内定先に不満!入りたくない時の対処法

もう3月ですね。
そろそろ新生活が始まる頃ではないでしょうか。

で、この記事を読んでいる人の中には、来月4月から新卒で会社に入る人もいると思います。

ですが10人中10人はこう思っているはずです。

①本命企業への未練が捨てきれない。

②やっと受かった企業だけど、志望度低くて、やる気も興味も出てこない。

③就活の結果に納得がいかない、自分はこんな会社にいる人間じゃない!

④こんな会社に入るくらいなら、○○してやる!

本記事では、このようにあなたが思っている内容別に俺なりの意見と解決策を述べていきます。


内定先に行きたくない!

現在では、転職を前提に新卒で入る会社を選んでいる人が多いですし、30数年前から3年以内に離職してしまう人は10人中3人以上います。
そこまで珍しく、ダメなことではありません。

先に言っておきますが短期離職は犯罪じゃないです。
1度くらいの失敗ですし、反省は必要ですが、自分を追い詰めなくて大丈夫です。

まして、ヌルい学生時代を送ってきた人にとっては、いきなりフルタイムで、お行儀よく理不尽に耐えながらお仕事なわけですし、働きたくないと思うことは当然です。

「不安」は大丈夫

あなたが抱えているものが

社会人として、この会社でやっていけるかな?
内定先で会った先輩や上司とうまく馴染めるかな?
東北出身の自分が九州に配属・・・大丈夫かな?

このような「不安」であれば大丈夫です。
最近では「内定ブルー」とも呼ばれますね。

誰にでも経験があることですし、いくらでも不安を拭って背中を押してあげるのが先輩・上司の役目です。
会社も、それらの手間を承知で新卒採用をしています。

ちゃんとした会社なら、なぜ採用したか、なぜ希望と違う配属先にしたのか、どうなって欲しいか、これらを明確に説明してくれます。

とりあえず頑張ってみよう。
この前向きな気持ちを持ってさえいれば、ひとまずは大丈夫です。
安心してくださいね。

「不満」なら話は別

しかし、あなたが抱えているものが、上記に挙げたような「不満」なら話は別です。

自分の人生、キャリアを大事にしたいので、1社目から就活の失敗したことに酷く落ち込んでしまったり、不満を感じてしまうのは、仕方のないことではあります。

ただ、そういう姿勢を引きずったままの新卒の9割は会社で失敗します。

「滑り止めで不満」という意識で物事を受け止めていくため、何があっても面白く感じることができず、成長が望めないからです。

何かと本命企業と比較しては、ふてくされています。
次第に仕事についていけなくなったり、昇給やボーナスの額、顧客や職場の人間関係に不満を感じて、すぐ辞めます。

地頭が良かったり、既に資格を持っていたり、努力のできる人間であれば、不本意な内定先で渋々働いていても、最初のうちはそれなりに結果を出せるでしょう。しかし、そう遠くない未来では、喜んで入社してくる前向きな同期の内定者たちと差がついてしまいます。下手をすれば後輩たちにドンドン抜かれてしまうことも。

「優秀だけど、熱意がなくて辞めそうな人」は「会社と仕事が好きで、熱意いっぱいで働く平凡な人」には長い目で見ると勝てませんし、大抵の会社は後者の方を高く評価するのです。

渋々働きながら転職活動をしても、職歴と人間性に問題があるため、なかなか内定が出ず、うまくいきません。転職できたとして、あなたにお似合いの会社なので、質が悪く、長くは続かないことが大半です。

ドンドン状況が悪化し、人生が破滅して、地獄が見ることになります。良い社会人生活を送りたいなら、不要なプライドや不満を捨てて、目の前の職場・仕事と向き合ってみることです。

会社に「不本意入社」を気づかれないようにする

会社は、自社が内定者にとって滑り止め企業ではなく、本命企業だと建前上は本気で思っています。
「御社が第一志望です」の言葉を真に受けています。めでたい野郎ですよね。

不満を抱えて滑り止めで入ってくる内定者など要りません。

「不本意入社」を会社に知られれば、内定取り消しです。入社後ならあなたが退職したくなるような雑な扱いや配属をしたり、試用期間内なら本採用拒否などの強攻策に出てくるでしょう。

