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2023年6月の記録

研究室旅行@九大山の家

昨年再開した研究室旅行ですが、今年は阿蘇にある九大山の家にいきました。人数が多すぎて、実際には九大の山の家には入りきれず、同じ敷地内の九重共同研修所を使わせてもらいました。今年は、研究室総員60名を超えており、その中の40数名が合宿に参加しました。人数が人数なので大型バスをチャーターして移動してます。

人情コンテスト

合宿では、人間情報システムグループ内コンテスト(通称、人情コン)を毎年開催しています。学生たちのスキルアップと興味の探索、そして、夏から秋にかけて開催される外のコンテストに向けた予選を兼ねています。4月入学後から、2ヶ月間、独自に頑張って開発したものを発表してもらいました。今年は学会のデモセッションをもして、1分ショットガン+30分デモを5セットというような形で、ライブデモを見せてもらいながら評価しました。

BBQ&懇親会

しっかり発表会を頑張ったあとはお待ちかねのBBQ大会。50人近い参加者ともなるとカオスな感じですが、スカッと晴れた空の下でみんなでBBQするのるのは何にも代えがたい楽しい時間です。その後は、お風呂に入って、部屋で懇親会。毎年、ここで隠れキャラが色々見えるのが面白いですね。今年も、面白いキャラが発券できました。

スポーツ大会

2日目は朝からスポーツ大会。ドッチボールに始まり、フットサル、バスケ、バドミントン、卓球とみんなで汗をかきました。ここでもまた隠れキャラ(見た目は大人しそうなのに意外と活発など)が見え隠れして楽しいです。中国人は全員卓球がうまいかと思ったら全然。というか、勉強しすぎたのか日本人大学生と比べるおかなり運動が苦手かもと感じたり。

学会

人工知能学会 JSAI 2023 @熊本

今年も、人工知能学会全国大会に参加しました。今年は、阪大松村先生、関西大学松下先生と「AIは仕掛学の夢を見るか?」というセッションを企画し、仕掛学とAI研究、行動変容支援とAI研究の関わりを模索しました。

また、研究では「生体信号を活用した医療・ヘルスケアAI」において、生体データからの個人識別が可能であることを問題点として、いかにデータにノイズを載せて個人識別できなくするか(それでいて病気の判定精度は落としたくない)ということに取り組んだ差分プライバシーの研究を発表しました。

日本造園学会@南宮崎大学

通常ですと縁遠い学会ですが、街の賑わい計測という以前のプロジェクトから、都市工学・ランドスケープ分野の先生方との仕事がちらほら始まってます。その時は、センサやカメラを使って人流を測るという仕事でしたが、今回は造園という分野で活用な情報技術として、参加型センシングを紹介しました。

スケジュールの都合によりビデオ講演となりましたが、この学会を通じて、北大・上田先生と繋がりました。高校の後輩が研究者になっていて、また、私も大好きなドイツに留学中と聴いて嬉しく思います。

イベント

未踏的人材発掘育成事業の説明会@エンジニアカフェ

地方から未踏的な人材を発掘するという事業に採択され、次世代クリエータを発掘するという活動が始まりました。想像以上に大変ですが、多数の先生方、企業の方に助けてもらいながら、なんとか走り始めることができています。

準備がギリギリになってしまい、5日前告知となった説明会には、現地は満員の40名超、オンラインにも60名以上で、合計100名以上が参加してくれ、福岡のポテンシャルを感じました。

ムーミンムーブアイデアソン@伊都キャンパス

歩行ゲーム、ムーミンムーブ、を対象として、より歩行を促進するにはどうしたら良いかというアイデアソンを開催しました。QRECと共催し、全学から広く参加者を募ったところ、35名を超える参加者が集まってくれました。大橋キャンパスの芸工生や、ムーミンが大好きという学生なども参加してくれて、工学系学生だけでは思いつかないようなアイデアが出たように思います。

一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構総会@東京

理事を拝命している一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構の総会が開かれました。年に一度ですが、錚々たるメンバーが集まります。SB黎明期のお話を聞くのがとても楽しい会です。
春先に開催した自治体でのChatGPT活用に関するイベントには400名を超える参加があり、一気に自治体会員も増加しました。今回、新事務局長、新理事を迎え、より一層、活発になること間違いなしです。

九大DX推進本部・デジタル社会創造研究部門勉強会@伊都キャンパス

不思議なもので、上記一般社団法人と名前が類似した部門が学内に誕生し、昨年から委員を務めています。今年から専任教授が着任し、活動も活発化しています。その活動の一つが定期的な研究会の開催で、以前は、大橋キャンパスにいき芸工の取り組みを勉強させてもらいました。今回は、NEC研究所や九大COIのリーダの経験を踏まえた中村先生から「研究プロジェクトが失敗する要因」について講義してもらいました。

その他

SAM会で久しぶりの発表

投資家の皆さまが集まる会合で久しぶりに発表の機会をいただきました。行動変容支援に関する研究はかなり広がっているのですが、企業の動きが早く、コンサルティング形式で関わることが増えてきています。ここで何らかの起業のようなチャンスもあるのかもしれませんが、コア技術を確立するまでは色々な案件に関わりノウハウを貯めていこうと思ってます。

基盤Aキックオフ

これまで科研費は少しずつステップアップしてきて、ようやく基盤Aの獲得ができました。これでまた5年間は腰を据えて研究ができそうです。今回は、インターネット×行動変容という分野で、これまで実世界での行動変容を対象としてたものとは異なるチャレンジとなりそうです。今回、分担者である東大鳥海先生、奈良先端大諏訪先生、津田塾大鈴木先生に九大に集まっていただき、今後の研究計画について相談しました。

ChatGPTを使った講義が毎日新聞に

ICT社会基盤デザイン特論という情報技術とデザイン思考で社会問題の解決案を出していこうという講義を担当しているのですが、毎年2回は、企業からのインプットを入れています。今年は、調査に力を入れるべく、アンケート大手のインテージ、Webマーケティングのオプトに来てもらいました。そして、後者の講義において、ChatGPTを活用してネット広告のクリエイティブを作ってみるという演習を行ったのですが、そのことを毎日新聞に取材いただき、全国欄に大きく掲載いただきました。

糸島市観光審議会

委員を務めさせていただいている糸島市観光審議会の年1回の委員会に参加し、今年度から来年度に取り組む観光政策について他の委員の方々と議論しました。コロナから回復しつつあるものの、ミクロに見るとまだまだ課題が山積みという状況です。

Andreas Dengel教授ご訪問

ドイツ時代のボス(ドイツ人工知能研究所所長)であるDengel教授が福岡に来るということで、理事・副学長らの会食にアテンドしました。いつもパワフルで、深い洞察があり、この人の前では何でも見透かされるなとドキドキしますが、かわいがっていただいていていつも会うのは楽しみです。

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