「有限」が紙のいいところ。「無限」だからデジタルは使えない。
「無限」がデジタルの利点の一つ、とされています。
どれだけメモしてもiPhoneの大きさ重さは変わりません。
紙面の広さが無限のiPad のノートアプリがあります。紙面の広さは決まってるけどその枚数は無限、というアプリもあります。
実際にはメモリの容量が上限だから限りはあります。でもほぼ無限といえるでしょう。
しかし、この無限は本当にメリットなのでしょうか。
我々の脳は、それに適応できているでしょうか。
Evernoteをはじめ、さまざまなノートアプリの使いこなしに相当な時間を注ぎ込んできましたが、私にはデジタルの無限は使いこなせませんでした。
手間がかかりすぎるのです。
ノートは、メンテしてこそ使いこなせます。
見返す。追記する。抜書きする。インデックスを作る。
無限に増殖していくノートは、メンテが追いつきません。
広さが無限の庭を手入れするようなもの。
紙だと、物理的な制約があります。それはデメリットとされています。
でも、目で見て、手で触れて、重さ大きさを物理的に認識できる紙の手帳やノートで十分なのです。
手入がおよぶ、限りあるスペースの庭で、時間やタスクを管理し、思考を育てるとしましょう。
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