見出し画像

孤独・孤立対策ホームページ企画委員会の委員になりました

報告が遅くなりましたが、3月に3団体連名で提出した「孤独・孤立対策に関する要望書」において提言させていただいた「制度・相談窓口のポータルサイト」について、口だけではなく、手も動かしますということで、5月より上記委員として、孤独・孤立対策室の方々、他委員の方々と一緒させていただいています。(公開情報は以下よりご覧ください)

https://www.cas.go.jp/.../kodoku_koritsu/dai3/siryou.html


オンラインだけでできることは未だ限られますが、申請主義によって自身の困りごとや状況にあった制度や相談窓口を自力で探さなねければならない現状に対し、制度や窓口情報を1箇所にまとめ、情報にたどり着くことをサポートするナビゲーション機能を有するサイト作成という、今まで片手落ちだった、申請権の行使をサポートする施策を「国」が行うという点において意味がある、と思っています。必要な方に必要なタイミングで必要な情報が届くことの一助になるよう、でき得ることを行っていきたいと思います。

サイト完成はまだですが、本プロセスにおいて、さまざまな方に大変お世話になっていますので、別の機会に改めて感謝申し上げたいと思います。

_______________________________________

自分ではどうしようもできないことに見舞われたとき、他者や社会によってどのような応答をされたかということの経験的積み重ねが、個人が社会に対し得る信頼のパラメータに影響しているのだと私は考えます。

社会に対する信頼の総和が少ないことが、個人が、崖から落下しそうな壁面(比喩)で、助けてくれと声をあげたりすることを、無意識化で抑制することに影響するとしたならば、目に見える環境を整えることと同じくらい、「誰かが応答してくれるはずだ」という社会への信頼を社会に満たしていくことが必要だと考えます。ゆえに、自身が主として身を置くのはNPO法人ですが、公助が適切に駆動するように、求めたり、自身もそのために手を動かしていきたいと思っています。


また、ポータルサイトなどの対処療法的な作動を行うシステムだけではなく、みなが、義務教育において社会保障制度の知識や活用方法について学び、制度の利用を当たり前の権利として認識することで、公助に付するスティグマを葬り去る、息の長い仕事にも関わっていきたいと思っています。

この点についても、小指の爪程度の関わりをさせていただく機会を得たので、こちらもまたお伝えできる時期がきたら、報告させていただければと思っています。


_______________________________________

参考


孤独・孤立対策を国に求める行動を起こしたNPO法人あなたの居場所 大空幸星さん


自民党の孤独対策勉強会の中心メンバーで、首相に対して2月に孤独対策を提言した鈴木貴子衆院議員


政策参与を務めるNPO法人もやい 大西連さん


法人事業や研究に関する資金として大切に活用させていただきます!