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#14 人生の節目をどのように乗り越えるか~トランジション理論


個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合えるエンゲージメントが高い組織を創りたい! アニキこと吉川です。


エンゲージメントが高い組織には個人の成長が大切なことはいうまでもありませんがその個人の成長には「キャリアビジョン」が重要です。

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その「キャリアビジョン」を実現していくためのあり、キャリアコンサルタント資格試験に向けた学習の中でとても興味深い「トランジション」についてお伝えいたします。


トランジションとは


トランジションとは「転機」「転換点」「移行期」などを意味する言葉です。探究をする、したいという時点ですでにトランジションなのだと思います。



トランジションは、私たちが古い状態から離れて、新しい状態に飛び込むプロセスです。そのため、トランジションは古い状態を終わらせることから始まります。ブリッジズ(心理学者)はトランジションを、1. 終わり、2. ニュートラルゾーン、3. 新たな始まりの3つの過程で定義しています。



3つの定義

1.終わり

最初のステップは、過去の習慣、生き方、ものの考え方、関係性などを手放すプロセスです。多くの場合、喪失感を感じます。良い変化だとこのプロセスに気づきにくいのですが、どんなトランジションでも必ずこの段階を通ります。
例えば、管理職に昇進する場合。今まで取り組んできた現場の業務を手放すことになるかもしれません。かつての同僚たちと今までのようには接することができなくなるかもしれません。求められていることが変わり、今まで慣れ親しんできたやり方は通用しないかもしれません。トランジションは、このような今までのやり方、関係性、考え方などを手放すことから始まります。人は、この手放すというプロセスに抵抗を感じます。そのため、終わりを受け入れることは、トランジションの中で最も難しいプロセスです。



2.ニュートラルゾーン

ニュートラルゾーンとは、古いやり方は手放したものの新しいやり方にはまだなじんでいないという状態で古い現実と新しい現実の間です。自分が何者なのか、どのようにふるまうべきなのかがわからなくなり、空虚感を感じる、不安が高まる、自信がなくなる、混乱しやすくなどが起こります。変化が深刻な場合、この期間は何カ月、何年と続くことがあります。無駄な時間のように感じられますが、この時間は非常に重要です。この間、次のステップに進むきっかけになるシグナルを受け取り、意識の転換と再構成が起こります。



3.新たな始まり

トランジションから抜け出し、新たな始まりを迎えるフェーズです。この時期に新しいアイデンティティが確立し、新たな意欲や目的意識が生まれ、変化が本当の意味で影響力を発揮し始めます。



【トランジションの乗り超えるために】


①トランジションランジションの過程を認識する

大きな変化に直面したら、自分がトランジションにいると思診います。不安や焦りを感じても、そういう感情が起こるのは自然なことだと認識し、自分がなぜ今そういう気持ちになっているのかを理解することが大切です。



②手放すべきものは何かを考える

何を手放すことになるのかを知ることで、喪失感を客観視することができ、冷静な視点が生まれます。今までの考え方、信念、夢、目標、関係性などが、未来では通用しないこと、新しいスタートを切るためには手放さなければいけないことを認識することで、トランジションを前向きに進めることができます。



③トランジションで過ごす時間の必要性を認める

トランジションの間、地に足がついていないように感じたり、振り出しに戻っているように感じたりして、無駄に時間を過ごしていると焦ることもあるでしょう。ですが、焦って逃げ出すと、次の段階に進むために必要なものを見出すことができません。トランジションを通過するには時間がかかるということを認識したうえで、明けない夜はないと信じ、焦らず過ごしてください。



私の場合

私の例で恐縮ですがワーカーホーリック的に働いて病気になり 今までの働き方、仕事と家族との関わり方、チームへの考え方を捨てました。厳密にいうと「〇〇しなければならない、〇〇であるべきだ」という考え方を捨てました。



ニュートラルゾーンにおいてはコーチングやquestwithを通じて自分のありたい姿を見つけ小商いに向けて羽ばたく準備として模索しながら探究を続けております。これもポイントはwithが重要です。応援し合える仲間、フィードバックもらえる仲間が重要です。



繰り返しになりますが、トランジションは「何かを捨てる」ことがスタートです!!!



出来る人が出来る範囲で!!!


withで今週も新たな一歩を踏み出しましょう。

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