椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野…

椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野の花を押し花にしたり、時々見よう見まねの俳句を詠みます。

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1年前
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休日のランチ「キューブ寿司再び」

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明け近し蝦夷ホトトギスやすまれよ   蝦夷ホトトギス(エゾセンニュウ)がさかんに鳴いています。 早朝、夜どおし囀っていたであろう聲をきくとつい「もういいですよ、…

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休日のランチ「稲庭うどん」 

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朝凪や蒲公英の絮風を待つ (あさなぎや|たんぽぽのわた|かぜをまつ)  朝凪のなかしんと佇むたんぽぽの綿毛たち。 気温があがって上昇気流が生まれれば空へと旅立っ…

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少し蒸し暑い日曜日、このところ元気のない姫のためにさっぱりした献立を。 焼鮭と胡瓜・茗荷のシンプルな混ぜ寿司をとても喜んでくれました。 いつものようにお結びにしな…

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春に一度は食べたい蕗ご飯、筍と油揚げと一緒に炊きました。 炊きあがりの蕗の香りが何ともいえない清々しさ。 最初はそのままお弁当箱に詰めたけれど、娘に自力で食べてほ…

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おうちごはんの裏方さん   

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娘に元気をだしてもらおうと、とっておきの米沢牛をすき焼きにしました。 相変わらず口に運んでもらうのを待っているのですが、今日は巣を乗っ取ったカッコウのヒナみたい…

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俳句を詠んでみた(初咲き) 

俳句を詠んでみた(初咲き) 

初咲きの一輪白き忌日かな  

(はつざきの|いちりんしろき|きじつかな) 

椿に香りはないけれど、艶やかな美しい葉とぽってりとした花弁、黄金の長い蕊をもっている。
白い椿に似た人の命日に開いた一輪に、障子越しの冬陽が柔らかな影をつくっていた。

この句を詠むにあたり、触発された句がある。

さざん花の長き睫毛を蕊といふ

                野澤節子(八朶集)

「蝦夷ホトトギス」 

「蝦夷ホトトギス」 

明け近し蝦夷ホトトギスやすまれよ  

蝦夷ホトトギス(エゾセンニュウ)がさかんに鳴いています。
早朝、夜どおし囀っていたであろう聲をきくとつい「もういいですよ、おやすみなさいな」と、切なくなってしまいます。
きらきらとこぼれるような美声なのに何故かさみしい。
まだ朝のお勤めをするには早すぎて、ただロウソクを灯して炎の揺らぎを見つめていると、いつかホトトギスの聲も遠くなっていくのでした。

(あと

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「アカシアの花」 

「アカシアの花」 

アカシアの花房白し文学館 

北海道立文学館にて、高浜虚子・年尾の特別展を見ました。
アカシヤの花が美しい公園の一角に文学館はあります。
都会の真ん中ということを忘れてしまう静けさでした。
展示室に入ってすぐガラスケースの中に「吾輩は猫である」の初版とおぼしき装丁の三冊の本があり、かなり古色を帯びていたけれど一度は実物を見たいという願いが思いがけず叶いました。

2024・6・7

休日のランチ「稲庭うどん」 

休日のランチ「稲庭うどん」 

今日の最高気温20℃。
昨日までの寒さからやっと抜けたようです。
冷たい稲庭うどんに天麩羅を添えて、茗荷や青じそ・生姜の薬味で喉越しよくつるつると食べてもらいました。
娘を思い素材に気を配り整えた食卓ですが、その一方で水にも食糧にも事欠く多くの人々がいる現実をおもうと胸が塞がります。
悲しいことに私にはどうすることもできないけれど、せめて無駄なく食材を使い切ること、水を汚さないように工夫することを

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「露結ぶ」 

「露結ぶ」 

方丈の庭に露干ぬ露結ぶ 

(ほうじょうの|にわにつゆひぬ|つゆむすぶ)

隣家の夫人が亡くなられた。
仕事から帰宅して急に体調不良になりその夜のうちに亡くなられたと…。
高齢の私をいつも気遣ってくださっていた人。
垣根越しの庭に、今春新しく植えた花鉢や愛犬のおもちゃのボールが露を帯びている。
記憶の中にはありありと生きているのにもう会うことが出来ない現実は、受け入れることが難しい。
打ちのめされ

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休日のランチ「冷やし中華」 

休日のランチ「冷やし中華」 

今日のお昼は冷やし中華、娘も少しだけ盛り付けに参加しました。
「〇〇ちゃん、えらーい、じょうずねー」とご満悦でした。
気を悪くしないようこっそり手直ししてパチリ。
でもカンが鋭いからきっとバレてますね。

