揚げ物は、1カップの油だけで
長女のセリがしばらく帰省していたのだが、彼女は私とは違い、かなりのお料理上手さんである。そして「ていねいな暮らし」に憧れている人でもある。
所作が荒く、スキあらば料理の手順をすっ飛ばそうとする私とはえらい違いである。誰に似たんや、と思わなくもないが、ちゃんとルーツがある。
料理上手で手芸技もプロ肌で、仕事でも妥協を許さなかった実母からの隔世遺伝に違いない。ちなみに私は誰に似たのか、いまだに不明である。やはり橋の下…..orz
いや、隔世遺伝の経路にはなってるからねっ!w
そんなお料理上手な彼女が、最近「師」と仰いでいるのが「ウー・ウェン」さんという料理研究家の方らしい。
「ウー・ウェン」さんレシピで何品か作ってもらったのだが、食材の数が少ないのに、超絶美味しかった!!!
でも、手順が色々と丁寧すぎて、私が再現するのは無理そうだった。こういうのって私自身のスキル以前の性格に難ありなので、割と致命的(汗)。
オレとは性格と価値観が違いすぎて、レシピの参考にするのは違うかなと思いつつも、TSUTAYAライブラリーで見つけた彼女の本の中にも、参考になるもの(要するに手順が簡単なものw)が多々あった。
例えば、「じゃこの黒酢炒め」は、油と黒酢とお酒で炒めるだけ!
特筆すべきは、塩分を足してないこと!
日本の佃煮の場合は、もともと塩味のついている雑魚(じゃこ)に、さらに醤油をかぶせちゃうのよね。でもこのレシピでは、油をなじませて黒酢とお酒で炒めるだけで、立派なごはんのお供になる。塩分控えめで健康にもGOODである。
セリがつくってくれたメニューの中の一つに、食材一つだけの春巻きがあったのだが、その際に「揚げ物は1カップの油しか使わない」ということを教えてもらい、そのことに衝撃を受けた。
そしてその油は濾して、炒め物の油として使いきるという話に、めちゃくちゃ感銘を受けた。そしてそれ以来、ずっとそれを実践している。
かねてから揚げ油の保管が、ちょっと面倒だと思っていたのよね。
「揚げ物は、太白ごま油1カップのみ」という話は、彼女の本のあちこちで登場する。
200mlの油で何かを揚げて、それを濾したものは、IKEAのこの容器に入れている。
そして炒め物の際に、この油をガンガン使っていると、意外とサクサクとなくなっていくのだ。
魚介類を揚げた時の油には、ちょっと匂いが移っていることがあるので、その場合は別の容器に入れて、魚介類のパスタなどを作るときに利用すればいい。
過去に何度もこれを買おうと思ったのだが、買わないで良かった!!
油の保管は、酸化を防ぐために密閉容器にしていたので、濾過用の容器と保管容器の二つ持ちは無理だなと思っていたのだ。大きな油専用の保管容器は不要ってこと。
まとめると、
という簡単なことを実践いれば、油を固めて捨てる必要すらないのだ!!!
すごくない?
簡単なことなのに、意外と気づかなかったわ。
確かに中華料理店のキッチン動画を見てると、揚げ油を容器に戻したり、その油で炒め物を作ったりしてるもんね!
1カップだけでも、意外となんでも揚げられるよ!
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