理由は、先述したように、不本意で入ってくる学生は、不満ばかりで成長をせず、会社の荷物になったり問題を起こしたりして、最終的にはすぐに辞めることがこれまでの経験上分かっているからです。

次に、本当に本命で入ってくる他の内定者や、既に働いている従業員たちのやる気を削いで迷惑になることや人件費や教育コストが余計にかかること、これらの点から会社として毅然と対処します。

会社はいざとなったらどこまでも冷たくなれるものです。

「転職や独立で挽回しよう!」と精神的なケアをするような言葉は言ってきません。「不本意で入社するくらいなら辞めろよ!」「ウチが腰掛けなら辞めて欲しいんだけど?」といった感じです。

どう思おうが勝手ですが、会社にバレることのないように気をつけてくださいね。

①本命企業への未練が捨てきれない。

就活失敗=人生失敗ではない

滑り止め企業に入るしかなくなって、なにかと本命企業と内定先を比べては、不満や不足、未練を感じてしまうでしょう。家族や友達の内定先と比べて、自分の内定先がショボく感じてしまうこともあります。

初めての就活に失敗したくらいでは、まだ人生に失敗したとはなりませんし、恥ずかしいことではありません。

むしろ、いつまでも引きずってしまったり、適当に職歴と年齢を重ねてしまう方が、恥ずかしい失敗、悲惨な人生と言えます。

正直、新卒採用では何が採用・不採用の決め手になったのか分かりません。理不尽で茶番のような選考内容ですし、どうしても自分に原因がないと思いがちですが、果たしてどうでしょうか。
落ちた原因の半分くらいは、自分にあると思ったほうがいいです。

不真面目に遊びほうけていて、普通にサークルやゼミ、バイトなどをやってみて、就活の時期になって、ようやく重い腰を上げ、付け焼き刃の対策をした程度では苦戦して何十社も落ちるのも当然です。

多くの学生がそんなものではないでしょうか。
やはり、学生時代に応じた就活の結果が出ます。

社会人経験を積んで、スキルや資格を身につけて、数年後の成長した自分が転職活動したら、今度は受かるだろう!と前向きに希望を持ってください。

今の自分の本命企業でしかない

それでも未練や憧れが強く残る本命企業は、未熟で社会人経験がなく、業界や業務に詳しくない、現在のあなたにとっての本命企業です。

そもそも本命企業にしている理由は
今の自分にとって

・事業内容
・労働条件(給料・勤務地・年間休日数)
・会社としてのブランド

これらが妥協できる範囲内にあるからで、本当にそこまで入りたかった企業だったのか、よく考えてみましょう。

本命企業への未練を断ち切る方法

昔の自分にとっては苦戦した試験や困難、強敵といえた相手が、最近の自分にとっては大したことないと思った経験はありませんか?

今の自分にとっては入りたくて仕方がなかった魅力溢れる企業でも、数年後の成長した自分や、やりたいことが変わった自分にとっては頼まれても入りたくない企業、取るに足らない企業に変わっているかもしれません。

本命企業への未練を断ち切るには、自分が強くなることです。

昔はあの会社に入りたかったけど、今になって考えてみると全然入りたいと思わない。
昔の自分はレベルの低い会社を本命にして落ちて、落ち込んでいたんだなぁ(^▽^)

と思う日が来るかもしれません。

それどころか、どこの会社員やどこの公務員になるよりも、資格を活かしたフリーランスをやっている今の方が収入も良くて楽しく働いている自分の方が好きだ、なんて思う日が来るかもしれませんよ。

自分で仕事を獲得して、お金を稼いで、経営する能力があれば、会社員や公務員として無理して働く必要もありません。

視野を広く持って、長い目で見て考えてみましょう。

②やっと受かった企業だけど、志望度低くて、やる気も興味も出てこない。

この場合は

  1. 内定辞退して就活を再開する

  2. 2年~3年くらい耐えて、転職する

  3. どうにかして会社に対して興味や愛着、やる気を作る

この3択があります。

先述したように「好き」とか「意欲」には勝てませんし、気持ちが向き合えないような仕事内容・職種なのは、意外と苦痛です。
心身やキャリアに影響する深刻な問題です。

仕事に身が入らないと早期離職や解雇に繋がる危険な状態ですので、積極的な解決を目指していきましょう。

1.辞退して就活を再開する

今からでも内定を辞退して就活を再開して、少しでも納得のいく企業への内定が取れるようにしましょう。

再開したところで内定が出るかは別ですし、秋採用~冬採用などをやっている企業の中には、売れ残りの不人気な企業であったり、何人からも辞退をされたりなど問題を抱えているところが多いです。

