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本当に幸せだったの

1秒だって目を離したくなかったし
この人の為に私の人生を消費したいと思った
それが結果的に私をダメにしても

これってきっと
世間一般でいう大恋愛なんだろうけど

相手、同性なのね

こんなに収拾のつかない感情は初めてで
「ねえ、恋愛感情って、どこから？？？」
なんて友達に聞いて回った

恵まれたことに
本当にいい子たちに囲まれていて、
勿体ないほど。
みんな私の恋愛を微塵も否定しなかった
助かったね〜〜〜本当に

けれどまぁ
それにしたって簡単にいく話ではないし
今の関係値が私にとっても
恐らく彼女にとってもベストだから
踏み込むことはしないけど

膨大な好きを抱えて平静を装うのも
ちょっと悲しくて苦しいね

あなたの話を聞きながら
「可愛い」が私の心に溢れて出してしまって
つい動画を撮り出す私のカメラに
一切の目線をくれないところが好きだった

口では
昨日と同じ景色じゃん、気持ち悪いわ〜
とか言う割に
毎晩一緒にごはんを食べてくれるところとか

とんでもないところで既読無視する割に
ごくたまに
「今日楽しかった」
とかLINEを寄越してくるところとか

酔っ払うと手を繋ぎたがるとこ
絶望的に照れ隠しが下手くそなところとかね。

歌がうまくて
背が高くて
字が綺麗で
負けず嫌いで
ついでに人参も嫌いで
地頭が良くて
無駄に仕事ができて
そのくせ落ち着きがなくて
その辺にあるものすぐ真っ二つにするし
手当たり次第に触ろうとするし
口悪いし
人使い荒いけど


大好きなの。

遅刻にうるさいこの私が
苛立ちのひとつも感じず5時間待てるくらい。


あなたは私をどう思っているの？
何度も口をついて出そうになったけど

踏み込んで全てを壊すより
少しくらいつっかえるものがあっても
私の人生にあなたがいて
あなたの人生に私がいる方がよほど幸せだから

あと5日もしたら絶対に離れてしまうあなたを
私はどうしたら捕まえていられるかな

欲張りだね

この季節にあなたに出会えて
この世界の誰よりも
私は幸せでした