パーソナリティー・ピリカの「すまいるスパイス」新装開店✨
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卯月紫乃
俳句幼稚園の皆さんの入選句です。おめでとうございます💐
句集に収められている俳句、俳句誌の俳句などを紫乃らしく鑑賞。
俳句関連の大切な記事をまとめました。
【卯月紫乃】過去入選句(日付降順) 【俳句ポスト365・夏井いつき先生】2024年 2月兼題【囀】中級並選 父逝きし家のドアノブ囀れり 2024年 1月兼題【余寒】中級並…
俳句幼稚園(俳句幼稚園~弐~)からの入選句です。 【中級・佳作】 【中級・並選】 【中級・類想】 【初級・入選句】 入賞 17名17句 中級類想 3名3句(入賞句…
季語:白靴(三夏・生活) 靴を新しくするとき、人はささやかな幸せ、を感じることが多いように思います。通学靴であっても、通勤靴であっても、気づくと自分の口角が上が…
季語:春寒(初春・時候) 「春寒」という季語、「はるさむ」と読むか、「しゅんかん」と読むかで雰囲気がかなり変わります。(時候の季語にはありがちです) 作者は、ど…
季語:石蕗の花(初冬・植物) 蕗の葉のような葉をもつ、石蕗の花は、山道、街路、庭先、色々な場所で見かけることのできる、菊に似た鮮やかな黄色の花。 この花に黒い蠅…
夏の句に入りました✨ ちょっと新鮮な気持ちで、いきましょう! 今回は、東京シリーズがあります(説明は後半) こちらの続きから。 👇 第103回は、5/5~5/12(2150~2…
季語:秋晴(三秋・天文) 清らかな水面や、水の中にただよう藻はとても美しく、それを静かに見つめているだけで、心が整うように思える私です。 秋晴のもと、清流の中の…
季語:九月(仲秋・時候) 神社やお寺でしょうか、それとも、街中の歩道でしょうか。几帳面に道を箒で掃いている人がいます。そして、その道の上には、木の幹、枝、葉の影…
「宇佐美魚目の百句」より、好きな句、気になる句、二十五句選。 ・・・・・ 山口昭男句集「木簡」を読んだ後、「シリーズ自句自解Ⅱベスト100 山口昭男」を読…
「南風・四月号」より、好きな句、気になる句。 (句順は掲載順、*=特に好きな句) 村上主宰「澎湃」十句より 津川顧問「春の風」十句より 「雪月集」より(敬称略) …
俳句幼稚園(俳句幼稚園~弐~)からの入選句です。 【中級・佳作】 【中級・並選】 【中級・類想】 【初級・入選句】 入賞 16名16句 中級類想 2名2句(入賞句…
季語:蛍火(仲夏・動物) 暗闇に浮かぶ蛍火を見ている作者。人気のない、静かな夜なのでしょう。 蛍火と、自分だけの世界の中、ふと、草の囁きが耳に入ります。やがて、…
なんと、しりとり俳句も100回目を迎えました。 嬉しいです😁 100回目は、音楽シリーズからの「ららら」シリーズ(笑)あり! こちらの続きから 👇 第100回は、4/15~4/…
季語:花明り(晩春・植物) 花明り、という季語、とても美しいと思っています。桜の花、とくに満開のソメイヨシノは、まるで雪明りのように白く浮立ち、夜になってもその…
季語:梨(三夏・植物) 仕事からの帰り道、店先に並んでいた梨を買ったのかもしれませんし、故郷から送られた梨かもしれません。 何れにせよ、作者は梨がとても好きなの…
季語:日盛り(晩夏・天文) 夏真っ盛りの最も日差しの強い時間帯、「ぴし」と音をたてて地面を打ったのは、鳥の糞。 余りの暑さに身体も気持ちもだらりとしている中、そ…
【卯月紫乃】過去入選句(日付降順) 【俳句ポスト365・夏井いつき先生】2024年 2月兼題【囀】中級並選 父逝きし家のドアノブ囀れり 2024年 1月兼題【余寒】中級並選 ピーラーの走る余寒の膚かな 2023年 12月兼題【蜜柑】中級並選 臨月の足投げ出して喰む蜜柑 2023年 11月兼題【セーター】中級並選 黒セーター胸に瑪瑙の占ひ師 2023年 10月兼題【霜】中級並選 朝霜のローズマリーを摘みにけり 2023年 9月兼題【新酒】中級並選 父と子と揃ひのゑく