2024・5・26

「コロポックル」 

「コロポックル」 

コロポックルおわす窪地の蕗のかげ 

蕗の下の神様コロポックル。
子どもの頃、いるんじゃないかなぁ…いてほしいなぁといつも思っていた。
草の葉で小さなお布団を編んで蕗のしたに敷いて、夜になったらコロポックルが寝てくれるかもなんて夢想していた。
夢見がちな小さい私は今も心の片隅に住んでいて、蕗の繁みに足をとめコロポックルの世界に遊んでしまう。
いると思えばいることになるし、たとえ見えなくても見えてく

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「綿毛」 

「綿毛」 

朝凪や蒲公英の絮風を待つ

(あさなぎや|たんぽぽのわた|かぜをまつ) 

朝凪のなかしんと佇むたんぽぽの綿毛たち。
気温があがって上昇気流が生まれれば空へと旅立っていくことでしょう。
残される古いベンチにふと感傷を覚えました。
何処へも行けないし行くつもりもないのだけれど、旅立ちへの憧れはあります。

2024・5・23

休日のランチ「鮭の混ぜ寿司」

休日のランチ「鮭の混ぜ寿司」

少し蒸し暑い日曜日、このところ元気のない姫のためにさっぱりした献立を。
焼鮭と胡瓜・茗荷のシンプルな混ぜ寿司をとても喜んでくれました。
いつものようにお結びにしなくても自分でお皿を持って食べることが出来て、その上おかわりまで!
本人の心の安定もあるだろうし、食器の形状や具材の大きさとか全てがフィットした結果なのでしょうね、きっと。
どのお皿が食べやすいか考えた結果が吉と出て、ちょっとうふふな母です

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「聖五月」 

「聖五月」 

鳥歌い緑滴る聖五月 

北国は、いちどきに花の季節となる。
華やかに咲き誇る花々をよそに、木陰にひっそりと咲くクリスマスローズ。
樹々の滴りのような緑の花弁が美しい。
自然の恵みあふれるこの季節を敬して受け取る。

2024・5・18

休日のランチ「蕗ごはん」 

休日のランチ「蕗ごはん」 

春に一度は食べたい蕗ご飯、筍と油揚げと一緒に炊きました。
炊きあがりの蕗の香りが何ともいえない清々しさ。
最初はそのままお弁当箱に詰めたけれど、娘に自力で食べてほしくて小さなおむすびに変身。
少しだけ手を貸してほとんどは自分で食べることが出来ました。
本人も「〇〇ちゃん、えら~い!」と自賛。
いつもの笑顔が戻ってきたのが、母の日の嬉しい贈り物です。

おうちごはんの裏方さん   

おうちごはんの裏方さん   

いつも使っている調味料や出汁の素材を、ありふれたものですがちょこっとご紹介します。
口から入るものが健康の基本かなぁと、調味料は手に入る範囲とお財布の事情と相談しながら体に良さげなものを選んでいます。
今日はこのなかから麺つゆを作ります。
麺つゆの材料は、羅臼昆布・かつを厚削り・干し椎茸・味醂・酒・醤油。
水を加えないでつくる濃縮タイプなので三週間くらい保存が利きます。
火を止めて一晩寝かせ濾した

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「立夏」 

「立夏」 

ヘアドネージュせむと立夏に髪洗ふ 

三年間伸ばした髪、ようやくヘアドネーションできそうです。
若いときは髪の量が多いのが悩みでしたが、それが誰かの役に立つなんて嬉しいことです。
白髪なので見苦しくならないようにお手入れやお洒落を心掛けて、それも楽しいことのひとつでした。
切った後はどんな髪型にするのかそれも楽しみです。

2024・5・5 立夏

 

休日のランチ「すき焼き」 

休日のランチ「すき焼き」 

娘に元気をだしてもらおうと、とっておきの米沢牛をすき焼きにしました。
相変わらず口に運んでもらうのを待っているのですが、今日は巣を乗っ取ったカッコウのヒナみたいに大きな口を開けています。
復調の兆しが見えてきました。
耳かきをして爪を切って「耳ありがとう」「爪ありがとう」と、柔らかな表情です。
カレンダーの来週の帰宅日に一緒にシールを貼って、さあ通常の暮らしが始まります。
いつもと違った一週間、行

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休日のおやつの思い出  

休日のおやつの思い出  

書類を整理していて、昔描いた四コマ漫画を数枚見つけました。
仕事が休みの土曜日か日曜日、たぶん家事の合間にささっと描いたのかな、枠線がフリーハンドです。
娘は小さい頃から私にたくさん驚きや笑いの種をくれました。
面白く思うのは親ならではなんですけど。
でも載せちゃいますm(__)m

2024・5・4