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「Container ECをキッカケにWillboxが提供できる価値を大きくしたい」 物流×ITでの新たな挑戦

こんにちは!Willboxです。
荷主と物流事業者を直接つなぐ国際物流プラットフォームを開発・運営するWillboxでは、現在一緒に働くメンバーを大募集しています!

今回は今年1月にリリースしたContainer EC PdMの篁さんにインタビューを行いました。

これまでずっとWebデザインに関わってきたキャリアの中で「リアル × IT」が絡むサービスの開発に興味を持ち、国際物流の領域でプラットフォームを開発するWillboxへ入社。

現在は海上コンテナ手配専用サービス「Container EC」のPdMを担当しています。そんな篁さんに現在の仕事内容やContainer ECについてお話を聞きました!

<プロフィール>
篁 玄太
大学卒業後、独学でWebデザインを勉強し、Webデザイナーの道へ。HPの受託制作・システム開発・ゲーム制作・SESなどを経て、freee株式会社に入社。人事労務プロダクトのデザインマネジメントやマネージャーを担当し、2023年10月にWillboxへ入社。

ー まずは篁さんのこれまでのキャリアを教えてください!

大学を卒業してからWillboxに入社するまで7社ほど経験し、ずっとデザインに関わってきました。大学ではデザインを専攻していたわけではありませんでしたが、所属していたゼミの活動を発信するホームページを担当して初めてデザインに触れる機会があり、ホームページを作っていくうちに「楽しい」と感じるようになったんです。

当時はまだ具体的な将来の計画が固まっていませんでしたが、それでもデザインやWebに関わる仕事が楽しそうだなと感じ始めたくらいです。

その後、いわゆる一般的な就活をして色々な会社の面接を受けたのですが、あんまりしっくりこなくて。 どちらかというと、ホームページ制作のような手に職をつけ、自分でデザインやプログラミングをしてみたいと思うようになり、大学卒業後に独学でWebデザインの勉強をして、半年後に地元の小さなWeb制作会社にWebデザイナーとして入社したのがキャリアのはじまりです。

ー Webデザインを独学で勉強したんですね!就職してからはどのような仕事をしていましたか?

基本的には受託制作で、ひたすらホームページを作るという仕事です。
デザインはもちろん、HTMLやCSSのコーディング、Javascript、Flashといったフロントエンドの実装も自分でやっていました。お客さんが自分で更新するためのCMSという仕組みの構築も含めて、 基本的には全て担当していたので、かなり経験を積ませてもらえましたね。

もちろんなかなかうまくいかないこともあって、何度も修正したものの最終的にボツにされたり、架空の案件で公開されることはなかったみたいな出来事もありました。自分が作ったものが公開されないショックさはありましたが、そういった経験も含めて、早い段階で経験を積めたことは良かったですね。周りに自分よりも経験のあるデザイナーがいたので、教えてもらいながら成長できたのもメリットだったと思います。

ー インプットとアウトプットの同時進行が一番成長できますよね!その後はまた別の会社でWeb制作に携わったんですか?

はい。その会社で3〜4年働いた後、もう少しシステム寄りのWeb制作会社に入社し、UIデザインの案件を担当しました。

その会社も受託制作だったので、リピートしていただく案件もありましたが、基本的には依頼されたものを作って一旦終了するケースが多かったので、継続的にサイトやサービスを成長させる取り組みもしたいという想いが次第に強くなっていき、ゲームを自社で制作・提供している会社に転職しました。

そこでは、ゲームの情報設計とUIデザインをメインで担当しましたが、デザイナーとして働いているのかどうか、ハッキリしない状況が続いていたことに違和感を感じたんです。

そのため、本格的にUI/UXデザイナーとして働ける環境で働こうと思い、当時UI/UXデザインに力を入れていたマーケティング事業を展開する会社や、その次にデジタル広告の代理店でデザイナーを担当しました。

その頃、リモートワークが注目され始めた時期だったので、試験的に週に1回リモートワークを取り入れたところ、作業が効率的かつ通勤時間も不要なため魅力を感じ、「完全にフルリモートの会社でもいいのではないか」と考え始め、まだコロナ禍前でリモートワークが一般的ではない時期でしたが、オフィスを持たず、4〜5人のエンジニアで運営している会社に入社。業務内容は基本的にSESで、クライアントと月単位で一定時間リソースを提供する仕事内容でした。

リモートワーク自体は効率的で自分にはすごく合っていましたが、一方で個人事業主のような働き方に近く、会社として一緒に何かを作り上げる感覚がないように感じ、自分はチームでプロダクトを作り上げるような環境で働くことがやりがいなんだとそこで気づきました。

