痛みの意味を覚えていようか
自分の大丈夫を犠牲にして
誰かに大丈夫を与えることは
一見美しい愛のようだけれど
私が思うより遥かに脆く不安定なのだと思知った、GREEN LIGHTSが点滅する夜。
私がmiletという存在に出会った頃、
彼女の瞳には常に強い警戒心が宿っていたから
彼女はこの世界にひどく絶望していて
笑えないのだと思っていた。
言葉をひとつ紡ぐのにも過度なプレッシャーを感じていて
だから口数も少ないのだと。
しばらくしてその印象が柔らいだのは
ただ単純に業界への慣れから
多方面に心を許し