俳句を詠んでみた(春さみし)
春さみし団子つぎつぎ浮ひてくる
(はるさみし|だんごつぎつぎ|ういてくる)
精進日
お供えのお団子を作る
何を作っても もう食べてもらうことは出来ない
そのことが さみしい
晩年は三週ごとに輸血に通っていた母に お弁当を作っていた
輸血は長時間かかるので 途中でお弁当タイム
いつも仕事で忙しくしていた私と ゆっくりお弁当を食べるのは
母にとって ほんの少しの楽しみもあったかもしれない
看護師さんに「遠足みたいね」と言われて 嬉しそうだった
最後になってしまったお弁当の写真を 時々眺める
あの日は ちょっと手抜きだった
それでも信田巻と鮭は 美味しいと言ってくれたね
デザートはキウイ…ビタミンCをと思ったのだけど
あまり好きではなかったね
好きな桜餅を添えてあげればよかった…
まさか最後のお弁当になるとは思わなかった…
七年経つのに いろんなことをぐじぐじと悔やんでいる