同時期に知人がfreeeの関西開発拠点の立ち上げに携わっており「一緒に働かないか?」と声をかけてもらいました。話を聞いていくうちにその知人が楽しく働いている様子を見て、freeeでの仕事が魅力的に映るようになり、最終的に面接を受け、関西開発拠点初のデザイナーとして入社しました。

”チームで作る”ということをfreeeで実現できましたし、働き方についてもリモートと出社のどちらでも良いという柔軟な方針かつ優秀でコミュニケーションが取りやすいチームメンバーと一緒に働けたため、理想の環境でした。

プレイヤーとしてスタートし、人事労務プロダクトのデザインマネジメントや最終的にはマネージャー専任に近いポジションとなり、メンバーの成長や活躍をサポートするなど、充実していましたね。

その後、「freee販売」を担当することになり、山形の倉庫で業務観察をするなど初めて物理的な要素とITが融合する領域でリアルな物とデジタルが関わる複雑なプロダクトに携わりました。この経験から、リアル × ITが絡むサービスの開発に興味を持ちはじめるようになったんです。

ー そうだったんですね!それでWillboxへ転職を決意されたのでしょうか?

そうですね。スカウトをもらい神さんと話した結果、現在のフェーズは自分にとって興味深く、デザイン組織の立ち上げに挑戦するにも絶好のタイミングだと思いました。これまでの経験を活かし、状況に応じて柔軟に対応できる場面が多いのではないかと考え、組織の規模感も含めて理想的な環境だと感じました。

ー 実際に入社してみて物流×ITはいかがですか?

面白いですね。
神戸の商船港運さんを見学させてもらい、実際の現場を見ながら業務を理解したり、プロダクトを作ったりできるところが物流×ITの良さだと思います。

業界的にもすごくIT化が進んでるわけではないので、その分やりがいもありますし、自分たちがやったことはそのまま業界全体の底上げに繋がりそうだなという感覚があるので、そういう意味ではやりがいと面白さの両方を感じています。

ー Container ECの立ち上げから現在はPdMを担当されていますが、どういった経緯でPdMを担当することになったのですか?

入社した当初はPdMをやるとは考えていなかったのですが、プロダクトが複数ある中でPdMが1人という状況にすごく無理があるなとは思いました。どんなに優秀なPdMでも負担が大きくなりますし、そこがボトルネックになりエンジニアのパフォーマンスもフルに発揮できない懸念がありました。そうした状況であれば、私がPdMも兼任するのが開発チーム全体にとって最適かなと思い「僕がやりましょうか」と話をしたのがはじまりです。

あと、Container ECであればPdMとUX/UIデザイナーを分けない方がスピード感のある開発がしやすいんじゃないかという個人的な仮説を検証してみたかったという点もあります。

会社によってはUXデザイナーが難しい立ち位置にあるなとは感じていました。例えば、デザインだけでなく現場の観察やリサーチ面もやらないといけない。あとは、モチベーションの部分で、決まったことをただやるのではなく「プロダクトにはどういう要素が必要なのか探るところからやりたい」「プロダクトロードマップの策定に関わりたい」そういったデザイナー業務だけでなく、もっと範囲を広げたいと希望する人が多いと思います。

しかし、それはPdMと重なる部分もあって、PdMがどう進めたいかによってデザイナーが関われる範囲も変わってきたりします。PdMは責任範囲がプロダクト全体ですし、場合によっては数字にも責任を持つようなケースもある。そういう立場の人に責任を持っていないデザイナーが、あれしたいこうしたいみたいな話をするのは、結構辛いですし、場合によっては対立するかもしれないと思ったんです。

これまでの経験からPdMとデザイナーは分業でやるしかないのかな、それが1番良いかたちなんだろうか。という疑問がずっとありました。そういう個人的な考えもあり、デザイナーとPdMを一本化させてもらいました。

幸いContainer ECは立ち上げたばかりですし、スタートから関わってきたので、トライできる環境でもあり、この仮説を検証する意味でも良い機会をもらえたなと思っています。

ー Container ECチームはいかがですか?

今は規模が大きくないため、スピーディーに疑問や仮説を検証できていますし、率直にその楽しさを感じています。

基本的には社内のContainer ECに関わる全ての人とコミュニケーションを取る立場にいるため、情報収集と意思決定をする役割を今は担っています。

主な業務内容としては、社内の情報を収集し、それに基づいてプロダクトの方向性を示すことです。お伺いを立てすぎると何も決まらないため、私自身の判断で「これが良いと思いますが、どうですか?」と仮説を示し、意見を求めながら進めています。

情報を集めてプロダクトを作成し、その後フィードバックを集めて精度を向上させるプロセスを繰り返しています。そのうえで、具体的なかたちにするための計画や段取りも進めています。

人に関していうと、Container ECに関わる人は皆、物流に対する強い想いを持ち、プロダクトに対しても一定の期待を寄せてくれています。そのため、ビジネスグループのメンバーと共に仕事をするのはとてもやりやすいです。良いメンバーに恵まれているなと感じています。

ー 今後、Container ECをどのようにしたいですか?理想像はありますか?