できることなら、就活留年してください。理由を上手に伝えることができれば、留年も1度(1留)までなら選考で大きな問題となりません

単位が取り終わっていたり、卒論を提出済みであれば、5年生は余裕を持って就活関係に充てることができますし、4~6月に内定が決まるような人気企業に応募することもできます。
満足いく内定が出たら、卒業まで留年分の学費を稼ぐまくりましょう。

留年していることもあり、必死になりすぎてしまうので、大学のキャリアセンターや周りの大人の声に耳を傾けて落ち着くことが大事です。

2.2~3年くらい耐えて、転職する

近年では、企業は第二新卒(22~25歳くらい)の採用に積極的で、転職が推奨される時代です。

2~3年くらい勤務して、第二新卒のうちに今度こそ満足のいく転職をしましょう。具体的には、2年目の12月~3年目の3月までに内定が出るように準備を進めていくのが理想です。


しかし、ここで気をつけることがあります。
企業は「たとえ不本意な入社となっても、新卒で入った会社で、それなりの長い期間、お行儀良く働いて成果を上げることができた、優秀なおりこうさん」かを選考で見ています
第二新卒は、新卒就活に失敗しちゃっただけで、能力・人物がしっかりしている人の採用が目的なので、新卒就活とは求められるものが変わっていきます。

新卒で入った会社に何の愛着もなく、特別な理由もなく半年や1年経たずに辞めてしまったり、なにか仕事の成果や資格を得たわけでもない若造に、内定を出すまともな企業はありません。

第二新卒でも面接はあります。
むしろ新卒の時よりも慎重に選ばれることもあるでしょう。

「あなたの能力は弊社のどのようなときに活かせますか?」
「前職ではどのような実績を出しましたか?」
「前職を1年間ほどで辞めていますが、理由がありますか?」

など聞かれてしまうと経験と実績、短期離職してしまったことで信用もないため、回答に困ってしまいます。

転職活動に響かない程度の職歴と経験、信用を重ねて、不本意で入った会社で耐えることが、第二新卒で転職を成功させるための、一番簡単で堅実な方法と考えることができます。

満足いく将来を得るためには、「耐える」ことも時には必要です。

3.どうにかして内定先に対して興味や愛着、やる気を作る

転職を成功させるためには、転職に響かない程度に今の会社で頑張ってみることも大事だと、前項で説明しました。

ですが、志望度の低い会社や興味のない仕事を続けるというのは、現実問題として相当厳しいです。

仕事の覚えも悪くなるし、やる気や意欲を示すことができないので気の利いたことができなかったします。本命企業だとしてやる気に満ちあふれている同期や、滑り止め企業だけど気持ちを切り替えて頑張っている同期と比較をされて、モチベーションの低さを指摘されてしまうこともあります。

最悪の場合「ウチでやっていく気が感じられないんだよね。どこかに転職するまでの腰掛けにしているんだったら、辞めて欲しいんだけど、いいかな?」と失業の危機を迎えてしまいます。

そこで大事なのは内定先に対して、どうにかして興味、愛着、やる気を作ることです。

仲の良い同期、先輩、上司を見つけたり、小さなことでも仕事で成果を出してみたり、研修などで自分が仕事面でどのようにしたいか目標を作ってそれを叶えてみたり、対策はたくさんあります。

メンターといえる人が会社にいるのなら、正直に相談するのもいいです。

③就活の結果に納得がいかない、自分はこんな会社にいる人間じゃない!

これは高学歴で自信家の学生か、実力を勘違いしているバカな学生のどっちかに多いです。

○○大卒で学生時代にこれだけのことをやってきた自分がこんな会社くらいしか入れなかったなんておかしい。
こんな会社にいる人間じゃない、あと、とりあえず国が悪い。
もっと優良企業、大企業に進める器なんだ!

と思いたくなるでしょう。

…残念ですが、それが今のあなたの実力です。

確かに就活はあなたの実力だけではどうにもならない理不尽な面はあります。入りたい会社・部署が新卒を募集していないこともあるでしょう。

持っている内定先が、今のあなたにはお似合い、実力相応の会社です。

そもそも、こう思えるほどあなたは努力や行動を重ねてきましたか?
社会に適合できると思われるような協調性・柔軟性を育んできましたか?

