Rust while letとは 使い方と注意点について
Rustのwhile letは条件付きループとパターンマッチングを組み合わせたものです。
while letを使うと、特定のパターンが一致する間、ループを繰り返し実行できます。
while letの使い方
基本的なwhile let構文
while letは条件に基づいてループを実行し、条件が一致しなくなったらループを終了します。
let mut stack = vec![1, 2, 3];
while let Some(top) = stack.pop() {
println!("Popped: {}", top);
}
ベクターstackから要素をpopして、Someである間はその値を処理しています。stackが空になってpopがNoneになると、ループは終了します。
エラーハンドリングにおけるwhile let
while letは繰り返し操作の中でエラーハンドリングを行うためにも便利です。
use std::fs::File;
use std::io::{self, BufRead, BufReader};
let file = File::open("data.txt").expect("Cannot open file");
let reader = BufReader::new(file);
let mut lines = reader.lines();
while let Some(Ok(line)) = lines.next() {
println!("Line: {}", line);
}
ファイルから行を読み取って、行がある間はその内容を処理しています。while letは、エラーハンドリングとパターンマッチングを組み合わせたループに適しています。
注意点
ループの終了条件
while letは条件が一致しなくなったときにループが終了します。終了条件が適切に設定されているか確認することが重要です。
条件が常に一致する場合、無限ループのリスクがあります。
デストラクトによる所有権の移動:
while letでデストラクトすると、所有権が移動する可能性があります。変数のスコープや所有権のルールに従い、デストラクトの結果を適切に処理することが必要です。
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