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2019年6月の記事一覧
「問題」ではなく「この人はどんな人なのだろう?」という問いを入り口にするということ
ソーシャルワーカーとして仕事をしているとクライアントからの感情丸出しの言葉・態度を向けられ、それにより、精神的にダメージを受けることがあります。同業者の方であれば、一度は経験したことがあるのではないかと思います。
当然のことながら、ソーシャルワーカーは援助者である以前に、ひとりの人間です。ですので、
クライアント向けられるメッセージが「個」に向けられたものなのか?
それとも、今その人が置かれて
”ノンバーバル(非言語)の集合体たち(ベクトル)”について考える
「対人コミュニケーション」においては、他者に対して有意な働きかけをする以前に、相手に向けて発せられる”ノンバーバル(非言語)なものの集合体(ベクトル)”が大切だと対人援助の仕事をしていると日々思う。
ノンバーバルというと、服装や表情、佇まいなどがあげられることが多いが、本エントリでは、ノンバーバルなものの集合体について、相手に向けられる「感情」と「行為」に分け、その要素も含め、考えていこうと思う
ソーシャルワーカーを辞めずに済んだクライアントとの出会い
自己紹介的なnoteとして、過去に受けたインタビューについて転載しています。とあるクライアントとの出会いによって、辞めることを思い留まらせてもらった、というお話です.
――ソーシャルワーカーの仕事につこうと思ったきっかけを聞かせていただけますか。横山
「はじめ大学に進学した時はソーシャルワーカーという仕事につこうということは全然思っていなくて、工学部に進学しました」
――そうなんですよね。
「自分のことをわかってほしい」という気持ちに対して、どうこたえようか?
「自分のことをわかってほしい」という気持ちは、「あなたのことを理解しているよ」という文字面通りの言葉ではなく、「自分のことをわかってほしい」という気持ちを受け取った他者が、それに応答しようとするためにとった言葉や行動たちすべてによって、満たされていくのかもしれない。
昔から、「わたしはあなたを理解している」という自分に向けられる言葉に「雑で支配的コミュニケーション」だと感じることが多かった。