入社すれば自分がどれだけ未熟でできないことが多い人間なのか分かるはずですし、すぐに辞めてしまって3~4ヶ月も無職で過ごすようになれば、自分の至らなさや学生時代の自分を悔いる日が来るでしょう。

何社も経歴を重ねてしまったり、アルバイトや派遣社員、フリーランスなどの雇用形態を経験したり、職歴の悪さが原因で就活が上手くいかなくなります。

「せめて、最初の会社で頑張っていればなぁ」と何度も思う日が来ます。

これは実際に経験してみないと分かりにくいことですが、経験するようになってからでは遅いので、今言っておきます。
実力の10倍高いプライドは入社1年目のうちに砕いておきましょう。

④こんな会社に入るくらいなら○○してやる!

それでも内定先への不満が拭えずに、納得できていない人もいるでしょう。「内定先 不満」「内定ブルー」などで検索しまくっているあなたは、社会不適合者の可能性があります。

ここまでくると重症で、残っている道は少ないです。
恐らく会社員として働くこと自体が向いていないので、どこに転職しようと結果に差がありません。そもそも社会不適合な性格が原因で、長く続けられそうな優良企業に入ることさえできません。

そうなってくると残っている道は
公務員か、独立です。

下手な会社に居続けるよりも良い結果を期待できる反面、大人しく会社に入っていた方が簡単でマシだったと思えるくらいの茨の道です。

公務員に転職

特に地方では公務員がトップクラスの人気と安定を誇る就職先です。会社員ではなく、公務員という働き方・考え方に切り替えてみるのも大いにアリなのではないでしょうか。

年齢制限はあるものの、制限内であれば年齢も経歴も建前上は不問です。

懲戒免職や依願退職をせざるを得ないほどの不祥事を起こさなければ、本人に辞める意思がない限り定年までぶら下がっていられます。
年功序列で一定の年齢を過ぎれば閑職で悠々自適に過ごせることもあるでしょう。

ただし、近年では筆記試験の成績以上に人物面が重視する自治体が増えてきています。民間企業と同じか、それ以上の高いレベルが求められます。国家公務員の一般職などは筆記の成績が重視ですが、どんどん人物面に配点が高くなっていくでしょう。

筆記試験の勉強さえ頑張れば入れるわけではなくなってきているので、勉強だけはできるタイプの社会不適合者の受け皿という一面は一昔前と比べてなくなってきています。

また下手なブラック企業で働くよりは遙かにマシというだけで、

公務員が絶対的に安定したホワイトな職場で、就職先として正しいか?

というと微妙なところでマイナス面も多いです。

あなたが嫌いな「同調圧力に耐えてこそ社会人」「縦割り社会で上司をヨイショするのが偉い」こういう古い言葉と向き合う機会が多い職業ですから、長く続けられるかどうか、よく考えてみましょう。

本当の安定、安泰とは何なのか立ち返ってみましょう。

独立(スキル系)

学歴や職歴、社会不適合な性格に負い目を感じている人のなかには、資格を取ったり、スキルを身につけて独立する人もいます。
これが社会不適合者の最終手段かもしれません。

近年では、どんな会社員や公務員として出世していくよりも「ライフワークバランス充実してる個人事業主・経営者になること」が一番良いという考え方さえ浸透しています。

・20代後半・男性がフリーでWEBデザイナーをやっていて、全国のいろんな企業に呼ばれて、月収60~80万円のホテル暮らし

・手先が器用な建築業の人が、家具や小物をフリマアプリやマッチングサイトで販売・制作して年収1000万円で、割と時間や休日の融通が効く。

・前職の経験や資格、特技を活かしたWEBライターで月収20万円。ドラッグストアのアルバイトと合わせると月収は手取りで30万円ほど。悠々自適にそこそこやっていけている。


このような成功例がよくある現代において、フルタイムで働いていて、手取り15~20万円の正社員として成功を目指す必要が果たしてあるのか?と疑問を持っているなら、目指してみるのもいいでしょう。

ただし、営業も経理も自分でやらなければいけませんし、WEB系は時代の変化に合わせた知識と技術のアップデートが必要です。特に資格がないと「なんだかマーケティングとか横文字を連呼するだけの胡散臭いヤツ」とか思われてしまいます。

