たっくさん

新潟市にありますイタリアワインのお店Casamiaのソムリエです。ワインや食にまつわる…

たっくさん

新潟市にありますイタリアワインのお店Casamiaのソムリエです。ワインや食にまつわる話がたっくさん。自宅でのマリアージュやソムリエ試験の話など書いていきます。J.S.Aソムリエ&野菜ソムリエ

マガジン

  • ワインのお話

    マリアージュを中心としたワインのお話です

  • ソムリエ試験にストレート合格する方法

    たっくさんのソムリエ試験奮闘記です。

  • 趣味やあれこれ

    たっくさんの趣味や日常をまとめています

最近の記事

ソムリエが中国製のハンドメイドワイングラスを実際に触れて感じたこと。

体感できるのが実店舗 私が勤務しておりますCasamiaにもワイングラスが入荷しました 実はワイングラスって意外と売ってる販売店が少なく、新潟市内では数えるほど。実際に私も購入する時に「どこで売ってるの?」という感じだった。 ワイングラスって、実際に触れてみないとわからない。 ネットショップで購入しようと重さを確認しても、イメージがわかないし、ステム(持ちての部分)の長さやバランスで体感がだいぶ変わってくる。やはり、ワイングラスは実店舗で感じて購入したい。 バカ高いワイ

    • お花見はロゼワイン

      10日ほど遅い開花 2024年4月10日。ようやく新潟市も桜が8分咲きとなり桜のお花見に行ってきました。新潟市の開花は例年よりも10日ほど遅く、満開は今週末になる見込み。 カメラが趣味。毎年この時期は天気予報とにらめっこ。 今年は仕事の休日と上手くはまらず、少し早い桜の花見となりました。 話題のパックワイン 今年はオシャレなパックワインUain(ウアイン)でお花見。真冬からUainで花見。これが気になってしょうがなかった。 Uain(ウアイン)はイタリアの自然派ワイン

      • 魅惑の香り〜ネッビオーロ〜

        私がワインを販売しておりますCasamiaでも人気のネッビオーロを使ったワイン。しっかりタイプで、樽の香りが控えめの赤ワインが好きなお客様に支持されております。今回はそんなネッビオーロについて掘り下げていきます。 1.ネッビオーロとは? ネッビオーロとはイタリア北部を代表するワイン用ブドウ品種でD.O.C.GバローロやD.O.C.Gバルバレスコといった長期熟成型の高品質ワインの原料として有名な品種です。 ネッビオーロは収穫時期がかなり遅く、9月ごろに収穫するブドウが多い中

        • ソムリエ試験にストレート合格する方法⑧

          論述試験は無理ゲー ソムリエ二次試験のテイスティング後に三次試験の論述試験が行われます。分かりづらいのですが、論述試験は二次試験の採点対象ではなく、三次試験の採点対象。ただ、同日に開催されます。 今回は前回に引き続きソムリエ試験直前ということで、試験当日の注意の論述試験編になります。前回パート⑦はこちら↓ 今、noteを書きながら気づいたのですが、これだけピスコで酔っ払ってたのに論述よく書けたよな。。 さて、この論述試験ですがスピードゲーム。制限時間は20分。 毎年3題

        ソムリエが中国製のハンドメイドワイングラスを実際に触れて感じたこと。

        マガジン

        • ワインのお話
          16本
        • ソムリエ試験にストレート合格する方法
          7本
        • 趣味やあれこれ
          2本

        記事

          ソムリエ試験にストレート合格する方法⑦

          試験開始までの注意パート⑥まで書いておきながら、突如更新が滞ってしまいすません。 すっかり季節は秋になり、2023年ソムリエ二次試験直前となりました。 本日は試験当日注意することを書いていきます。 ①会場へのルート 会場へのルートは事前に確認しておいてください。 小学生への呼びかけみたいな感じになってしましましたが、私の会場であったグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールはGoogleのナビですと大回りして入口につきます。 品川駅から会場までは、かなりの数の受験生が列を

          ソムリエ試験にストレート合格する方法⑦

          ロゼワインは甘くない

          夏の季節になると、ひんやりと冷えた一杯のロゼワインは、見た目にも心地よいリフレッシュメント。 ただ一方で「甘い」というイメージがつきもののロゼワイン。今回は、そんなロゼワインのイメージを払拭すべくロゼワイン歴史や製造方法、おすすめの飲み方など、ロゼワインに関する様々な情報をご紹介します。 ロゼワインの歴史と製法 ロゼワインは古代エジプト時代から存在していたと言われています。その後フランスで発展し、世界中で愛されるようになりました。 フランス南東部の地中海沿岸に広がるワイン

          ロゼワインは甘くない

          自然派ワインとは?

          自然派ワインありますか? 私の勤務する新潟市にあるワインショップでも、ここ最近以前にも増して問い合わせが多くなった。数年前より新潟市のレストランでも自然派ワインを取り入れる店舗が増えてきて、認知が高まってきているよう。 自然派ワイン自体は2005年頃より都内を中心に広がりを見せた。それ以前の醸造技術や設備によるテクニカルなワインから、ストーリー性を持ったワインへとトレンドが変わりワインの楽しみ方も多様化してきている。 自然派ワインとは 自然派ワインとは原料ブドウの栽培か

          自然派ワインとは?