俳句幼稚園(俳句幼稚園~弐~)からの入選句です。 【中級・佳作】 【中級・並選】 【中級・類想】 【初級・入選句】 入賞 17名17句 中級類想 3名3句(入賞句の掲載は順不同です) おめでとうございます💐 (もし、私が見つけられなかった方がいらしたらコメント欄にお願いします) ・・・・・ 逸れてゆく老医のはなし、という措辞、個人的に非常に納得でした。 俳句ポストの佳作句には、結構飛んでいるものも多いなか、何気ない日常の御句、佳作にとっていただけて
季語:白靴(三夏・生活) 靴を新しくするとき、人はささやかな幸せ、を感じることが多いように思います。通学靴であっても、通勤靴であっても、気づくと自分の口角が上がっていたり、自然と背筋が伸びて、真っ直ぐに前を見て歩いていたり。 白靴は、恐らく真っ白なスニーカーでしょう。おろしたてのスニーカーを履いて作者が向かうのは、海。もしかしたら、心を寄せている人とのデートかもしれませんし、もしかしたら、一人気楽に、その日を愉しむのかもしれません。 爽やかな青春の一コマであります。心が
季語:春寒(初春・時候) 「春寒」という季語、「はるさむ」と読むか、「しゅんかん」と読むかで雰囲気がかなり変わります。(時候の季語にはありがちです) 作者は、どちらで詠んだのか、を考えたのですが、勢いのある「とびつく」の措辞から、「しゅんかんのあめがとびつくめがねかな」と読もうと私は決めました。 私自身は、視力が良い人生を送って来たので、外での眼鏡の経験がありません。(現在、老眼鏡は使用)ですが、いつも眼鏡をかけている夫の眼鏡が、たまに、まさに雨の飛沫で大変なことになっ
季語:石蕗の花(初冬・植物) 蕗の葉のような葉をもつ、石蕗の花は、山道、街路、庭先、色々な場所で見かけることのできる、菊に似た鮮やかな黄色の花。 この花に黒い蠅がとまれば、さぞかし目立つだろうなあと思います。 冬の季節になり、あまり元気のない蠅がひと休みしたのは、真っ黄色な石蕗の花の上。夕暮れ時にそれを見つけた作者には、石蕗の花のシミ、或いは、ブローチのように見えたのかもしれません。 石蕗の花の一部となっている蠅に、可笑しみと少しの哀しみを感じます。 季語:水仙(晩冬
夏の句に入りました✨ ちょっと新鮮な気持ちで、いきましょう! 今回は、東京シリーズがあります(説明は後半) こちらの続きから。 👇 第103回は、5/5~5/12(2150~2173)全24句 2150. 空によく懐いてをりぬ鯉幟 鯉幟(初夏)ち 2151. 堀端に坐する翁や鯉のぼり 鯉幟(初夏)し 2152. 立夏なり東京に良き友がゐて* 立夏(初夏)さ 2153. テーブルへチョコと新茶をいそ
季語:秋晴(三秋・天文) 清らかな水面や、水の中にただよう藻はとても美しく、それを静かに見つめているだけで、心が整うように思える私です。 秋晴のもと、清流の中の藻の景が、目の前に広がります。「水にしたがふ藻のゆらぎ」、とても心地の良い音です。濁音も効いていて、たまに、流れが急になるときもあるのだろうな、と思えます。 水の流れにしたがう藻、育った長い藻、まだ生まれたばかりのような小さい藻、それぞれが楽しそうでもあります。 季語:小鳥来る(晩秋・動物) 一句目は、流れる水
季語:九月(仲秋・時候) 神社やお寺でしょうか、それとも、街中の歩道でしょうか。几帳面に道を箒で掃いている人がいます。そして、その道の上には、木の幹、枝、葉の影などがちらちらと映っています。 そして、まるでそれらの「影」を掃いているか、のように感じた作者。とても詩的な観点であります。 九月という季節、多くの木の葉は、まだ青々としていますが、桜の葉などは少しずつ落ち始めます。 残暑もありますが、秋の訪れを徐々に感じることができる、そんな時期。日々を「ていねいに」過ごしている
