文化的生活

芸大の一学生として思うことがある。
それは学生のプライドの高さについて。
奴らはいかに文化的な生活をするか、いかに他者から文化的な人間に見られるかを意識しすぎている。
まあ、その意識の高さと芸術を高尚とする精神を持つ者が、芸術を継承しているのかもしれないが。
意識が高い分には、自由に好きなことやってくれ。と思うが、一般企業やいたって普通の職業の人々に対して「堅苦しー笑」「社会の枠にハマってる」みたいなスタンスのやつはどうも鼻につく。
普通に社会で働いている人が、余暇に気が向いて出向く映画館、美術館、ライブハウス、本屋にこそ意味があると、私はそう思う。
自意識ビンビンで、他者からの評価のために少数派になろうと、そこに力を割く大学の人間どもが苦手で仕方がない。
アイデンティティとは奇をてらうものではなく、変えたくても変えられない己の頑固なクセや、それと向き合って生きていく中で社会に自分が溶け込んでいくものだろう。

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