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趣味が読書なので、勉強になった本、感動した本、元気をいただいた本の感想を中心に投稿して…

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趣味が読書なので、勉強になった本、感動した本、元気をいただいた本の感想を中心に投稿していこうと思います。ビジネス、文学作品が半々。よろしくお願いします。北海道在住。

最近の記事

  • 固定された記事

紙媒体の贈り物。

紙媒体のものが何でも高くなってきたと感じる中で、買った書籍に挟まっている読者アンケートを必ず書いて送っていました。QRコード経由でアンケートに答える形式も含めて、とにかくアンケートに感想を書いて送ってました。こうやってnoteさんで情報発信する以前から、本を読んだらアウトプットする必要は感じていたし、個人的に読書日記をつけるのも何冊かやってみたけれど、自己完結になってしまい、ちょっと違うかなと感じてました。ブログ記事で感想を書くのも、ほんの少し前まで「発信する勇気」がなかった

    • 5月の読書体験を振り返る

      いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。5月はブログを3日休んでしまいましたが、なんとか再開することができました。読書も4月よりは本業も忙しい中でしたが、千早茜さんの「しろがねの葉」、宇佐美りんさんの「推し、燃ゆ」という女性作家さんの作品に触れることができました。 ビジネス書はビル•パーキンス氏の「DIE WITH ZERO」をきっかけに、積読していた本(「コンテナ物語」、数年前に読み終えた本(町田康さん「しらふで生きる」)を思い出したりしました。 千早茜さん

      • 町田康さんのエッセイ「しらふで生きる」を思い出す

        私の過去のブログ閲覧数の上位に、町田康さんの現代語訳「宇治拾遺物語」の感想記事があります。町田康さんは私の好きな作家の一人だけれど、閲覧数で上位にくるとはいうのは意外でした。一方で、最近は自分の健康への投資という考え方にも触れるようになったこともあり、今日は数年前に読んだ町田康さんのエッセイ「しらふで生きる(大酒飲みの決断)」について感想を書いてみようと思います。 人はなぜお酒を飲むのか?について、いろいろな角度から検証されていて、酔っ払いのバカバカしさについて、どこか自虐

        • 海外発のビジネス書のこと。

          ビル•パーキンス氏の「DIE WITH ZERO」を読み終え、次はマルク・レビンソン氏の「コンテナ物語」を手にしています。「コンテナ物語」は忙しさを言い訳に半分ぐらいで挫折したのだけれど、今週から再チャレンジしてみます。ハードルを下げるわけではないけど、こちらの本分厚いように見えて、ラスト100頁ぐらいは引用文献の説明になっており、見た目ほど分厚くはないです。 何年か前に、勝間和代さんの書籍の中で、海外、特にアメリカの著者が書かれたビジネス、投資関係の本は、最先端のことが書

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        紙媒体の贈り物。

          一枚のハガキから

          ビル•パーキンス氏の「DIE WITH ZERO」を読み終えて、書籍の間に入っていた出版社宛のアンケートに答えようとしています。発信を再開する以前(ほんの二、三ヶ月前まで)は、こうやって、感想ハガキやWEBアンケートで、読書のアウトプットをしていました。以前ブログに書いたこともあります。 実際に、こういった不特定多数の方々が目にするアウトプット(情報発信)をするようになってからは、全然違った風景が広がっています。 以前は、情報発信して中傷されたらどうしようか?その悩みにと

          一枚のハガキから

          DIE WITH ZEROと読書習慣

          今月後半は、ビル•パーキンス氏の「DIE WITH ZERO」という本を読んでいます。自分の生きている間の時間との関係の中で、自分の資産であるお金をいかに使うか、経験に転化していくかについて述べている本です。私個人としては、今まで思いつくこともなかった考え方が書かれています。読んでよかったし、出会えて良かったです。 この本も、ラストが迫ってきました。若い頃、二十代の頃であれば、こういった世界を広げてくれる本に出会ったら、ページをめくる手が止まらなくて、あっという間に本を読み

          DIE WITH ZEROと読書習慣

          らじる⭐︎らじるでラジオ英会話6月号へ

          NHKラジオ英会話、まだ続いております。朝か夜の生放送で聴けない時もありましたが、ラジオアプリ「らじる⭐︎らじる」の力を借りて、なんとかLESSON35まで辿り着きました。定期購読にすると、挫折してしまう気がしていて、ラスト一週間を切ったら、翌月号を買うという感じで進めてます。まずはこの1ヶ月に集中する!みたいな感じです。そういうわけで、昨日はラジオ英会話6月号を地元書店で買ってきました。 連載記事で私が楽しみにしている「名著への招待」はジェイン・オースティン氏の「プライド

          らじる⭐︎らじるでラジオ英会話6月号へ

          武田友紀さん「繊細さんの幸せリスト」を一部読み直し

          今年元旦発生の国内被災地での復旧活動が長期化しているとニュースで拝見しました。長期にわたる避難所生活と、支援活動をされている方々の姿。自分も何かできることはないかと考えてしまいます。 一方で、いつも震災や戦争の映像を見て思うのは、避難所で集団生活を余儀なくされている人の中には、共感性が高いHSP(とても繊細な人)も必ずいるはずで、とても辛い思いをしているのではないかということです。私自身も、普通の人より飲食店やスーパーなどで、周りの会話が非常によく聞こえるらしく、HSPとい