先日、社内に共有した「5年戦略」を基本的なベースとしていますが、最終的にはプラットフォーム兼メディアのような状態にしていきたいと考えています。今は情報を集め、それに基づいて作成し、ユーザーが検索やブッキングができる範囲にとどまっていますが、こちらからアプローチしなくても、Container ECの仕組みや発信する情報の魅力によって、自発的にContainer ECを使ってもらえるようになるとWillboxが提供できる価値がますます大きくなると考えています。

そうすれば過剰なコストをかけずに自然と事業が拡大するような状態を目指せると思いますし、時間はかかるかもしれませんが、この方向性に向かって進めていきたいです。

ー Willboxは「荷主と物流事業者が直接つながる」世界を目指していますが、Container ECでは、ユーザーと船会社が直接つながるようにオペレーションが不要なシステムを構築していくということでしょうか?

そうですね。人間が行う必要のない作業や、コンピューターの方が得意とする領域については、最適化を進めていきたいと考えています。

メディア化に関しては、コンテンツの蓄積方法などを検討している段階で、Container ECを開いたときに船会社やコンテナにまつわる情報が全てわかるニュースサイトのような情報提供も目指しています。

現在、日々の輸出業務に取り組む中でContainer ECが作業の中核として機能し、ユーザーが ”とりあえずContainer ECを開く” というような状況を作り出せれば理想ですね。

1月の正式リリースから安定的にブッキングリクエストがきていることは良い傾向だと思いますが、リクエスト後のやり取りはまだ理想の状態から遠いと感じています。やはりオペレーションがいらない「荷主と物流事業者が直接つながる」の実現のためにはここを重点的に取り組んでいきたいです。

将来的にはマーケットプレイスとしての機能を目指していますが、まずは価格以外の魅力を提供できるように、自然とContainer ECを選ぶユーザーが増える取り組みを直近の1年で進めていきたいと考えています。

ー 篁さんからみたWillboxの魅力は何でしょうか?

個人的にとても良いと思うのは、任せてもらえるところです。やり方や仕事の進め方について、誰かに指示を受けることは基本的になく、これまでの経歴や信頼関係から任せてもらえているのかもしれませんが、社員一人ひとりに権限が与えられているのは良い点だと思います。

仕事のやりがいは人によって違いますが、私の場合は大きなテーマを与えられ「どうすればいいのか」と考えるプロセスが楽しいと感じます。小さな企業では個人の裁量が高く、風通しの良さを強調する会社が多いですが、Willboxはその傾向が特に強いです。

一度手を上げたら、その人に全てを任せてくれる環境で、数ヵ月働いてみて当初よりその印象はさらに強まりました。自分でやることや、そのために必要なことを考えて進めたいという人にとってはとても良い環境だと思います。

また、Willboxでは少数精鋭で個人の裁量があり、各々が任された分野で力を発揮できる機会が多いと感じます。人数が少ない分、それぞれが任される役割が大きく、個人の能力を最大限に生かせる環境です。

良い意味で”勝手に仕事したい人”にはすごい楽しめる会社ですね。
私もやりたいことをやれているので、すごくやりがいがあります。

ー さいごに、篁さんの今後の意気込みをどうぞ!

自分が置かれた環境で何を求められているか、その場で自分がどう動くのがベストなのかという観点から自分のやることを決めるケースが多かったので、そこはWillboxでも変わりません。

今後、もっと会社が大きくなり、デザイナーの組織をまとめる必要性やそれを外部にも発信して採用に繋げる必要性が出るようであれば、その時に応じた動きをします。

ここは私だけではなく、もう1人のデザイナーとどう分けるかみたいな判断も必要になりますし、CPOのようなプロダクト全体をまとめる立場の人もおそらく必要になってくると思います。これから入ってくる人や会社がどういう方向に向かっていくのか次第で、私のやりたいことは変わってくると思います。

Willboxがこれからどんどん伸びていく会社でもあるので、 今の状況やフェーズに合わせて割とどうなっても楽しめると思いますし、やるならとことん楽しんでやっていきたいです。


Willbox,Inc.

Willbox株式会社は国際物流プラットフォームを開発運営する2019年に創業した物流スタートアップ。「国際物流をより最適に、よりスマートに。」をミッションに掲げ、日々活動しています。

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