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映画「モンタレー・ポップ」&「魂のリズム」観てきました

久しぶりの投稿ですが、本職周辺のことではなく、相変わらず趣味のこと。して、映画を観てから、時間経ってます。

ボブ・マーリーの映画も観に行きたかったんだけど、咽頭炎で三週間もダウンしていたので、見そびれてしまった。

して

『COUNT ME IN 魂のリズム』予告編

こちらは新宿のシネマカリテに観に行きました。基本的に音楽好きしか観に行かない、マイナーどころなドキュメンタリーなので、ミニシアター系でしかやってないわけです。
しかも、ギタリストとかボーカル、シンガーなど、華のある目立つポジションではなく、縁の下の力持ち的な、ドラマーを扱ってるわけですから、地味といえばそうなのかなあ。

でも…

私の大好きな、メイデンのニコ!

劇場(地下)までの階段に、こういうフォトディスプレイをしてくれてるところが、イケてるわけですよ! ファン心をくすぐってくれます。見る前からテンションあがる💖

時間経過してしまったから、映画の感想を言うにはアレなんだけど、ワクワクする映画でした。うんうんって目が細くなるような…w  抽象的過ぎてゴメンナサイ。

そうですね。確かにドラマーって地味ですよね。けど、難しいドラムテクニック、専門的な技巧なんかは別として。
太鼓を叩く行為って、原始的な衝動じゃ~ないですか。
誰でも出来るっていうのかな…ちいさな子供からお年寄りまで、なにかを「たたく」ってことは誰もが経験していることというか、通過点であり、それが音楽を奏でることであると理解する以前にナチュラルにやってる行動。

リズムをとる、身体を揺らして、足を踏み鳴らし、ひざ(もも)を叩いて、手を叩いて、その辺にあるものを手や道具で叩いて音を立てて出す。

これ、みんなやってますよねー そして道具はなんでもよいというか、身近なもので代用できてさ。

ギターやベースなどの弦楽器やキーボードとかピアノ、笛とか管楽器なんかは適当にやると不協和音で、迷惑で不愉快な騒音になっちゃうけども。
ドラミング、叩くって事は譜面なんか読めなくても、とにかくリズムを刻めればいいわけです。周囲と「ドンドンパッパッ!」と合わせたならば、大地を揺るがす凄いパワーと人々を繋ぐ連帯感が生まれたりする。

バンドの中では地味なポジションだけども。そうさなあ、野球だと捕手って感じ?

私も、最初バンドミュージックを聞き始めた頃には、ギタリストとボーカリストに目がイキガチでしたけどもっっ汗

そうっすね。最初好きになったドラマーはやっぱ、ビートルズのリンゴだったりするけど、彼の場合、ドラマーとしての技量より、キャラクターが好きだったというのが大きいです。今は彼がドラマーとしてもレジェンドでテクニシャンだってのは知ってますけど、当時はねっっ まだ子供だったからさ。


あと、ロジャーはビジュアルから入ってしまいましたねっっふふふ

Roger Taylor~Interview

このビジュアルにはそりゃ、女子はやられます。今はカーネル・サンダース化してしまったけどね。

ちなみに私が音楽に夢中になり始めた頃には、リンゴももちろん、キース・ムーンもボンゾもまだ存命中だったけれども、その頃には響かなくて。ドラム音を聞いて初めて「いいね」って魅了されたのは、コージー・パウエルなんだよね。
はい、レインボー時代から入りましたけど。

Rainbow Still Im Sad Cozy Powell drum solo Live 1977

こういうのって、たぶん「好み」の問題かも。
ちなみにレジェンド扱いされる、ジンジャー・ベイカー(クリーム)の奏でる音は私、好きくないのです。

Michael Schenker Group Cozy Powell

ああああ、コージー。あなたはお星さまになってしまったのぉ、ヨヨヨ。

で、もう一人好きなドラマーはスチュワート・コープランド。

スチュワート、すげえっ!って思ったのは、やっぱポリスの三人だけの復活ツアーを見たからだよねぇ。

The Police - Wrapped Around Your Finger

あ、キッスのピーター・クリスも、イーグルスのドン・ヘイリーももち、好きでしたよ。けど、ドラムの音とか、気にしないでの話かも。ドンは声が好きだったりする。だから、ボーカリストとして好きなのかも。

KIss - Hard Luck Woman

Don Henley - The Boys Of Summer

で、チープトリックのバーニーも好きだったんだよねー あの長いドラムスティックを使って、すました顔してタバコ咥えて叩く姿が好きでした。

Cheap Trick - Ain't That a Shame (from Budokan!)

ビジュアルはオッサンで、アレですがww

して、この映画。女性ドラマーをなんだかんだ最後にはプッシュしてて、それはそれでいいんだけども…

レジェンドとして語られるドラマーが偏ってたのがちょっと残念だったかなあ。例えばコージィーの話はちらりとも出なかったしさ。イアン・ペイスだすならさ、コージィーも出してよって感じ。ロック系に偏っていると言えばそうで。
ジャズ系にはスバラなレジェンドドラマーがたくさんいるはずなんだが。ちらりと一人出ただけでしたなあ。

確かにすべてのジャンルでのレジェンドドラマーを取り上げようと思ったら、時間足りませんが。

で、以上 終わり

モンタレーポップ。これは二週間限定の上映でした。私は有楽町で観ました。レディーズディでしたけど、空いてたー
けど、若い人たちもいましたぜい。年寄りばかりかと思ったけれど。

もちろん、三日間のライブ、全部は無理だから、一部の切り取りです。ダイジェスト版とも違うかな。けれど、当時の空気感、高揚感はめっちゃ伝わってきました。その時代に生まれていて、あの時代の空気を知っているからというのもあるからかもですが。まあ、アメリカではなくて日本だけどさ。

で、私がザ・フー(キース・ムーン)を好きではないのは…
モノを壊すからなんだよね。それが拒否反応なの。
とくに楽器を壊す行為が耐えられない。
だって、魂を込めて「楽器」を作った楽器職人の人たち、材料となったものたちに失礼すぎるでしょ。壊されるためのものではなく、奏でるためのものだから、それを壊す人たちが赦せないんだよな。

けど、それを言ったら、ジミヘンだって、愛するリッチー(黒魔法使い)だって、ギター壊してたし燃やしたりもしてるし…神マイケルもギターに八つ当たりして、ステージ上に叩きつけて破壊ってのをやってますがっっ 
ダブスタですね。ほほほ

でもね、ジミヘンのはねー 彼のギターを燃やす行為は、単なる破壊行動ではなくて「儀式」だなあって、見れちゃうんだよね。ギターに魔力を与えて奏でて、楽器とて生まれたその命を燃やしきった後のたんなるモノとなったそれを、昇天させる行為、神聖なる儀式そのものに見えて… なんかそれは見守れてしまうのよね~ うん。
彼だけに許された、与えられた特権とさえ思える。他の人のはパフォーマンス破壊だけども。ジミヘンの破壊ではないのよ、「魔術的儀式」なのよ。…と力説しちゃう。

とにもかくにも、YouTubeの小さい画面で、PCの音声で聞くより、生ではないけど、映画館の大画面で大音量で聞くのって臨場感あふれてて本当に気持ち良い。サイコ~

映画のトリはラヴィシャンカールでしたが。イイモノはジャンルも人種も国も宗教も文化も、すべてを超えるんだなって痛感させられるし。古き良き時代、音楽を楽しめた70分でした。


それとおまけ

ニコのドラムセットと同モデル?
グラサンかけるとポルナレフっぽいペイジ



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