Well-being Society 小宮沢奈代

Well-being Society合同会社 代表 世の中をもっとウェルビーイングに!…

Well-being Society 小宮沢奈代

Well-being Society合同会社 代表 世の中をもっとウェルビーイングに! マーケティングやPR、製品・サービスづくりのサポート、社員のウェルビーイング向上のためのプログラム開発などを行っています。

マガジン

  • ウェルビーイングについてのあれこれ

    ウェルビーイングな経営、製品・サービスづくりのヒントなど、ウェルビーイングを取り入れるにあたってのお役立ち情報です。

  • ウェルビーイングな職場をつくるために

    職場をウェルビーイングにするヒントをご紹介します

  • インタビュー

    ウェルビーイング経営をされている経営者の方や、ウェルビーイングにまつわる有識者の方へのインタビュー記事です。

  • イベントレポート

    ウェルビーイングがテーマのイベントを開催した際のレポートです。

最近の記事

自然にあつまる社内コミュニティのつくり方②

前回の記事はこちらです。 現在、いろいろな企業で社内コミュニティづくりの取り組みがされていますが、大切なのは「その会社らしい」ことをすることです。他社の成功例が自社にも当てはまるとは限りませんし、それで失敗して「やっぱりうちの会社では無理だ」とあきらめてしまうのはとてももったいないことです。 【「会社主体」であることのいいところ】 ・お金をかけることができる 福利厚生などの予算として認められる会社も多いのではないでしょうか?この場合は著名人を呼んだり、飲食や内装のグレード

    • 自然に集まる社内コミュニティのつくり方①

      社員同士が部署や役職を超えてつながると、お互いの意見やアイデアに刺激を受けたり、部署を超えたコラボレーションや新規事業が生まれる可能性がぐっと高くなります。 しかし、こういったコミュニケーションはたとえ人が多くいる場所でも自然に生まれることは少ないです。特に日本企業、外資系企業に関わらず日本人が多いと、関係性の薄い人に気軽に挨拶をしたり声をかけたりすることに慣れていなかったり、違う部署の人たちと組んで仕事をすることにわずらわしさを感じる人や、最初から敵対視する人も多く存在す

      • 「働きがい」のある職場にするには③

        全3回にわたり、「はたらく人のしあわせの7因子」の各因子の意味と、それをどう職場の「働きやすさ」と「やりがい」につなげたらいいかをお伝えしています。今回はその第3回目です。 前回までの記事はこちらです。 「働きがい」のある職場にするには① 「働きがい」のある職場にするには② ⑥他者貢献(誰かのため) 仕事を通じて関わる他者や社会にとって、良い影響を与え、役に⽴てていると思えている状態 「私は、仕事で関わる他者の成⻑を感じることができる」「私は、仕事を通じて、他者を喜ばせて

        • 「働きがい」のある職場にするには②

          全3回にわたり、「はたらく人のしあわせの7因子」の各因子の意味と、それをどう職場の「働きやすさ」と「やりがい」につなげたらいいかをお伝えしています。今回はその第2回目です。 前回までの記事はこちらです。 「働きがい」のある職場にするには① ④役割認識(⾃分ゴト) ⾃分の仕事にポジティブな意味を⾒いだしており、⾃分なりの役割を能動的に担えている実感が得られている状態 「私は、責任感を持って仕事をしている」「私は、職場で⾃分なりの役割を担っている」「私は、主体的に仕事に取り組め

        自然にあつまる社内コミュニティのつくり方②

        マガジン

        • ウェルビーイングな職場をつくるために
          10本
        • ウェルビーイングについてのあれこれ
          8本
        • インタビュー
          4本
        • イベントレポート
          3本

        記事

          「働きがい」のある職場にするには①

          前の記事で「働きがい」のある職場にするには、「働きやすさ」と「やりがい」の両方を満たすという話をしました。 2020年に行われた、パーソル総合研究所と慶應義塾大学・前野隆司教授共同研究でによると、はたらく人の幸せと不幸せにはそれぞれ7つの因子があることがわかったそうです。 つまり、幸せの7因子を満たしているほど社員の幸福度が高いので、この因子をどう満たしていくか考えていけばいいわけです。 いろいろな企業をリサーチした結果と、私自身が20年以上会社員として働いていた経験から

          「働きがい」のある職場にするには①

          「働きがい」のある会社とは?

