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氣が付いたらベルギー生活3年目が終わりかけてた話。【学士課程3年間の感想】op.1-1

約2年ぶりに、このnoteを更新してみることにした。
気が付けばBachelor(学士課程)の試験が終わり、ベルギーでの3度目の夏が始まっていた。というわけで、この3年間の体験と自分の思考を整理するために徒然なるままに、そこはかとなく書きつけてみむとするなり(古典恋しいマン)。

引越し早々の再ロックダウンと語学の壁【2020−2021】

私がベルギーの地に再び降り立ったのは、2020年の9月だった。
2020年といえば、皆さんご存知、コロちゃんのせいで世界がひっくり返った年である。いつ渡航できるかもわからない状況の中、ビザの申請なんかもひっくるめてマジで大変だったなあ。今思えば、よくビザ申請の手続き一人でやり切ったよな、私(どうしても親の手助けが必要だった点を除いて)(誰も助け求められそうな人がいなかったのでね)。

まあそんなこんなで渡欧し、新生活が始まったわけだが。そこはラッキーHanonちゃん、ベルギー着いてすぐに日本のコロちゃんレベルが下がったので、2週間の隔離なく大学の授業開始週から普通に学校に行けましたとさ。

とはいえ、知り合いはほぼ居ない状態、当たり前のように話せない英語、そんで極めつけは、

授業が全部、オランダ語。

そしてさらに、11月から再びロックダウンになり、座学系の授業はほぼリモート授業。
クラスメイトと親しくなる前にまた会えなくなり、人に会うのも制限されていたから、とりあえずしゃべって語学力伸ばすことができず、かなり詰んでた。

そして初めて経験するヨーロッパの冬、これがまた精神的に大ダメージ。
日が暮れるのが恐ろしく早い。そして日の出が鬼遅い。安定に寒い。約19年間九州住みだった私にとっては1番大きなカルチャーショックだった気がする、今思い返せば。

そして、初めての試験。座学系の授業は案の定、惨敗。自慢じゃないけど、今までは割と余裕で落第、赤点、追試だとかいうものとは無縁の生活を送ってきたが故、わかっていてもショックはデカかった(試験形式も違う、そもそも言語が母国語でない時点でマジ無理2000%)。
まあ試験云々は後々別記事で語るとしよう。

そんなこんなで冬を乗り切り、ようやく春。ちなみにこの年の冬は大寒波で、ベルギーでもここ最近では珍しく大雪の日があった。

こんなのトムとジェリーでしか見たことない
天然のスケートリンクで遊ぶ人々

コロちゃん緩和も少しずつ進み、春先には屋外なら10人まで一度に集まっていい、というルールになった。ここでようやく、私のベルギーコミュニティが一気に広がったと言える。イースター休暇が明けるとすぐに、一ヶ月近くある試験期間に突入。
それらもなんとか無事に乗り切り、最初の一年が終了。

コロちゃんでいろんなことが制限されていた一年ではあったけど、私にとってはむしろプラスなことの方が多かったなと、今こうして振り返ってみて思う。
また、私にとって知り合えて良かったな、というご縁に一年目からすごく恵まれていたと思う。

一記事に3年分まとめようと思ったけれど、どうも1万字を超えそうな感じなので、3つに分けることにしよう。笑
中編に続く。

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