記事一覧
6/18 山口県田布施町で身近な役に立つ植物観察会
5月中旬にUターンした地元・山口県田布施町の麻里府地区で、身近な植物の観察会を開催します。のどかな港町の集落周辺を歩きながら、雑草や庭木から身近な野山の植物まで、生活の役に立つ植物を中心に観察できればと思います。センダン巨木も観察します。
基本はFacebookで募集してますが、まだ空きがあるのでこちらでもご案内します。
日時 2023年6月18日(日)13時半開場
14~16時
シカ激増で死の森と化す、日本の異常な生態系
鹿児島県霧島山地の林内は、見ての通り、地上約1.5mより下にほとんど緑がない。シカが届く範囲の植物を全部食べてしまっている(ディアライン)。
えびのエコミュージアムセンターでは「霧島は九州有数の植物の宝庫です」とアナウンスが流れていたが、「だった」と訂正すべきだ。林床植生は、シカが嫌うハイノキばかりで、あとはコガクウツギやツタウルシ、シキミなどが少数で、貧弱&単調極まりない。つまり、鹿が嫌う忌避
広い木陰を作るモモタマナ(クヮーディーサー)
駐車場にこの木が植えられていたら、ありがたい。枝を大きく横に広げて傘のような姿(樹形)になり、ちょうどいい木陰を作ってくれるからだ。テカテカした大きな葉が枝先に集まり、その中心にモモのタネの形に似た実がなる。
筆者は19歳で初めて沖縄を訪れた時、印象に残った樹形の木トップ3が、コバノナンヨウスギ、ガジュマル、そしてこのモモタマナだった。枝を水平面に低く長く伸ばすので、緑陰樹(木陰を作る木)に