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相関図をクリエイティブなアート作品として表現する

NOTEで「クリエイターフェス」というのが開催されているのを知り、自分は果たして「クリエイター」を名乗れるのだろうかと自問自答しました。そもそも、NOTEで何かを発信する人はすべて「クリエイター」ということになるのですが、それでも自分にとっての本来の「クリエイター」的な部分を振り返ってみようと思ったわけです。

実は、最近、私は「相関図」の表現というものにこだわっていました。テレビや映画の人物の相関関係を図解したものはよく見かけるのですが、そこにグラフィック的なアート性を見出すことはありませんでした。「相関図」はもっとアートになれるんではないかという気がずっとしていて、最近、パワーポイントを使っていろんなジャンルの相関図を作っていました。

もともと、複雑な関係を自分自身の理解のために整理するというのが相関図作りの発端でした。また、それが他の人の理解の促進に貢献できればそれも嬉しいと思い、相関図作りにのめり込んでいったわけです。

私が相関図作りで重視したものは、情報整理の美しさです。シンメトリー(左右対称)を重視し、情報をバランスよく配置し、全体と個が綺麗に配列されていることを目指しました。「相関図アート」というのは、聞いたことがないのですが、歴史を紐解いてみれば、密教の曼荼羅図は、ある意味、相関図アートであったのかもしれません。

私が作った相関図アートのいくつかをここにご紹介したいと思います。またそれぞれが使われた記事へのリンクもご参考までにつけておきます。

まずは、映画『キングダム』の相関図です。

つぎにこちらは日本でも大ヒットしたインド映画『RRR』の相関図です。

次は、シンガポールで観たミュージカル『&Juliet』の相関図。

次は、原田マハさんの『サロメ』の人物相関図。

次のものは、ディズニー・シーのアトラクション、『ソアリン』の開発者としてのカメリア・ファルコの生涯の図解です。

こちらは、2023年の9月にインドで開催されたG20 に際して、中国を取り巻く国際関係の図式です。

次のものは、相関関係とは少し違いますが、世界の広告業界の主要企業です。

最後にご紹介するのは、相関図としては初期の作品で、昨年の前半に発表したものです。ギリシャ神話に登場する西風の神ゼピュロスを中心にした相関図。

この一年の間にいろいろな相関図を作ってきました。今後もさらに改善を加え、作成していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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