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ダンスアイドルグループ・DA PUMPについて

現在、6人組として活躍している日本のダンス専門、男性アイドルグループであるDA PUMP。2018年に発表した29枚目のシングル「U.S.A.」は、新生DA PUMPとしては初の大ヒットとなった。

6人体制で活動している現在のDA PUMP

総売り上げ枚数:約675万枚
2004年~2009年までの間に当初のオリジナルメンバー3人が脱退した後、所属事務所は友好関係であるアップフロントプロモーション所属の"モーニング娘。"を参考にしてメンバーを増員し、パフォーマンスグループとして売り出すことにした。当時、アミューズ所属の女性アイドルグループ「COLOR」、avex所属の女性グループ「dream」、LDH所属の男性グループ「EXILE」など、他の芸能事務所のアイドルたちもモーニング娘。の人気に触発され、メンバーの卒業・脱退・交代システムを導入させる事例が多かった。ISSA以外の新しいメンバーを迎え入れる形で現在の新生DA PUMP = 新しいDA PUMP体制となり、活動をスタートした。では、日本のダンスグループとしても知られている彼らは一体どんなグループなのか、ここでもう一度、おさらいしておきましょう。

デビューする際に名付けられた新たなグループ名

●DA PUMPとは?

デビュー当時のDA PUMPメンバー4人

1996年にジャニーズ事務所所属のSMAPに対抗してライジングプロダクションから結成された男性アイドルグループである。グループ名の「DA」は「THE」のスラング、「PUMP」は「JUMP」で「音楽にのって飛び跳ねる仲間」という意味で名付けられた。m.c.A・Tの楽曲と同様にキャッチーなメロディーの歌唱を基本としながら、ラップも織り交ぜて歌うスタイルが特徴で、10代の青少年と女性ファンが熱狂する要素を取り入れてヒップホップ+アイドル = ヒップホップが歌える男性アイドルグループというイメージを掲げる戦略を活用して売り出された。

デビュー当時のDA PUMPメンバー4人の自己紹介シーン

初期メンバー4人は安室奈美恵やSPEEDといった人気アイドルを送り出した沖縄アクターズスクール出身。所属事務所が企画したアイドルではなく、1990年代当時としては珍しかった養成所から結成された男性グループだった。デビュー前からストリートライブ・テレビ出演・ライブ出演などを行って知名度を上げていき、そこに富樫明生をプロデューサーに迎え、m.c.A・Tのネームバリューが加わってデビューと同時に人気を集めた。

2ndシングルのカップリング曲「Rock da House」のミュージックビデオ

同じ時代に活躍していた男性アイドルグループとしてはジャニーズ事務所所属のSMAPと友好関係であった。面白いことに4人組だった頃のDA PUMPも、グループ名や音楽面、そしてストリートの要素を取り入れ、バラエティなどでも活躍する点なども含めて元々は、SMAPをお手本にしたグループだったため、2組とも親密な関係だったと見ることが出来る。彼らはデビュー時点でワイドショー、バラエティ番組、音楽番組、トーク番組などに多く出演し、その後もCM、ラジオ、レギュラー番組、ドラマ、映画などマルチな活躍を見せた。1stアルバムが累計で70万枚を売り上げ、3rdアルバムではシングル・アルバムを通じ初のオリコン1位を獲得、初のベストアルバム「Da Best of Da Pump」が128万枚のミリオンセラーを記録、「NHK紅白歌合戦」にも5年連続出場するなど、1990年代後半~2000年代前半まで人気を博した。

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