みんな違ってみんな頭がおかしい

父も祖母も頭がおかしい。
祖母は、昔から自分の思い通りにならないと不機嫌になる人だった。その偏屈な性格にボケが加わって、本当にもうどうしようもない。
早く死んでほしい。
おまけに父は、そういう祖母に全くもって反抗できない。
最悪。
みんな死んじゃえばいいのに。

それなりに真っ当な人生を送って来た人からしてみれば
他人に対して死を望むなんて罰当たりなことで、
心の中でボソッと
(死んじゃえ)
と思うことにも罪悪感を感じるらしいけど、
もうとっくに私はぶっ壊れているから
何の躊躇いもなく
「死ねばいいのに」
って呟くし、

ありふれた、よくいう"幸せな家庭"に生まれていたら、私はきっとこんな歪んだ人間にはならなかった。
私が壊れたのは、限りなくまともだったからこそだ。
そう。
私は、
まとも。

と自身に呪いをかけ続けながら毎日を生きている。

そうでもしていなければ正気を保てない私もわたしだし

私の家系はみんな、気持ち悪い。

父に対して特に思い入れはないのだけど、
高校3年間、養育費を振り込むこと以外に親らしいことなんて1つもしなかったくせに、
今になっていい父親ぶるところが死ぬほど嫌いだ。
父親ごっこに付き合わされるこっちの身にもなってくれ。

母は元々不安定なところがあるのに私を産んだことがまず納得いかない。私なら絶対に子作りなんてしない、と思っているから余計に訳がわからない。あと死ぬなら潔く死ねばいいのに

とまぁ総じて私の身内は全員最低最悪で、
そんな中に生まれた私も最悪。
だから早く死なせてほしい。
こんな駄作を世に放った親も、その親も、生きている奴らみんな死ねばいい。

何度でも死んでやる、と思った。
今、ここからほんの少しの勇気を握りしめて、自分の背丈にも満たない小さな柵を乗り越えたら、楽になれる。
心の傷は、古いやつがもう癒えた頃に、また違う生傷が作られて、
偽善を振り翳してくる人たちに
字に書き起こしたような音で笑みを貼り付けたら
思いの外穏便に日々は過ぎてしまって
私の中だけが激動で、情緒不安定で。

上辺だけで過ごしているこの毎日に嫌気が差しながら、
私の存在意義はおそらくこの文章に等しく、
受け取る人次第では全く意味を成さないのだけど、
よくわからないまま今日も終わってしまった。
バイトもするし、真面目に学校へ行くし、友達とも会うし、あわよければ恋愛だってするかも知れない。けどこの全ては消耗品だから、底をついてしまったらもう何にもなれずに、私は空を舞うだけ。
今はまだ、少しずつだけ残したものがあるから、
それが尽きるまではなんとなく、生きていくしかないみたい。
惨めだね。

なんてほざきつつ
NANAの連載はいつ頃かなー
とか思いながら
カップラーメンと黒烏龍茶をかき込むだけの日々になったとしても

私はまたここに来て
同じようなことを書いて
同じような日々を過ごす

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