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CFOの戦略:スタートアップでは戦略を公開していくことが必ずしも正解ではない、プレスリリースでもピッチでも戦略は簡単には公開しない

スタートアップでは特に資金調達完了後に
プレスリリースを実施することは多いです。


営業や採用に繋がるので、
企業としてはプレスリリースするのは
当然のことです。

一方で競合からどのように
プレスリリースを見られているかを
考えている企業は少ないはずです。

競合からすると、
調達した資金をどこに投下していくのかは
かなり関心事の高いポイントになるはずです。


競合に関心事さえ抱かせない方法は、
そもそもプレスリリースを実施しないということです。


特にスタートアップでは、
限られた事業にリソースを投下しているために
資金調達でどこ注力していくかがわかりやすいです。


競合に戦略がわかってしまうことは、
ある意味互いで同じ領域を広げていくのであれば
良いのかもしれません。


しかし多くの場面で、
同じ領域とはいえ先に契約していたプロダクトを
スイッチさせていくことには大きな労力を有します。



ピッチイベントでも資金調達注力期間でなければ、
事業紹介レベルで済ませることも、
攻め方としては選択肢となりえます。


何をしているかを魅せて見せること
または、

何をしているかを見せないこと
をうまく活用していくことで企業価値を高めていくこと
がスタートアップ経営として必要になります。

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