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しりとり俳句《103》

夏の句に入りました✨
ちょっと新鮮な気持ちで、いきましょう!

今回は、東京シリーズがあります(説明は後半)

こちらの続きから。
👇

「さち・ちり・しの・しりとり俳句・二年目ルール」
☆順番=ちり→しの→さち
☆下五・下二字、または一字でしりとり
☆下五「かな・けり・にけり・たり・たる・なり・よ」などで終わる場合は、その前の二文字(もしくは一文字)から始める
(季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃)

第103回は、5/5~5/12(2150~2173)全24句

2150.    空によく懐いてをりぬ鯉幟
             鯉幟(初夏)ち

2151. 堀端に坐する翁や鯉のぼり
    鯉幟(初夏)し

2152. 立夏なり東京に良き友がゐて*
             立夏(初夏)さ

2153. テーブルへチョコと新茶をいそいそと*
             新茶(初夏)ち

2154. 友の笑み立夏の窓へ写真立て*
             立夏(初夏)し

2155. 立て掛けし傘の雫や夏の朝
       夏の朝(三夏)さ

2156. 朝市の野菜あかるく夏に入る
             夏に入る(初夏)ち

2157. イルミネーション二人寄り添ふ夏夕べ
    夏夕べ(三夏)し

2158. べっ甲の髪留めとむる夏の宵
    夏の宵(三夏)さ

2159. よい話持つて野ばらの花持つて
    野ばらの花(初夏)ち

2160. 定家葛の花の香や郵便夫
    定家葛ていかかずらの花(仲夏)し

2161. 二缶の麦酒を買つて帰りけり
    麦酒(三夏)さ

2162. 襟にやや小ぶりのレース美術館
    レース(三夏)ち

2163. 缶ビール上下に動く喉仏
    缶ビール(三夏)し

2164. 時計から小人出て来て心太
    心太(三夏)さ

2165. てんたう虫するする小さき手から手へ
    天道虫(三夏)ち

2166. 駅長の覗き込みたる緋鯉かな
    緋鯉(三夏)し

2167. 恋人と選ぶ母へのカーネーション
    カーネーション(初夏)さ

2168. しよんぼりの水着みるみる乾きをり
    水着(三夏)(晩春)ち

2169. 脇役のA子抱ふるキャベツかな
    キャベツ(初夏)し

2170. 別々の電車で下校夏の宵
            夏の宵(三夏)さ

2171. よいよいの手のそろひけり浴衣の輪
    浴衣(三夏)ち

2172. 和清の天ジャングルジムへ子と父と
    和清わせいてん(初夏)し

2173. 千鳥掛け終へしスカート夏浅し
            夏浅し(初夏)さ


     ・・・・・

東京シリーズ
2152. 立夏なり東京に良き友がゐて*
             立夏(初夏)さ

2153. テーブルへチョコと新茶をいそいそと*
             新茶(初夏)ち

2154. 友の笑み立夏の窓へ写真立て*
             立夏(初夏)し


前回のちりちゃんの記事にもありましたが、立夏を迎える前日、さっちゃんが所属結社「麒麟」の句会のために、東京にいらして✨
その際の三句なのですが、さっちゃんの御句の他は、なんのこっちゃ?ですよね(笑)

実は、三人がそれぞれに持ってきたお土産が詠みこまれているのでした。

さっちゃんの「冠茶の新茶」&紫乃の「ボリビア産チョコレート」


ちりちゃんの渾身の「写真立てアレンジ✨」(紫乃の想い出の句)


いやあ、俳句仲間、俳句の友、っていいなあ、と改めて思いました。
ちりちゃん、さっちゃん、ありがとう💜


     ・・・・・

夏の句、気になる句などありましたら、お気軽にコメント欄で教えていただけると、三人が小躍りします!
よろしくお願いいたします。

いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。