見出し画像

タイ、大麻を再び犯罪化へ|CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』バックナンバー

(この記事は2024年5月12日に配信した、メールマガジン『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。最新のメルマガをご希望の方は、下記よりご登録の上、お受け取りください)

目次


(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)

パキスタン、大麻産業の確立に向けて動き出す

参考記事:Pakistan bets on a cannabis high as its economy struggles | Business and Economy News (Al Jazeera)

パキスタン政府は、医療および産業目的の大麻製品の栽培、抽出、製造、販売を管理し、大麻産業を活性化させるために『Cannabis Control and Regulatory Authority (CCRA)』の設立を承認しました。 この規制機関は、国際的な基準に沿って大麻の活用を推進し、乱用を防ぎながら合法的な市場の形成を目指します。 国内では既に大麻が伝統的に栽培されており、その産業の確立に対する期待が高まっています。

大麻の再分類により大麻研究の質が向上する

参考記事:Marijuana reclassification will make it somewhat easier to study, scientists say(NPR)

DEAによる大麻のスケジュール変更により、大麻研究の制限が一部緩和されます。スケジュールIからスケジュールIIIへの変更により、連邦政府のライセンス取得が不要となり、研究者が研究に参入しやすくなります。このため、大麻研究の質や量が増加することが期待されています。しかし、大麻には健康上のリスクも指摘されており、一部規制は依然として設けられています。完全な規制緩和には、まだ時間がかかるかもしれません。

2024年の大麻卸売価格が予想を上回る

参考記事:Wholesale cannabis prices beating expectations for 2024(MjBizDaily)

『LeafLink』と『Cannabis Benchmarks』によると、2024年3月時点で13州の大麻市場では、花の卸売価格が前年比5%上昇しました。 一方、カリフォルニアやアリゾナでは価格が大幅に下落しています。 大麻事業者は価格の乱高下と、税金を払っていない違法市場との競争に直面しています。 価格安定化の兆しは見られるものの、過剰生産と競争により価格低下が続いています。

タイ、大麻を再び犯罪化へ

参考記事:Thailand to recriminalise cannabis as PM vows to get tough on drugs (Reuters)

タイのスレッタ・タビシン首相は、年内に大麻を麻薬として再登録する計画を発表しました。これにより、大麻の使用は医療目的に限定されることになります。この計画は、国内の大麻市場が拡大している中で行われ、多くの新規ビジネスに影響を与える可能性があります。首相は麻薬問題に対して強硬な立場を取り、麻薬対策の明確な進展を求めています。また、大麻の再犯罪化に対し、経済への悪影響を指摘する声もあります。

モロッコ、大麻合法化を求める声が増える

参考記事:Moroccan Farmers Urging Government To Legalize Cannabis(High Times)

モロッコで、大麻合法化に向けた声が高まっています。2021年に大麻の輸出が許可されて以降、モロッコでは大量の大麻が生産されており、国家大麻関連活動規制庁(ANRAC)もこれを支持しています。モロッコでは、医療・産業目的の大麻を規制しても、既存の闇市場は消滅しないと考えられていることから、合法化や規制緩和についての議論の必要が高まっています。農家たちは、大麻合法化により、国や大手製薬会社が全ての利益を手にする可能性に懸念を表しています。

大麻再分類は大麻業界に大幅減税をもたらす

参考記事:How the Biden Cannabis Change Could Impact Taxes (Kiplinger)

バイデン政権は、大麻をスケジュールIIIに再分類し、医療的利益を認める提案を行っています。再分類が実現すれば、大麻ビジネスは連邦税法280E条による重い税負担から解放される可能性があります。これにより、スケジュールIとしての厳格な規制が緩和され、研究やビジネスの展開が容易になると期待されています。また、一部の州では280E条による州税の負担を軽減する措置が取られていますが、すべての州でこの措置が採用されているわけではありません。

カナダ大麻企業、ニュージーランド市場に医療用大麻を初出荷

参考記事:Aurora Marks First Shipment of Medical Cannabis to the New Zealand Market(fox5sandiego)

カナダの大麻会社『Aurora Cannabis』は、ニュージーランド市場へ医療用大麻製品を初めて出荷したと発表しました。 この製品は、患者のニーズに合わせて栽培された品種を取り扱い、医療用大麻のアクセシビリティ向上のきっかけになります。 CEOのミゲル・マーティンは、品質と治療効果にこだわった製品を提供し、ニュージーランド市場での医療用大麻市場の成長を目指すと述べています。 国内生産だけでなく、輸入を活用して大麻市場を形成するのも一つの方法であると考えられます。

イギリス、ヨーロッパで医療用大麻の消費量が最も高い

参考記事:UK’s Medical Cannabis Boom: Patients, Demand, and Consumption Surge to All-Time Highs - With a Record Number of Private Clinics (Business of Cannabis)

イギリスは、患者一人当たりの大麻消費量が非常に多く、売上が予想を上回っているため、ヨーロッパの医療用大麻市場の成長を牽引しています。2024年末までに、イギリスでは62,960人の患者が医療用大麻を使用し、年間約2億4千万ユーロの売上が見込まれています。一方、最近、大麻が合法化されたドイツでは患者一人当たりの消費量が少ないです。参考記事では、消費量が多い要因として、医療大麻が合法化されて以降、企業が患者のアクセス向上を目指したこと、および患者が、頻度よりも量を選ぶ傾向があることが挙げられています。

(本記事は、CBD事業者向けメルマガ『週刊CBDライブラリー for Biz』のバックナンバーです。冒頭挨拶や編集後記は割愛)

日々、事業運営にお忙しいCBD事業者さま(今後、参入者含む)のこんなニーズに応えるサービスです

  • 最新情報を蓄え、お客さまや取引先とのコミュニケーションをより円滑にしたい

  • CBD・麻業界の動向が早すぎて、キャッチアップが追いつかない

  • 本当に重要な(これだけおさえておけばOK!という)情報というを体系的に知りたい

  • 出典が確かな情報をキャッチアップしたい

  • 発信ネタが欲しいが、情報の取捨選択が難しい
    ※CBD・大麻(麻)業界の情報メディア『CANNABIS INSIGHT 』より、コンテンツ提供を受けて掲載しています。

メルマガ配信概要

配信者:CBDライブラリー(運営会社:ウェルネスキット株式会社
配信内容:国内外のCBD・大麻関連ニュース
配信頻度:毎週日曜
料金:無料

※未登録の方は下より、メアド入力の上、登録ボタンを押すだけ

法人・事業者向けサービス


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?