テンチョーの話

好き なんて何通りもあるからね
とは思うんだけど
私の好きはとびきり難しい

これまでの異性との恋愛は
いつどこから貰ってきたのかもわからない夏風邪みたいなもので
(病は気からってやつ?)
いつもすぐにケロッと治ってしまった

薄情ですか
なんとでも言ってください


思い返せば
ひとつだけハートの柄が印刷されたメルティキッスを異性にあげたことって、ないんだ

見返りなんて微塵も期待しないで
息を吐くようにただ好きと伝えたいって思ったこともない

多少いいように使われても、結果的に貴方の為になるなら身も心も削ったっていい、なんて思えた試しがない


それなのにこの頃の私は

些細な奇跡は全部彼女にプレゼントしたいし

朝起きれなくて、眉毛を描いただけの貴方もとびきり可愛くて好きだよって伝えたいし

重い荷物は全部私が2階まで運ぶ


大好きだよね。
大好きなのに、
恋愛感情とはまた別物な気がして、
その「大好き」の正体を見つけられないまま、どうせ明日になる

もし
見つかったら教えます

話は変わるけど、
無償の愛って、受け手によっては自己犠牲の果てみたいなところあるよね

だからなにってこともありません

おやすみなさい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?