「宇佐美魚目の百句」より、好きな句、気になる句、二十五句選。 ・・・・・ 山口昭男句集「木簡」を読んだ後、「シリーズ自句自解Ⅱベスト100 山口昭男」を読み、自分なりに思うこと・考えることがあったので、南風・村上主宰に教えていただいた、宇佐美魚目氏の句を読んでみることに。 句集はすぐに手に入らなそうだったので、取り敢えず、図書館から今回の本を借りてきました。 印象としては、作為がないというか、見えないというか、とても自然な作りの句が多く、なかでも、『秋収冬蔵
「南風・四月号」より、好きな句、気になる句。 (句順は掲載順、*=特に好きな句) 村上主宰「澎湃」十句より 津川顧問「春の風」十句より 「雪月集」より(敬称略) 「風花集」より(敬省略) 「南風集」より(敬省略) 「摘星集・兼題、新茶」から ・・・・・ 卯月紫乃 載せていただいた句 「南風集」 嘶くや寒九の水の満つる桶 磨ぎ汁の真白を庭へ春来る 接木せし鉢一列に並べけり 空耳の懐かしきこゑ春の風 「摘星集・新茶」 いつぷくの庭師へ新茶まろき盆
俳句幼稚園(俳句幼稚園~弐~)からの入選句です。 【中級・佳作】 【中級・並選】 【中級・類想】 【初級・入選句】 入賞 16名16句 中級類想 2名2句(入賞句の掲載は順不同です) おめでとうございます💐 (もし、私が見つけられなかった方がいらしたらコメント欄にお願いします) ・・・・・ 俳句ポストの記事の発表ではありますが、ひとつ、連絡事項と心境を。 なごみさん、つい先ほど、note のアカウントを消されました。(今朝、Xのアカウントも)
季語:蛍火(仲夏・動物) 暗闇に浮かぶ蛍火を見ている作者。人気のない、静かな夜なのでしょう。 蛍火と、自分だけの世界の中、ふと、草の囁きが耳に入ります。やがて、その草を揺らした風は、作者の元にも届いたのでしょう。 もしかしたら、蛍もその風に乗って、それまでとは違った動きになったのかもしれません。 蛍火と、草の囁きと、吹き始めた風と、作者との静かな時間であります。 季語:未草(晩夏・植物) 深緑の木々に囲まれた池、或いは、湖に、さざなみが立ちます。水面に映り込んだ森のい
なんと、しりとり俳句も100回目を迎えました。 嬉しいです😁 100回目は、音楽シリーズからの「ららら」シリーズ(笑)あり! こちらの続きから 👇 第100回は、4/15~4/21(2090~2110)全21句 2090. 朝燕いつも起こしてくれにけり 朝燕(仲春)ち 2091. 匂鳥こずゑの影となるところ 匂鳥(三春)し 2092. ころろんとマカロン転がる春の夢 春の夢(三春)さ 2093. 目借時
季語:花明り(晩春・植物) 花明り、という季語、とても美しいと思っています。桜の花、とくに満開のソメイヨシノは、まるで雪明りのように白く浮立ち、夜になってもその存在感は際立ちます。 そのような特別感のある花明りの下においても、そこに転がっている石ころは、「常の貌」をしていると感じる作者。恐らく、いつも通っている道の、いつも視界に入っている石ころなのでしょう。 この冷静な眼と、「貌」との表現から、特別に美しい花明りの季節にあってでも、自分自身をしっかりと省みている作者を感じ
季語:梨(三夏・植物) 仕事からの帰り道、店先に並んでいた梨を買ったのかもしれませんし、故郷から送られた梨かもしれません。 何れにせよ、作者は梨がとても好きなのだと思います。 一人静かに、丁寧に、皮を剥いている包丁と、梨の汁にまみれた手が見えます。そして、梨のなんと美味しそうなこと。 同時に、なんとも言えぬ、淋しさも漂います。 現在は、俳人の奥様と、元気いっぱいの息子さん、愛くるしいお嬢さんに囲まれた村上主宰。きっと、賑やかに梨を召し上がっていることでしょう。 季語:良
季語:日盛り(晩夏・天文) 夏真っ盛りの最も日差しの強い時間帯、「ぴし」と音をたてて地面を打ったのは、鳥の糞。 余りの暑さに身体も気持ちもだらりとしている中、その音と、真新しい糞に驚いて、一瞬、暑さを忘れるように思えます。自分に落ちてこなくてよかった、な気持ちも。 共感を得る読み手も多いのではないでしょうか。 あまり美しくはない景を、品よく収める、が際立っていると思います。 季語:冷やか(仲秋・時候) 白波、陸側から見ると、確かに沖をふりむくことはありません。この目線に