          武田友紀さん「繊細さんの幸せリスト」を一部読み直し

          「静かな生活」で知った映画「案内人」

          大江健三郎さんの連作短編集「静かな生活」をゆっくり読んでいます。三つ目の作品「案内人」(ストーカー)まで読み終えたところです。旧ソビエト連邦の映画監督タルコフスキー氏の映画「案内人」の感想を小説家Kの子供たちが述べていく内容になっています。ですが、前提知識として、タルコフスキー監督の「案内人」も、タルコフスキー監督の代表作「惑星ソラリス」も「ノスタルジア」も知りませんでした。今回初めて知りました。 小説の中では、案内人に連れられて、男三人でZONEという立ち入り禁止の隕石が

          「静かな生活」で知った映画「案内人」

          DIE WITH ZEROを再び開く

          3日ぶりのブログ投稿になります。コンフォートゾーンを出ることは大切ですが、思った以上にエネルギーを使いすぎて、本を読むこともブログを書くこともストップしてしまいました。せっかく50日ぐらい発信が続いていたのですが、ちょっと悔しいです。 さて、日々の読書を再開しました。再開した一冊目は読みかけのビル・パーキンス氏の「DIE WITH ZERO」。 まだ前半部分ですが、年をとるとお金を使わなくなる、という言葉が出てきます。確かに若い時よりも、よく言えばお金を使うのが上手になっ

          DIE WITH ZEROを再び開く

          大江健三郎さん「静かな生活」を読み始める。

          この4月から昨年亡くなったノーベル賞作家大江健三郎さんの作品を読む機会が増えました。先週「静かな生活」を読み始めました。 短編集の最初、第一話の「静かな生活」になります。なぜか出張移動が長い時は、大江さんの作品を携行することが多いです。「新しい人よ眼ざめよ」が父親が語り部であるのに対し、この「静かな生活」は、女子大生である妹の視点で描かれています。 文体の明らかな違いが感じられます。父親が語り手の「新しい人よ眼ざめよ」は、哲学的、考察的な表現が多いですが、若い妹が語り手で

          大江健三郎さん「静かな生活」を読み始める。

          前野隆司先生「幸せのメカニズム」のこと。

          読書が好きな私でも、さすがに本を手にすることが出来ない時もあります。ですので、過去の読書履歴のことを書きます。 ちょうど一年ぐらい前に、「ウェルビーイング」という言葉を知り、前野隆司先生の「幸せのメカニズム」という本を読みました。幸せというものを突き詰めて考えていくと、4つの因子に分類されるのだそうです。 4つの因子のうち、私にとって、一番必要なのは、「やってみよう」因子だなと、こちらの本を読んだ直後に思いました。今でもそう思っています。年齢を重ねるにつれ、なかなか自己実

          前野隆司先生「幸せのメカニズム」のこと。

          今週のラジオ英会話で思い出した「コンテナ物語」

          5月に入ってからもNHKのラジオ英会話はなんとか続けています。どうしても聞けない時はありますが、再放送を使って何とか30回まで来ました。少し惰性になっている気もしますし、今聞いているラジオ英会話よりも、中高生向けぐらいのレベルが丁度いいのではないかとか思いつつ、やっています。 旅行で不自由しないようにとか、Instagramで興味ある分野の発信をきちんと受け取れるように、あまりハードルを上げすぎず、やっていこうと思っていますが、学生時代と違ってテスト、試験的なものがないので

          今週のラジオ英会話で思い出した「コンテナ物語」

          桜木紫乃さん「砂上」冒頭を思い出す

          1ヶ月半ほど情報発信を続けてみて、ある小説の中での一節といいますか、会話のやり取りを思い出しています。北海道出身の女流作家さんのことを立て続けに書いてきたせいかもしれませんが、桜木紫乃さんの「砂上」の中で、主人公が初めて会った編集者に、主体性のない文章だと指摘されるシーンです。その一連の会話が記憶に残っています。 そこから、表題の小説の中では、主人公の自分自身を知るという一つの旅が始まり、そして、周りの現実もどんどん変わっていくストーリーだったと記憶しています。最後は自分の

          桜木紫乃さん「砂上」冒頭を思い出す

          DIE WITH ZEROを読み始める。

          前から気になっていたビル•パーキンス氏の「DIE WITH ZERO」を読み始めました。映画シリーズ007のタイトルにありそうだなと、書店で平積みされているのを見かけて、素通りしてきたのですが、noteで読書感想の記事を見かけて、急に興味が湧いてきて読んでみたくなり、買ってきました。昨夜から読んでいます。 お金よりも今しかできない経験に投資することの大切さを説いています。具体的なお金の運用ではなく、お金に関する哲学、向き合い方について書かれています。金融投資よりも自己投資が

          DIE WITH ZEROを読み始める。

          ラストが迫る「しろがねの葉」

          千早茜さん「しろがねの葉」の後半(かなりラストに近い)を読んでます。石見銀山という西日本で、戦国時代を舞台にした作品を書かれた千早茜さんが北海道のご出身だということに不思議な縁みたいなものを感じます。北海道もまた明治時代以降、たくさんの産炭地を抱えたエリアだからです。鉱山で働く男性が短命ゆえに、「女性が一生のうち、三人夫を持つ」という史実も強烈ではありますが、かつて鉱物資源が採掘されてきた歴史を持つ北海道でもそれに近い出来事があったのではなかろうか?そんなことを思いました。最

          ラストが迫る「しろがねの葉」