オプティミズムとビームが融合：Web3ショッピングアプリのジョインとの新たな仮想通貨決済体験

ビームウォレットの開発者であるエコー（Eco）が、Web3ショッピングアプリのジョイン（Join）を買収することが1月25日に発表されました。

この戦略的な買収により、ビームとジョインは統合され、ビームウォレットユーザーはアマゾンやショッピファイでのシームレスな購入体験を享受できるようになります。

なお、ビームウォレットはオプティミズムとBaseネットワークを活用して運用されています。

1/ BIG NEWS: we’ve acquired @join to enable shopping online with stablecoins.

It’s time to bring checkout onchain. No more waiting for the rest of the world to catch up.

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— Beam (@beam_eco) January 25, 2024

エコーが設定した待機リストによれば、この新機能は2月に公開予定です。

現行のウォレットでは、シードワードを保存せずにツイッターログインだけでユーザー登録が可能で、支払いやガス料金にはステーブルコインが利用されています。

ジョインのCEOで共同創業者のトム・ディーン氏は、この統合によりWeb3のステーブルコイン決済が主流になると述べています。

「ジョインを構築したのは、世界が追いつくのを待たずに仮想通貨を通貨として使えるようにするため。ステーブルコインの摩擦のない支払いは最初のステップであり、ビームへの直接統合はこのビジョンをさらに前進させる。仮想通貨エコシステムが成長を続け、次のサイクルの始まりを迎えている今、シームレスでユーザーフレンドリーな仮想通貨決済体験がついに世界の舞台に準備が整ったことを示しています」とディーン氏は語りました。

ジョインはディーン氏、アワド・アユーブ氏、ブラッド・クルック氏によって設立され、投資家のバラジ・スリニヴァサン氏やBaseネットワークからの助成金に支えられていました。

一方、エコーはアンドリーセン・ホロウィッツ、コインベース・ベンチャーズ、ファウンダーズ・ファンド、ライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、パンテラ・キャピタルなどのベンチャーキャピタルからの支援を受けています。

ビームウォレットは、「ユーザーエクスペリエンス」に焦点を当て、シードワードやネイティブコインのガス料金を排除しようとする新しいウォレットの一例です。

また、グーグルやアップルのログインを使用するイミュータブル・パスポートや、メールアドレスで登録可能なクレススなどが存在します。

イミュータブル

クレスス

同様に、ワールドコインもユーザーのガス料金を支払うウォレットを提供しています。

ワールドコインはチャットGPTを開発する米OpenAI社の共同創設者サム・アルトマン氏によって設立された仮想通貨プロジェクトです。

ビームウォレットとジョインの統合は、Web3の決済体験を向上させ、ステーブルコインの利用が一般的になる可能性があります。

エコーの支援を受けつつ、仮想通貨エコシステムが成熟し、ユーザーフレンドリーな仮想通貨決済が進展することは市場にとって有益でしょう。

アプリの新機能が2月にリリースされる予定で、これがWeb3の採用を促進する一因となるかもしれません。