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【職歴】小売業(スーパー店員)時代のこと

2004年3月に新卒で地場のスーパーに入社をして、約9年間勤めました。

就職氷河期後期の世代にあたり、元々の採用のパイが少なく、就職活動に失敗した友達の中には、取りあえずフリーターになったり公務員や教職を目指すといった人が普通にいたものです⏰

私も正直スーパーへの就職は「まあ、中小の商社か問屋・ルート営業くらいは就職出来るだろう」と自惚れていた自分にとって、不本意ではありましたが、就職氷河期という言い訳とは別として、これまでの学生生活を振り返り「今まで何も努力や苦労もせずに過ごしてきた当然の結果」と反省し、例えるなら<大学で志望校に受からなかったから滑り止めを受け入れがんばる>と言いますか、拾ってくれた小売業(スーパー)でまずは自分なりにやれるところまで働こう「受け入れる決心」をした次第でした。

※ 就職氷河期後期・2004年新卒の就職活動について下記をご覧ください

スーパーの仕事について

約9年間の内、退職までの6年程、デイリー食品を担当しました。
デイリー食品とは牛乳や豆腐、麺類、漬物、練物、ヨーグルト、デザートといった、賞味期限が短い日配品のことです🥛
比較的規模の大きい店舗だった為、食品全体の担当ではなく、デイリー食品単体での担当者でした。

朝は7時過ぎに出社をして夜はほぼ10時~11時頃に帰宅する生活で、休みは3日働いて1日休みが基本ですが、スーパーの繁忙日である土日祝が休みになることはそうはなく、また常に人がまわっておらず、有休を取れる環境ではありませんでした😩

休日は仕事に行くことは幸いなことにそこまでなく、比較的休みを取れていた方ですが、その当時住んでいた寮で販売や売場計画を立てる時間に充てていました💻
(仕事の時間では、要領が悪く販売や売場計画を立てられませんでした)

仕事の日:大まかな1日のスケジュール

・朝7時過ぎ:出勤→商品部からの通知を確認
・7時半:配送された牛乳や豆腐、麺類、漬物(和日配)の商品を出す
・9時過ぎ:定番の商品を並び終える→平台(広告企画物)の商品を出す
・10時半過ぎ:発注作業→ストック整理
・11時頃:ここで朝礼→売場整理
・11時半頃:売場整理・商品補充(前だし作業:商品の面を揃える)
・12時頃:ヨーグルト・デザート・チーズ等(洋日配)の発注作業
・13時頃:昨日発注した洋日配の商品のトラックが到着
・14時頃:お昼休憩
・15時頃:パートさんが出せなかった洋日配を補充
・16時半頃:上司と売場についての打ち合わせ・商品部からの通知を確認
・17時頃:夕方の商品補充
・18時頃:アルバイトが来る(割引き指示・商品補充指示)
・19時頃:ストック整理、冷蔵庫内整理
・20時頃:売上確認、明日の作業計画、重点商品の計画作成    
 →台車片付けの手伝いがなければ21時で帰宅、あまりないですが…
・21時半頃:台車片付けのお手伝い→保冷カーテン
・22時頃:退勤(但し、ここから販売や売場計画を立てる時も有)

仕事を辞めようと思ったか

1.体力・精神的にしんどくなってきた
スーパーの人事制度は部門の業績と社内試験の結果により出世が決まります、特に社内試験がことごとく出来なかったというか<やる気が起きなかった>私にとって「チーフ職」になれる気配もなく、万年担当の作業員のような日々がこの先ずっと続くと思うと、ゾッと感じつつありました😨

また、月末に大量に送り込まれる商品対応(精肉部門にお願いして冷蔵庫を借りるくらい送り込まれます)や重点販売商品の資料作成、本部指示のカイゼン(整理整頓)対応など、通常業務でもパンクしかけている中、年々やることが多くなっていたことに戸惑っていました。

2.薄給の長時間労働、休みが不定期
上記の1日のスケジュール(長時間労働)を見られたらと思いますが、3日働いて1日休みと言っても30歳になると限界を感じます。

小売業の平均年収を検索して貰えればと思いますが、結構低いです😢
残業時間は付けてくれますが会社ので上限時間があり…それ以上はタイムカードを通しての仕事となります

だんだんと、土日が休める仕事に就きたいと思い始めていました🐧

3.体育会系の飲み
異動や退職が多いのもこの業界の特徴で、その度にある歓送迎会
(2004年~2012年頃までの話です)
無理矢理早上がりをして、19時頃から飲み会スタート22時まで粘り→移動時間→23時から深夜3時頃までカラオケ…次の日は7時過ぎ頃の出勤(ボロボロ状態)🌃

4.皆が常に気が張っていて人間関係が難しかった
スーパーに残る人達は、セカセカした人や上の役職へ就きたい上昇志向の人が多く、のんびり気質の私にとっては合わない何かを感じていました🌶️

また、偶に連絡する商品部(本部)の人の「常に怒鳴りつけるような物言い」にやる気を無くし、社風か業界特有なのか、「一所懸命やったことでも結果が失敗なら、叱責や見放される態度をされることがありました」(単に私が甘いだけかもしれません)、

辞める決心

2012年頃に辞める決心をします。

決心をした理由は
<30歳を過ぎ、辞めるなら30歳前半の今しかチャンスはないと思ったこと>
<自分の中でこの仕事をやりきったと思ったこと>
<この生活の中でも資格を取得をし、自信がついたこと>
です🛒

私の場合は、有休を取れる環境ではなかったことや休日も寮で仕事をしていたため、次の職を決めないまま2013年に退職しました。

次の職を決めてから辞めた方が当然よいとは思いますが、焦って合わない仕事に就く可能性もあるので、そこは、どっこい・どっこいかなと思います。

最後に…

誤解がないように言いますが、「全てのスーパーで働いているが私のような状況ではないです」

他部門の同僚は18時、19時くらいには帰宅していましたし、私の要領の悪さや至らなかった部分もありましたし、尊敬できる方々もいました✨

店舗毎でも繁忙店やそうでない店では、忙しさは違いますし、労務管理に厳しい店舗もありました。

私は上司が仕事に厳しい人や一癖ある人(上司は3人変わりました)だったりと、運が悪かったかもしれません😥

「虎の穴」ではないですが「厳しい経験を課す場」に放り出されないと私は、甘えたまま年齢を重ねたことになっていたと思いますので、今ではこの経験をプラスに捉えています💪

以上、ご高覧いただき、ありがとうございます🙇

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