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自転車カスタム(折り畳み14インチ)Vol.3

FIAT AL-FDB140 という折りたたみ自転車の運用記録&カスタム記録、Vol.3です。まず断っておきますが『自転車改造は自己責任』です。自転車は『軽車両』です。『公道や歩道を走行できる安全な整備』ができない場合、自分でやるべきではありません。
結論から言うと『一箇所ずつコツコツと改造』しています。
FIAT AL-FDB140は、GIC(ジックバイク)が代理店となって、DAHON社(アメリカに本社を置く自転車メーカー)のOEM製品を日本で販売しています。
FIAT AL-FDB140は、DAHON社のDOVEという14インチ折りたたみ自転車の各部品をダウングレードし安価にし、FIATのロゴを付けて販売されてるモノです。世の中に多く出回っている自転車なので、ネットで「dove」「改造」などキーワードで調べると、情報は沢山出てきます。

とはいえ改造する前に、自転車のお勉強が必要です。
おりしも2016年秋アニメで『ろんぐらいだぁす!』なる自転車アニメが放送されるということで、原作マンガを読んでみました。江ノ島まで折り畳み自転車でサイクリングした模様な表紙ですね。『のりりん』を読んで、「自転車って自作PCみたいに、自分で組み立てて整備できるんだ~」「ベアリングとか回転系パーツって大事なんだ~」と。

タブレットを持ってたので、帰路の機内で読む

FIAT AL-FDB140は、フロント38歯、リア11歯です。ギア比は約3.45。
タイヤは14インチですから、ペダルを一回転させると3m45cm進みます。ギア比を大きくすれば、ペダルを一回転させたとき進む距離が伸びます。

まず最初にクランク周りの交換に着手しました。
初めての自転車改造なので、入手しやすいSHIMANOを採用しました。
①クランク…SHIMANO CAPREO F800 シリーズ FC-F800(ギア歯数は45)
②ボトムブラケット…SHIMANO BB-UN55
③チェーン…SHIMANO CN-HG71(本来8速対応なのでCAPREOクランクでは使うべきではない)
④コッタレスリムーバー…武田産業 e-tool 6480PAT
⑤BB抜き…武田産業 e-tool BT-11

クランク交換の様子

スルっとBBがネジ山に収まり取り付けができたので幸運でしたが、これが状態の悪いフレームの場合、BBシェルのフェイスカットが必要になります。DAHON社の製品であればこの工具の出番は少ないと思います。なぜなら、メーカー基準の溶接工程や規格が定まっているから。この自転車はDAHON DOVEのOEM生産品であり、GIC社が販売しているとはいえDAHON社のメーカー基準で作られている保証はありません(とはいえDAHON社の完成車ですらフレームに歪みがあるケースがあります)

きれいに既存のBBを外したいなら専用工具がありますが、置き換えたBBはゴミになるとわかってたので、水道修理などに使うプライヤーで外しました。

capreo(カプレオ)は、シマノが販売する小径自転車向けコンポーネントです。2016年当時、既に生産が中止しており、パーツは市場に出回ってるのみでした。

早速サイクリングに出発です。甲府に住む友人を尋ねに中央線で一路西へ。
しまなみ海道ではバックパックを背負ってたのですが、背中に汗かくの嫌だったので自転車に載せることに。コンパクトに畳める前カゴを入手しました。DOPPELGANGER ドッペルギャンガー DB3F [自転車用 フロントバッグ ブラック/オレンジ] 今は自転車用品からは撤退しています。「見た目だけ」「精度は酷い」等々言われてますが…この記事を書いている2023年現在では、この前カゴはもう使ってません。理由は後述。

https://www.yodobashi.com/product/100000001002539017/


勝沼ぶどう郷駅で輪行解除

なぜ、勝沼ぶどう郷→甲府駅か?理由は、勝沼ぶどう郷駅の標高が500m弱で、甲府駅まで200m程下り基調だからです。途中寄り道しているので約20kmちょいの行程です。

季節は夏。夏のサイクリングはアイスがうまい!

甲府駅まで問題なく試運転ができました。フロントのクランクの回転性能がUPしたので、だいぶ楽に漕げるようになりました。次のサイクリングではトラブルに見舞われます。Vol.4に続きます。

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