんかはShredが邪魔になるので、
これをサイドボードに仕込んでおいて交換するのもいいだろう。

Razer Reflex
対象になるカードが多く、Blacktek Wisperersがない状態でもGo againを付与できる。
コストがかかるのと、防御2なのが注意。

・2撃目(Stealthと本命)

Already DeadSurgical Extraction
Silverが欲しいので必須。
初撃を通したうえで2枚ガードを要求できるので、
今まで自分の作った型で一番強いカードだった。

Shake Down
Uzuriなので採用。魂のカードって意味以外にも、有用な場面がある。
初撃のContract→Blacktek Wisperesからチェインリンクを引き継げば、
Shake DownでバニッシュしたカードもContractが誘発する。
しかもその過程で、Shake Downのヒット時効果条件を満たしているので、最悪、素打ちでも問題なしだ。

Stealthを持つAttack Action
最小限にしたい。
1枚でガードできてしまうので、手札でだぶつくと本当に何もしない。
DominateのためにIsolateを青・黄で6枚、
与ダメを見込んでInfectの赤・黄を6枚…ってぐらいだろうか?

・穴埋め

1コストContractの赤
Silver回収と与ダメージのいいとこ取り。
枠が余ったら入れておこう。

Sink Bellow
常にこちらから攻撃を振りたいので、あまり入れたくない。
手札に2枚来た時の地獄感…
でもUzuri対決やDominateハンデスおじさん対策に必要なので、サイドに仕込んでおきたい。

Toxicityの赤
ライフレースの巻き返し用に

・作例

こいつが作例だ!

シャカシャカ走ろう!

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