          「働きがい」「働きやすさ」「やりがい」・・・・ イキイキと仕事をすることを表現する言葉はいろいろありますが、この3つはどう違うのでしょうか? 「働きがい」のある状態というのは、「働きやすさ」と「やりがい」が満たされていることを指します。 図にある通り、「働きやすさ」とは設備や建物といった物理的な快適さだったり、制度、あるいは報酬や就労条件といったいわば環境の整備です。 設備や建物は、整理整頓がされている・清潔感がある・室温が適切といった、不快感やストレスのない空間であるこ

          「働きがい」のある会社とは?

          社内にオープンスペースを作ってもなぜ活用されないの?

          ハーバード大学の研究で、「他者とのつながり(それが親密であれ、そうでないものであれ) は全て私たちの健康に重要だ」ということがわかっています。 私たちの生活においては、友人や住んでいる地域、あるいは学校や職場などあらゆる場面で他者との関わりが出てきます。 最近は、オフィス内にカフェのような空間やラウンジが作られたりして、社員同士が積極的にコミュニケーションができるようにしているところが増えてきました。 先日、ある上場企業の本社を訪問する機会がありました。 そこは都心のおし

          社内にオープンスペースを作ってもなぜ活用されないの?

          「ウェルビーイング」なサービスや製品づくりをするためのヒント

          「〇〇を幸せにする製品やサービスを開発したいです」というご相談をよくいただきます。 〇〇には、「女性」だったり「観光客」だったり、「〇〇で働く人」だったり様々な対象が入ります。 ある業界の会社から「ある建物で働く人を幸せにしたい」という依頼がありました。 「ある建物で働く人」というのは、いわゆるブルーカラーの方たちのことでした。 ウェルビーイングな環境や働き方の施策は、正直なところ現在はまだオフィスで働く人たちのためのものが中心です。 先日、とある大手企業がその業界で働く

          「ウェルビーイング」なサービスや製品づくりをするためのヒント

          【イベントレポート】日本の文化から学ぶウェルビーイング

          2022年5月24日に「ウェルビーイング(日経文庫)」の出版記念トークセッションが開催しました。 文化庁が先日掲載した雑誌広告に、『「日本の美意識が世界の「最上質」を創る。』というメッセージがありました。 「禅」が世界中で注目されているように、和装や華道、建築、伝統芸能など日本の文化には、「本来の素晴らしさを生かす」「心地よさ」「調和」「本質的」といったウェルビーイングの要素がたくさんつまっています。 日々新しい情報やテクノロジーなどが生まれている現代において、それらを追

          【イベントレポート】日本の文化から学ぶウェルビーイング

          【インタビュー】メタバースで実現する働く人のウェルビーイング(株式会社MentaRest 飯野航平さん)

          ここ数年、注目が高まっている「メタバース」。「メタバース」とは、オンライン上に存在する3次元の仮想空間や、そこで提供されるサービスのことを指します。 オンラインで人とつながる機会が増えましたが、顔が見えなかったり、物理的な面で対面と比べるとコミュニケーションが取りにくいことが課題になっています。しかし、そういう状態だからこそ、むしろ心理的安全性が高まる場面もあるかもしれません。例えば、悩みがあった時にすぐにありのままを話せる人はいますか?多くの人は、自分の弱いところを身近な人

          【インタビュー】メタバースで実現する働く人のウェルビーイング(株式会社MentaRest 飯野航平さん)

          【インタビュー】ウェルビーイングな社会をつくる~「好きなこと」をやる勇気を持とう~保井 俊之先生

          これからの社会がよりウェルビーイングであるために、私たち一人ひとりが、そして企業はどうあるべきなのでしょうか?そのヒントを2回にわたり保井俊之先生にインタビューしました。 保井先生は、叡啓大学などで学生や社会人に向けてイノベーションを起こすための学びやつながりの場を提供しているほか、多数の企業や団体とウェルビーイングを中心とした事業開発や取り組みを行うなど幅広く活躍されています。 第一回は、保井先生が幸せの研究者になるまでのユニークなご経歴や、人生観が大きく変わった出来事、