          実はワイン好きの新潟市。全国14位

          総務省家計調査より 先日Twitterのタイムラインにワイン好き都市ランキングが上がってきた。なんとなく開いてみると、私の住んでいる新潟市が全国14位。 このランキングは2020年(令和2年)~2022年(令和4年)の総務省統計局の家計調査をもとに算出したランキング。 ちょうどコロナ禍のランキングによると金額ベースでは14位。消費量ベースでは8位という全く想定外の結果にビックリ。勉強不足と言われればそれまでですが、ここまで高いとは正直思わなかった。 前回調査では金額が16

          実はワイン好きの新潟市。全国14位

          お花見でもワイン

          花見はピクニックの王様 私が勤務している新潟市でも桜の開花となった。平年並みだった昨年より12日早く、観測史上最も早い開花。 新潟市で4月1週というと日中は15度前後、夜温は10度を切るため花見といっても、ゆっくり楽しむには少し肌寒い時期である。 天気がよければ、妻と外にでかけてお酒を片手にピクニックを楽しむのが春の定番コース。 特に桜は特別。開花時期が1週間ほどしかなく、楽しめる期間は本当にわずか。桜の花見はピクニックの王様なのだ。 加治川さくらピクニック 私がオスス

          お花見でもワイン

          イタリアワイン会〜ヴェネト州編②

          ヴァルポリチェッラ地区3種ヴァルポリチェッラ地区 イタリアワイン会ヴェネト州編は、プロセッコとソアヴェ・クラシコが終わり、ここからヴァルポリチェッラ地区の3種のワインに移ります。 前編はこちらより アマローネを生産しているヴァルポリチェッラ地区はヴェローナの北に位置し、ガルダ湖とモンティ・レッシーニ渓谷に沿った地域にある。温暖気候であるが、湖の近くにあるために寒暖差が大きい地域。 原料のブドウを陰干し ヴァルポリチェッラ地区では2,000年以上前からレチョートという甘

          イタリアワイン会〜ヴェネト州編②

          イタリアワイン会〜ヴェネト州編①

          イタリア1周するCasamiaのワイン会今回はヴェネト州編 私がマネージャーを努めております新潟市にあるワインショップCasamiaでは定例でイタリアワイン会を開催しております。各回イタリアワインを州ごとに紹介していきます。今回はヴェネト州。 なぜヴェネト州?ヴェネト州ってどこ?という声が挙がると思います。 イタリアワインと言うとトスカーナ州やピエモンテ州。またはシチリアやプーリアが有名所。今回が初開催なのですが、初回にヴェネト州を取り上げたのは“アマローネ”というワイン

          イタリアワイン会〜ヴェネト州編①

          ソムリエ試験にストレート合格する方法⑥

          その他酒類をどうするか?出題範囲は限りない ソムリエ受験者にとって二次試験対策の悩みどころはワイン以外の「その他酒類」を対策するのか?捨てるのか? ソムリエ二次試験のテイスティングでは、ワインが3種(赤白比率は変わる)それ以外に「その他酒類」で2種出題される。 その他酒類とは酒精強化ワインのシェリーやマデイラから、スピリッツやリキュール類であるウオッカやカンパリ、焼酎、さらには紹興酒と世界中の酒が出題されるために範囲は大変広く、切りがないとも言える。 配点比率は5%以下

          ソムリエ試験にストレート合格する方法⑥

          「マスク着用は個人の判断」でも、コロナ前のような花見は戻ってこないかもしれない。

          今年の新潟市の開花は? 桜の開花予想日にワクワクするこの時期。今年の新潟市の開花予想は4/3(※執筆時3/13時点)と例年より1週間ほど早い予想となっている。 今年の新潟市の冬は雪が多い日が数日あったが、気温が氷点下の日が続くことはほとんどなく平均気温が高かったためと思われる。 令和5年3月13日よりマスク着用が屋外では原則不要。屋内でも個人の判断に任されることになった。JR、私鉄各社も着用義務を促さないとのこと。 マスク無しで花見は復活するのか? 上野公園でも4年ぶ

          「マスク着用は個人の判断」でも、コロナ前のような花見は戻ってこないかもしれない。

          「どうやってワインを勉強したらいいの?」の質問に、ワインショップ店頭でソムリエの私が実際にしている接客。

          「ワインってどう勉強したらいいのでしょうか?」 ワインショップで実際に現場に立ってると言われる一言。 私は「自分の好みの品種を一種類覚えてみませんか?」 とお伝えしています。自分が好きなワインの品種を覚えることができれば、ネットでも量販店でも自分でワインがある程度は選べるようになります。 この選ぶ行為がワインが好きになるキッカケの一つだと私は思っています。 Casamiaのワインは単一品種が基本 Casamiaの店頭のワインは単一ワインが基本です。単一ワインとは一種類の

          「どうやってワインを勉強したらいいの?」の質問に、ワインショップ店頭でソムリエの私が実際にしている接客。

          春はオレンジワイン②

          料理に合わせるポイント春はオレンジワインパート①でオレンジワインのイメージは何となく理解して頂けたかと思う。 オレンジワインは意外とクセがあり、そこを上手く掴むことが大切。 さて、どんな料理と合うだろうか? 料理に合わせるポイントとして「赤ワインと白ワインの中間タイプ」という扱いは私は止めたほうがいいと思う。オレンジワインは、どちらかと言うと白ワインタイプが多いし、ノンフィルター系のナチュラルタイプのオレンジワインは赤ワインの要素は掴みづらい。決して中間タイプではない。

          春はオレンジワイン②

          春はオレンジワイン①

          オレンジワインは新しいワインではない春気分を盛り上げる 私の住む新潟市は2月後半ともなると寒さも落ち着き、雪は雨に変わる。まさに三寒四温という言葉がピッタリの時期。スーパーや雑貨屋は一気にバレンタインから春の売り場に様変わりし、ひな祭りムードになる。 そんな中、皆で集まる機会が多いこの時期はオレンジワインで春気分を盛り上げたい。 オレンジワインとは オレンジワインは都市部では数年前より、すっかりと定着。地方都市でもちらほら見かけるようになってきた。私の務めるCasami

          春はオレンジワイン①