私がずっと小さい時のことだ。 夏の夜の空気が心地よい。どこかで虫が鳴いている。 私は家へ帰ろうとしていた。隣には父がいて、妹ももしかしたらいた気がする。 …
白色ありんこ
2024年5月26日 19:10
あーーあ
2024年5月20日 01:10
私がずっと小さい時のことだ。 夏の夜の空気が心地よい。どこかで虫が鳴いている。 私は家へ帰ろうとしていた。隣には父がいて、妹ももしかしたらいた気がする。 空を見ると、星がたくさん光っていた。なんだか嬉しくなった幼い私は、首をぐっと空へ向けたまま歌いだした。「うえをむーいて あるこう なみだが こぼれないように」 思い出す春の日 一人ぼっちの夜まで歌ったとき、誰かの声がした。