          【インタビュー】ウェルビーイングな社会をつくる~「好きなこと」をやる勇気を持とう~保井 俊之先生

          「幸福駅」からウェルビーイングを広げたい

          前の記事にあるイベント内で、北海道にお住まいの三浦潤一さんよりこんな質問をいただきました。    「妻が北海道の幸福駅の構内でカフェをやっています。幸せのステーションからから幸せを広げていきたいので、素敵なアイデアがほしいです」 幸福駅は1956年に旧国鉄広尾線に開設され、1987年に広尾線廃線に伴い廃止となった駅です。しかし、愛国駅から幸福駅行きの切符で有名となり、現在も「恋人の聖地」として観光スポットになっています。 こちらで奥様がカフェをやられているという方からのご質

          「幸福駅」からウェルビーイングを広げたい

          【イベントレポート】前野隆司・前野マドカ共著「ウェルビーイング」出版記念トークセッション

          2022年3月23日に「ウェルビーイング(日経文庫)」の出版記念トークセッションが開催されました。 「ウェルビーイングとは何か?」という基本から、企業での取り組み、毎日をウェルビーイングに過ごすコツなど、著者のお二人にいろいろな角度からウェルビーイングを語ってもらいました。 記事のつづきはこちらから(一般社団法人ウェルビーイングデザインのサイトに移動します) このイベントは全編Youtubeでご覧いただけます! こちらからお楽しみください。

          【イベントレポート】前野隆司・前野マドカ共著「ウェルビーイング」出版記念トークセッション

          【イベントレポート】毎日の「ごはん」を幸せに味わう~10秒でできるWell-being習慣

          2020.4.10開催 オンラインイベント「コロナ禍の出会い・生き方・働き方を語ろう!~モデファシトーク Vol.6~」 スピーカー:前野マドカさん、モデレーター:ナオ(大司奈緒さん)/ナヨ(小宮沢奈代)、総合司会:河原あずささん/西村創一朗さん 最近は在宅勤務などで家にいる時間が多くなり、「おうちごはん」に飽きてきたという方も多いのではないでしょうか? 「食」との新しい出会いや変化が少なくなっている今、毎日のごはんから「もう少し幸せになる」味わい方を、ご夫婦で「幸福学」

          【イベントレポート】毎日の「ごはん」を幸せに味わう~10秒でできるWell-being習慣

          【インタビュー】ライフもワークも、長続きする「幸せ」を目指す(株式会社スぺサン 植松健佑さん ) 

          CHO(Chief Happiness Officer)という肩書を聞いたことはありますか? これは企業において社員の幸福度を上げるマネジメントをする専門のポジションのことで、海外の先進企業で導入され始めたことから日本国内でも広まってきています。 株式会社スペサンは、CHOとしてクライアント企業と一緒に施策の立案や運用をしながら、働く人たちの幸福度を向上させ企業の成長を目指す「社外CHO事業」を行なっています。 代表取締役社長の植松健佑さんは、これまでの日本の「結婚式」の

          【インタビュー】ライフもワークも、長続きする「幸せ」を目指す(株式会社スぺサン 植松健佑さん ) 

          【インタビュー】「幸せ」の本質をとことん追求することで繁栄していく(GCストーリー株式会社 西坂勇人さん)

          屋外広告物(サイン)の課題を解決する施工事業をはじめ、介護事業、組織デザイン事業を手がけるGCストーリー株式会社。 2020年のホワイト企業大賞、そして「働きがいのある会社ランキング」で5年連続ベストカンパニーを受賞するなど、社員が幸せに働ける会社として定評があります。 ホワイト企業大賞の受賞理由の一つに「業績という量と、人間力という質。物心両面のバランスが如実に感じられる」とあるように、「社員の幸せが第一」という理念を持ちながら好調な業績を上げ続けています。 業績を伴い

          【インタビュー】「幸せ」の本質をとことん追求することで繁栄していく(GCストーリー株式会社 西坂勇人さん)