仕事を取ってくるというのは、面接で内定を貰ったり、次の選考に進むよりも大変かもしれませんから、独立が楽な逃げ道と思わないほうがいいでしょう。

独立(資格系)

資格を活かして独立するのもアリです。個人的にはコレができれば一番良いと思っています。

特に弁護士、司法書士、行政書士など士のつく士業は、企業に対して助言・指導できる立場にあります。専門的な業務があり、社会的な信用が高く、色々な審査も通過できるメリットがあります。

「収入と自由度と専門性の高い、楽な事務職」
「一般的な職業より格上」
というイメージを、持ちがちです。士業資格の魅力はとても強力で、一度知ったら他の職業など眼中に入らないくらいです。

公務員試験と違って面接試験がなく、ある試験もありますが、経歴や人柄を見られているわけではないので合格率が極めて高いです。
勉強はできるものの、面接がヘタクソな人や、人物・経歴に難ありと思っているタイプの人ほどピッタリの職業といえます。

ただし、ちょっと勉強ができるくらいでは受からない難関試験ばかりで3年5年、10年かかってようやく1つ取れるレベルです。しかも1つ取った程度では通用しない厳しい世界ですし、下積みの事務所での給料・扱いはろくなもんじゃありません。

「資格さえあれば文句ないだろう」と自分の社会不適合な性格を棚上げせず結局は社会に適合した人々と仕事をしていくわけですから、頭は低く志は高い姿勢が求められています。

尖っているだけの無能の悲惨な末路

いかがだったでしょうか。

実は冒頭で挙げたこれらの不満は全部、就活生~新卒社員だった頃の俺が、毎日のように思っていたことでした。

しかし、俺は「どうしたらここまでなるんだ」というくらいの末路を24歳で迎えることとなりました。

俺は、有名大学の法学部生でしたが、就活は凄い失敗しました。

地元福島県の企業を30社近く受けて

・意識高い系の会計事務所
・社長がワンマン、の口コミが目立つハウスメーカー

の2社からしか内定が出ませんでした。
どちらも滑り止めどころか、面接の練習にしていたくらいの志望度でした。

就活で苦戦するのは
大企業に挑む場合
買い手市場で不景気
大都会の学生
Fランの学生

だけで、田舎の中小企業にそこそこの学歴である自分
が、東京オリンピック前で好景気の売り手市場という追い風を味方に就職すれば、履歴書出しただけで内定が出ると思ってました。

上記2社のうち、税理士法人に就職したのですが、面接の練習程度にしか思っていなかった滑り止めですし、本命の事務所への未練が捨てきれず、内定者時代から行きたくなさすぎてトイレで吐いたり、ストレスの過食で25kg太ったりしました。

俺はこんな会社にいる人間じゃない。
行政書士に受かって、本命の大規模士業事務所にリベンジするまでの腰掛けなんだ。

こういった気持ちが態度や仕事に出てしまっていたのか、1年ちょっとした頃に

「腰掛けにしてるんなら、辞めてほしい」
「よその事務所さんに相当お熱みたいだね?」
と言われ、失業しました。

行政書士試験合格を目指して浪人を始め、25歳で合格しました。しかし、リベンジはできなかったですし、行政書士としての求人で応募したのに測量助手として配属になったりしました。

むしろ派遣やバイトで勤務していた大手企業の経理部や総務部の方が居心地も給料も良かったですし、得られるものが多かったくらいです。

次第に年齢と職歴を重ねてしまい、いつのまにか社会不適合な性格になっていきました。世界のTOYOTAにも面接でボロクソ言われて、遠回しに独立を勧められたこともあります。

最早まともな会社の正社員で働くのは無理、生きることさえ諦めていたときに、行政書士+WEBライターとして独立して、バイトしながら軌道に乗せていくことを決意した現在に至ります。

ただ今のあなたの時点では、どう頑張ってもかつての俺のような「考えが尖っているだけの無能」「プライドが高いだけのポンコツ学生」です。自分の我を通せるほどの力はありません。

気持ちを切り替えて、謙虚な気持ちで新卒で入った会社で、2~3年ほど経験してから転職や独立を考えたほうが利口ですかね。


尖るのは勝手ですが、その分社会は厳しいので、覚悟してくださいね。


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