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五老ヶ岳の裏の顔

ゴールデンウィークが終わりに近づきました。
あと数時間です。
皆さんは、どんなゴールデンウィークを過ごしたのでしょうか?

私は、有給を取って10連休にしました。
天気が良い日は午前3時に起き、午前4時前には五老ヶ岳山頂で撮影していました。

日の出が早くなる時期ですし寝不足です。
10連休はそういう意味で体力的に辛いものでした。
5時過ぎには日が昇るので五老ヶ岳山頂で撮影した後はどこかに撮影に行くパターンでした。
撮影行動範囲は車で2時間以内縛りで、午前9時には撮影を終えました。
混雑を避けるためですが、快適に撮影ができました(^^)

今回は、いつも撮影に行っている五老ヶ岳について少し書いてみたいと思います。



五老ヶ岳の表の顔

五老ヶ岳山頂からの展望は、近畿百景第1位となるぐらい美しく、観光地となっています。
標高300mの山頂には、五老スカイタワーがあり、その高さ50mの展望台からの眺めは最高です。
秋は雲海の名所となっています。

夜明け前の雲海
雲海と日の出


また、ゴールデンウィークになると、鯉のぼりが泳ぎます。
毎年恒例の鯉のぼりですが、年々鯉のぼりの数が減っていきます。
鯉のぼりは家庭で使わなくなったものを寄付されたものなのですが、最近は子供が減ってしまい、街中で鯉のぼりを見ることも少なくなりました。
おのずと寄付される鯉のぼりが少なくなります。

五月晴れの空に泳ぐ鯉のぼり

空に泳ぐ鯉のぼりを見上げていると、平和だなぁって思います(^^)


五老ヶ岳の裏の顔(戦争の名残)

五老ヶ岳山頂は、昔は山城、大戦中は防空砲台でした。
山頂が公園に整備された時に、戦争の遺構は無くなりました。
五老ヶ岳山頂から周囲を見渡すと、山頂が平らな山が幾つかあります。
槙山、金崎、葦谷、浦入、建部、倉梯、空山などに防空砲台がありました。

建部山(丹後富士とも呼ばれ、昔は山城、大戦中は防空砲台があった)


観光地化されていませんが、砲台跡がまだ残っています。
舞鶴湾の地形は奥まった形になっており、各所に設けられた防空砲台により、まさしく要塞でした。
映像がネットにありました。9分45秒あたりから、終戦直後(1946年ごろ)の五老ヶ岳山頂の様子です。
12.7センチ連装高角砲が4門設置されていたとのこと。



五老ヶ岳の裏の顔(野生動物の天国)

これは表の顔かもしれませんが、日中は見ることがありません。
朝早くに五老ヶ岳山頂に登る道には、しばしば鹿が現れることがあります。
カーブを曲がったら道の真ん中に鹿が立っていたっていうのは、一度や二度ではありません。
道端の茂みの中に光る目があることも...

数年前まで、ニホンカモシカが数頭いましたが、最近は見かけなくなりました。

他には、ウサギ、タヌキ、(捨てられた?)ネコを見ることが多いです。
ウサギは、車のライトに驚いて茂みから飛び出してくるのでびっくりします。
山頂には、熊注意の看板もあります。幸いにも遭遇したことはありません。
山頂は公園で整備されていますが、夜は動物たちの世界です。

日の出の1時間余り前から撮影を開始するのですが、その頃はフクロウの鳴く声がします。
夜明け1時間前になると鹿の鳴く声をよく聴きます。
夜明け30分前になると、カラスなどの鳥たちが鳴きはじめます。
今の時期だと、カラスの他、うぐいす、ツバメの鳴き声が聞こえます。
日の出の20分前ぐらいから撮影の邪魔になるほどのカラス、ツバメが飛び回ります。
日の出時間を調べなくても、動物たちの鳴き声や行動で日の出まであとどれぐらいが分かるようになりました。


五老ヶ岳の裏の顔(心霊スポット)

舞鶴には幾つかの心霊スポットがあります。
有名なところでは、ロシア病院(旧海軍の火薬廠)など、旧海軍の遺構にまつわるもの、舞鶴湾北にあるクレインブリッジで飛び降り自殺した女性の幽霊、白鳥にあるトンネルの女性の霊、念仏峠の老婆など、いくつかあります。
メジャーになっていませんが、なぜか車や釣り人が転落する岸壁があります。あるHホテルも出るとの噂も・・・

そして、五老ヶ岳も心霊スポットです。
五老ヶ岳山頂に登る道はつづら折りになっており、昔は走り屋には有名なコースでした。
ガードレールを突き破ると、その先は急な崖になっています。
走り屋なのか観光客なのかわかりませんが、崖下から白骨遺体が見つかったことがあります。
カラカラ音がするとか、止まると取りつかれるとか言われています。

その後ぐらいから、道路のセンターラインにキャッツアイが埋め込まれて、走り屋が走れなくなりました。
冬になると、除雪のためキャッツアイが取り外されてましたが、10数年ぐらい前から走り屋もいなくなったので、キャッツアイも撤去されました。
まだ暗い早朝に、この山道をランニングで上っている人(多分、海自の人?)もいて、車のライトに突然人影が浮かび上がるとヒヤッとします。

もう10年以上五老ヶ岳山頂に撮影にいっていますが、心霊よりも動物と遭遇するほうが比べ物にならないぐらい多いですけど。(ある場所で気配を感じることがあります。いつも同じ場所。)

そうそう、営業時間外の夜中に五老スカイタワーの展望階を見上げると、人が立っているように見えます。最近になって五老スカイタワーの下に、ゆらゆら揺れる光も見えます。(亡くなったオカンから、「おまえは、わかるからな」ってよく言われました。私はいつも何のことか判りませんでしたけどw)
興味がある方は、夜に一度確かめてみて下ださい。
私は結構楽しめましたよw


さいごに

フクロウの鳴き声が聞こえる月も出ていない闇夜でした。
後ろに気配を感じて振り返ると誰もいなくて、撮影をしていると再び気配を感じて振り返ると、数m先になにやら白い物がいる。
気にせずに撮影し、ふと後ろを見ると1mぐらいのところに白い物が近づいていることがありました。
よく見ると、ネコw
めちゃ、かわいい子猫でした(*^^*)
なんで、山頂に子猫がいるのか不思議でした。(化け猫!?)
捨てられたのかもしれません。
山頂に登る道で、今でも時々見る猫はこの子かもしれません。
大きくなったなぁ(^^)


観光客がいない時間帯の眺め(^^)




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