マネタイズと顧客探し|リビングはゲーミング空間|ファミコン発売から40年の今

<記事の抜粋>
●家の中のゲームのための空間が進化している。ゲーム関連機器をリビングの主役として配置したり、子どもの部屋を保護者がゲーミング部屋に模様替えしたり。住まいに関するSNS「ルームクリップ」では2023年のゲームに関する検索水準が20年の1.6倍に。任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」の発売から40年以上がたち、生活にゲームが溶け込んでいる。
●「キッチンやダイニングとゲームするスペースが近いので移動が楽で、私が家事をしている時もゲームをしている夫と会話ができる。一つのスペースで過ごせるので光熱費の節約になるし、いいことずくめ」という。
●ルームクリップではゲーム関連の投稿への関心が高まっており、「ゲーム」や「ゲーミング」を含むキーワードの検索水準が23年に20年と比べて1.6倍に伸長。ゲームをするための「ゲーム部屋」についての投稿水準は同2.1倍となった。総務省の社会生活基本調査によると、趣味・娯楽の中でゲームをする人は増えており、21年は16年と比べて7.1ポイント上昇し、42.9%となっている。
●主婦は「コロナ禍前は息子は友達を家に招いてゲームをしていたが、コロナ禍以降、交流の場がオンラインゲームに。プログラミングの勉強にもつながっていたので、模様替えには抵抗がなかった」と振り返る。実際、長男はゲームだけではなく広くプログラミングに興味が広がり、高校卒業後はIT(情報技術)の専門学校に進学することになったという。

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